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Opus の VBR (可変ビットレート) には 2 種類あり、"constrained" と付く VBR と、それの付かない VBR です (後者は unconstrained VBR とも)。傾向として、constrained VBR のほうが平均ビットレートはユーザーの指定値に近くなり、constrained ではない VBR のほうが音声全体を通じた音質の均一性は高くなります。
Opus コーデックに特徴的な事柄として、同コーデックが内部で使用するサンプリング レートは 48 kHz だけで、44.1 kHz をサポートしていないということがあります。
ダイアログ ボックス上でサンプリング レートが選べますが、これは圧縮ファイルを後で非圧縮 PCM に展開する場合に、どのサンプリング レートに変換するのかの指示です。ここでどのサンプリング レートを選んでも、圧縮ファイルに格納されるのは 48 kHz で展開する前提の音声データになります。従わなくてもよい指示であり、一般的には再生ソフトの挙動には影響しません。ほとんどの再生デバイスは 48 kHz 対応で、Opus ファイルは 48 kHz で展開するのが最も簡単なので、再生ソフトは 48 kHz を選ぶはずです。展開ファイルを作る場合もソフトによっては参照しないかもしれません。
「音声内容」の設定はエンコーダに与えるヒントで、低ビットレートの場合に音質に違いが出る場合があります。Opus の場合は、スピーチ用の圧縮技術 (LPC) と、MP3 的な汎用タイプの圧縮技術 (MDCT) の二つを組み合わせてエンコードを行っています。この設定で優先されるべき圧縮技術を指定できます。
圧縮ファイルを作成するには「ファイル作成」ボタンを押します。出てくるダイアログ ボックスに出力ファイル名を入力してください。拡張子は .opus でも .oga でも作成されるファイルのフォーマットや中身に違いは生じません。.oga はコンテナが Ogg 形式で、中身は何らかのオーディオであることを示す拡張子です。
本ソフトに同梱している Opus コーデックは Xiph.Org Foundation, Skype Limited その他が著作権を保有するソフトウェアです。Opus コーデックの詳細については https://opus-codec.org/ をご覧ください (英語)。
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