acSelect
説明
ユーザーにAutoCAD上でオブジェクトを選択させます。ユーザーによるキャンセルや、選択されたオブジェクト数を知ることが出来ます。
書式
Object.acSelect([Message],[retSelCount],[SelectString],[CanSelectLockedLayer=True],[retInStrCancel]) As Boolean
引数 | 説明 |
---|---|
Message | 省略可能です。指定したメッセージをAutoCADのステータス行に表示します。 |
retSelCount | 省略可能です。選択されたオブジェクトの数を返す変数を指定します。 |
SelectString | ・省略可能です。省略すると通常の選択モードになります。 ・予約語"SGL"を指定すると、ユーザーに単一オブジェクトを選択させます。 ・予約語"PREV"を指定すると、直前の選択セットを選択してメソッドを終了します。 ・予約語"PICKED"を指定すると、ピック中のオブジェクトを選択してメソッドを終了します。 ・それ以外の選択をさせたい場合は"ALL^M^M","C^M"等を指定して下さい。 |
CanSelectLockedLayer | 省略可能です。Falseを指定するとロック中の画層で描かれているオブジェクトは選択出来なくなります。 |
retInStrCancel | 省略可能です。コマンド開始から終了までのヒストリーに"*キャンセル*"が含まれているか否かを返します。 |
※ユーザーに単一オブジェクトを選択させたい場合は、SelectStringに予約語"SGL"を指定して下さい。"SI^M"を指定しても単一選択モードになりますが、交差や窓選択等で複数のオブジェクトが選択出来てしまいます。"SGL"を指定して同じ操作を行った場合、下記のメッセージが表示され、再選択を促します。
戻り値
戻り値 | 説明 |
---|---|
True | 正常終了しました。 |
False | 異常終了しました。エラーの詳しい内容はShowErrorメソッドで確認出来ます。 |
使用例
Set
Acad = CreateObject("AcadRemocon.Body")
Acad.acSelect "図形を選択",SelCount,"SGL"