kr_ryo 徒然日誌 <2004年1月25日分>

三國志製作記46〜武将風評〜

いやあ、相変わらず寒い日が続きますねぇ(*_*)外ではこちらでは珍しくふぶいてます(~_~;)寒いと風邪もなかなか治りません(T-T)インフルエンザジャナカロウナ…?(^^;いや、高熱は出てません…(^^;A

さて、寒い日はこたつで丸くなりながら、のんびり(^^;三國志製作です。ところでシステムソフトから三国志英雄伝が発売されましたね〜以前私が思いついて変更したタイトルと同じですね(^^;武将のグラフィックが豪華なのと、すべての武将同士の相性を設定されたことなど、同社得意の大量データが武将数にではなく武将間相性に向けられ、弱いとされていたグラフィック面も強化されています。ゲームシステムはどうも同社の天下統一と同じもののようで、城数が多いのと、ターン&フェイズ制、前進後退が中心の戦闘シーンなど、天下統一系システムが随所に見られます…私は天下統一で天下統一できずにやらなくなった経験があるので、買いませんでした(^^;いやあ、各武将への兵数が思い通り変更できないとか、同じ戦闘をひたすらし続けるとか、中立勢力が強すぎるとか、何より城数が多すぎてもういいいや…、と(^^;あんなに細かく戦争をし続けていたら、秀吉も家康も天下統一なんて無理だったでしょうね〜(--;)それでも、しっかりしたシステムがあればいろんな時代にも適用される見本というか、大戦略以来同じパターンを量産する見本というか…(^^;

さてさて、kr_ryo版三國志。前回まで何度も情報を確認して方針を決定するコマンド体系にする、ということをお話しました。方針を実行するのは武将たちです。大昔からこの武将たちの能力は見せないというか、わからない形でシステムを作るということをお話していました。けれども実際の実行は能力によりますので、当然高い能力を持つ武将の方が成功率が高いわけです。とすると、高い能力を持つ武将に実行してもらいたいが、どうすればその能力がわかるか、ということが問題になります。

実際もそうですが、見た目や弁舌はしっかりしているように見えて、仕事をさせてみると全然できない。逆に、風采は上がらないしぶっきらぼうに見えて、仕事はものすごくよくできる。こういうことはよくありますね。どちらも問題は、実際に仕事をさせてみればわかるということです。

この時代は月旦評など人物評価も盛んでしたが、対象は名士、要は文官系の人達が相手でした。評価の対象は人相や学問や徳行などで、実際の政治能力についてまでは読みきれたかどうかはわかりません。劉表や孔融は極めて高評価を受けた人でしたね…(^^;それでも一定程度情報は得られたでしょう。もちろん就職用にお互い褒めあっていた、という話も見逃せません。やはり実際の仕事によって判明する後付けでわかるものなんでしょう。

文官に対し、武将同士の評価は、実際に戦ったり、一騎討ちすればお互いわかったのかもしれません、というより、そうしないとわからなかったんでしょう。もちろん実力差があれば上位のものならば明らかにわかったでしょうけども。この場合、彼らの仕事が戦闘だとすれば、これまた仕事によってその能力が判明するわけです。

いずれにせよ、未知の人物が登用されるにしても、紹介があったり、まずは試しで使われたりなど、ある程度の情報を得て本採用になるはずです。本来原則の叩き上げならもちろんある程度仕事をしてから推薦されるはずで、君主がまともであれば、その情報から能力を判断して採用するでしょう。君主自身の能力がまともでないと(^^;黄皓みたいに佞臣が寵臣になります。この方が歴史上は多かったんでしょうね。仕事をした上での能力は見ずに、耳にやさしい事ばかりいう者を重視する態度です。もちろん若君主にとって、耳にうるさいことをいう人物が、ただの時代後れのがんこおやじなのか、本当に優秀な人物か、ということがわかるかどうか、という点も重要です。主観的には、誰もみな自分が正しいと思うでしょうから…その結果、すばらしい業績を残すか、ただの暴君であったかは、歴史がその仕事をみて評価を下してくれるでしょう。実は正しかった、としても、成功しなければ歴史は評価してくれません。歴史上の迷君がどれだけ現実に無能だったか、名君がどれだけ有能だったかは、業績だけでしか判断されません。実は、逆だったのかもしれない…ということは”歴史の真実”とかでよく言われますね。

ということは、歴史ならぬ君主の真実では、優秀と見るか無能と見るか、実際の業績から口だけの耳にやさしい事を言う事まで、君主がどう評価したかということがポイントになります。世評はどうあれ、抜擢もあれば佞臣の寵愛もあるわけで、世評も君主の評価も一致して高い事もあれば低い事もあり、逆にそれぞれ一致しないこともそれぞれあり、結果としてどうか、というより、君主にとってどうか、ということだけが実はポイントでしょう。ここから、ゲームでは君主にとっての武将評価だけが表示されるべき内容になります。

ただ、じっくり見れば、いや、じっくり見たとしても、情愛や偏見、もちろん相性からも、君主にとっての真実は変わっていきます。もっとも、問題はわからない、ということよりも、わかった気になる、という思い込みによる誤りの方が重要です。これは前回も誤った情報の評価、というところでもお話したのと同じ問題です。わからないならともかく、間違っていると、間違ってるのかどうかすらわかりません。しかし、それはよいとしましょう(^^;そうしないと常に佞臣なんて遠ざけられます(^^;

さて、そうはいっても能力の低い君主だと、全然その人物のよさがわからない、場合によっては反対に取ってしまうことがあります。もちろんその悪さがわからない(^^;ということもあります。そのため仕事をさせてみて、結果によって判断したり、修正したりすることも考えられます。ただ、いきなり仕事をさせるのはとうとつで危ないし、仕事をさせなきゃいつまでたってもわかりません(^^;

初見だけでなく、ある程度たっても、人物については色々聞いてみたり、教えてもらってまずある程度の評価をして、それから実際に見て、仕事をさせるということが考えられます。まあ、聞くにしても諸葛亮に聞くか黄皓に聞くかでずいぶん変わりますが(^^;Aもともと、それぞれの武将に聞いた内容で表示を変えようと思っていました。しかし、これまた常に正しいことを言うとは限らないし、そうすると場合によって言った内容がころころ変わるという問題が生じます。ところが、君主評価正確度、というのを設定しておけば、過剰評価なのか、過小評価なのかが表現でき、さらにそれを相談された武将の能力によって改めて変えることもできたり、実際に見てみて変えることもできます。

もちろん、龐統のように、色々いい噂は聞いていたのに、実際見てみると唖然としてしまう、というかわいそうな事も考えられます。とすると、見た目その他でプラス評価に修正がかかるのか、マイナスにかかるのか、その人物の個性も重要になります。悪くとられやすいか、よくとられやすいか、というやつですね。これと君主の評価正確度と合わさり、この偏見度合いが0であれば正しい評価ができます。そして信頼している人物による評判や、風評を聞いてみたりしてできた最初の偏見と、第一印象が極めて大きく作用するようにしましょう。これは仕事で大成功をするとか余程の出来事がなければ変わらないようにしましょうか(^-^)

こういう情報は、もちろん君主が聞いてみないとわからないので、いきなり出会った人物ならばほとんど何も情報がない、ということにしましょう。誰かに聞いてみて、…聞いた内容を文章にして報告するかどうかはともかく…判定する、と。もっとも、誰も知らない可能性がありますね…逆に世に知られていれば、その能力は世評に正しく出ているでしょう。世評として知られれば知られるほど、その人物の個性があまり影響しなくなり、知られていないほど個性に大きく影響するようにしましょう。諸葛亮の人物なんて、最初は一部しか知られていなかったのが、最後は天下周知の人物になりました。曹操も当初はあまりいい評価は与えられていなかったようですが、月旦で知られ、能力で知られ、最後は天下に広く知られることになりました。これが正しい感じですね(^-^)

しかし、それぞれの評価を言うとして、その内容を文章化すると、最初は知っていて、次に聞くと知らない、ということになったりしておかしなことが生じかねます(--;)これは問題ですね。ランダムに判定しなければいいんですが、こうすると今度は常に知らない、常に知っているということになり、それはそれでおかしい。知っているかどうかを変数として持たせることも考えられますが、一人ひとりもたせるのは、かなり無理というか無駄というか(^^;ううむ…ここは世評によって知っているかどうかが決まる、という風にしましょうか。なんとかできてきそうですね〜(^-^)

三国志英雄伝のように、全員の全員との相性などの対応表や知っている知らないの対応表を、実はもてないこともないんですが、何万通りもの相性を、しかも史実では会ったこともないような者同士の組み合わせを含めて、持つ必要性を感じません(~_~;)それなら相性を別の方法で表現した方がいいような…?それも含めて、たまたまある陣営に属していたからといって、その陣営と必ずしも相性がよいとも限りません。未知の要素が多いから、かえって別の要素によって表現した(火の徳や水の徳といった五行を使うとか)方がいいような気もします。特に三国志英雄伝では、パッケージに、相性によって力の使い加減が変わり、それによって使えない武将が相性のよい武将とともにいることでよい相乗効果が発生するなど、どんな武将でも使い道がある、とありましたが、使えないとわかっている武将ならそんな使い方もしないのでは…?(^^;A

まあ三國志9同様プレイしていないので何とも言えませんが、天下統一と同じシステムというところで微妙に引けてしまいます…(^^;そういえば最近はゲームもコサックスであまりに満足して他のゲームをやってませんね(^^;A省エネもいいところです。我が三國志もこれ位面白く作れればいいんですが…(^^;;;

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