kr_ryo 徒然日誌 <2004年4月11日分>

三國志製作記55〜出撃!〜

春は桜と入学卒業、それに異動のシーズンです。というわけではないですが(^^;急に思い立って部屋の整理をはじめました。私の場合超整理法たなが1メートル以上を占めているんですが、これと山積みの雑誌が本棚をゆがませだしたので( °O °;)思い切って捨てることにしました。

1年以上前のものも含め、雑誌は資料用に残しておいたんですが、ざっと見ても技術の進歩とバージョンアップは早く、すっかり時代後れです(;_;)どかっと捨ててしまいました(~_~;しかも一時保存のために置かれていた空き箱や説明書、記念品やら資料やら、見なかったものはどんどん捨てていきます。そうやってみると、超整理法のすごさ、生き残った封筒は見事に今使われているものばかりになりすっきりダイエットされました(^-^)

これに対して空き箱やらはもともと隙間に詰め込まれていたので、隙間がすっきりするだけで容積は増えない感じ(~_~;しかも移動させたことで前より置き場所の容量が減ったような…(;_;)何かのためにとっていたケーブルやコネクタなどもがらくた扱いでどんどん捨て、どうしてこんなにマウスがあるんだろうという位あったマウス4つも捨てます(~_~;)左キーがすぐ弱るんですよねえ〜ゲームのやりすぎかもしれません(^^;;

すっかり聞かなくなったウォークマンも電池が死んでる感じなので、これもがらくた(~_~;使わないものはいつまでたっても使わないということが身に沁みました。う〜む(~_~;

てな感じで実は時季外れの大掃除に明け暮れた今週、さて、今回から(多分(^^;;;)は軍事軍団関係です。現在のお題、いや課題は、軍団と軍団の関係です。

SWGで、2艦隊以上の合同進攻をご希望の方も多いんですけども、SWGは艦隊が移動単位であるという以上にそれ程意味がないので(^^;A2艦隊以上分艦船を1艦隊に集めればよいんですけども、ご希望の趣旨はきっとそういうものではないでしょうね(~_~;

艦隊に対する意味づけ以上に、三國志の軍団には結構な意味を持たせるつもりです。まず、根拠地と独自の兵站です。さらに、総大将と軍師、兵糧方などの役職があります。さらにさらに、各軍団員はどこまででも増やせられます。しかしおっと、そうすると1軍団にまとめればよい、という気になりますが(^^;Aこれに対しては軍団としての訓練度を用意しますので、やはり軍団は日頃からまとまっていた方がよろしい(^-^)

そんな1単位としてまとまる軍団ですが、複数軍団による進攻と、単独軍団による進攻と、それぞれ戦闘の仕方が異なるのではないか、そう思うようになってきました(~_~;

まず、戦闘シーンのイメージ。ある意味どういう軍団でもさらに小さな部隊単位に別れます。左翼、右翼、中央です。認識として、敵に向かうのにこれ以上の分け方はないですね。機能的には、さらに本営だとか後衛だとか補給部隊だとか予備部隊だとかがあるんでしょうが、そうすると、先の左右中央を意味する前衛部隊と、指揮命令と予備部隊を含む中軍部隊と、補給部隊と予備部隊を含む後衛部隊の3つが生じます。

ということは、前衛の左右中央、中軍、後衛の5つの部隊にわかれます。この部隊が曲者で、単独軍団ならば単独軍団として5つの部隊に別れる、という発想も面白いんですが、複数軍団が合同攻撃するならば、この部隊が、それぞれの軍団ごとに割り振られるべきものではないのか、ということになります。そうすると、5つも分けた割に、ほとんど意味がなくなってきます。5軍団が参加して、1軍団は補給のみ担当、というのもかなり無理がありましょう。細かく分ければ分けるほど、それに応じた軍団やら部隊やらが登場していることが必要になるのです。

しかもゲームも中盤以降でなければ、それ程大規模な軍団は動かせないでしょう。最初は関羽や張飛と誰か、とか、太史慈1人だけ出撃、というシーンもありえます。それなのに機能分化した戦闘システムでは、あまり意味を持ちません。1軍団1人武将5軍団でもかまいませんが、薄味なだけです(~_~;

さらに、複数軍団が合同して戦闘するとしても、それぞれの軍団は独立しているでしょう。だからこそ意味があるんであって、作戦として、たとえばあの砦を明日攻撃する、と決めても、攻撃方法はそれぞれの軍団で独立して攻撃しているはずです。攻撃方法まで1人の将軍が命じているのであれば、それは独立の軍団ではなく単なる部隊長でしょう。どうしても1人の将軍のもとに集めて攻撃させたいならば、1軍団にまとめればいいだけです。とすれば、やはり軍団単位です。

また、小軍団であれば、わざわざ左右両翼に分かれたりせず、集団でぶつかるでしょう。小さいならば分かれればさらに小さくなり、包囲戦を意識するのでなければ各個撃破されるのがおちです。

こう考えると、3個軍団が参加している場合、左右中央に分かれればかなり意味があります。いずれにせよ意味を持たせるならば分けなければいけないんですけどね(^^;2軍団ならば左右、1軍団ならば中央のみ、1対2以上ならば、包囲を覚悟しないといけない感じです。もちろん1対1ならば正面からぶつかりあいます。5軍団以上であるならば、2軍団以上は予備でしょうか。

さて、複数軍団が登場しなければ1対1の戦いになります。軍団内部では役職もありますが基本は各部隊です。左右中央にわけたくなりますががまんしましょう(^^;A次の問題は戦術内容です。

通常の軍勢が正面からぶつかるだけであれば、攻撃と撤退だけでいいんでしょう。SWGですね(^^;ところが複数部隊が存在している場合、さて、前線で戦っているのは誰でしょう?全軍がばらばらに戦っているのではないとすれば、先鋒、次鋒…という順番に戦うか、前衛、中軍、という具合に戦っているんでしょう。先程の話と同様です。ところが、敵より少ない部隊であったり、包囲戦であれば、全軍が戦っている可能性はあります。

いずれにせよ、一軍として戦っているんだから、総大将や兵糧方を除けばそこまで細かく分けず、軍団として戦っていると考えれば、詳細にわける必要はありません。内政同様戦闘の抽象化ですね(^^;細かく考えれば各部隊の中でさえ司令部と前衛などの区別も出てきて、さらに前衛の前衛…というふうにキリがありませんし。とすると、軍団の攻撃力は、個々の部隊の戦力の合算というより個々の部隊や全体の状況を加味した上で主に総大将の能力により軍団としての戦力として求め、逆に損害は各部隊の将の力量で差が出るという風に考えた方がよいでしょう。戦線的発想ですね。そうだとすると、前線部隊と本営部隊はわけた方がよさそうです。他に部隊もいるのに兵糧方や総大将が前線で戦っているのも妙なものですから。もちろん部隊数が少なければ、結局前線で戦うことになるんですけどね(^^;

ところでよくあるシミュレーションゲームでは、戦闘の結果は全滅であることが多いです。しかし、実際の戦闘では、全滅するまで戦うことは少ないでしょう。不利な状況をさとった将兵が、恐怖に駆られて逃げ出してしまったり、そうでないとしても陣形の一角を崩されたことにより一気にばらばらになってしまうことで敗走することが多かったと思います。怖くても逃げない、個人技よりも集団としてまとまって戦うことを重視して訓練することで、軍団として個々の兵以上に強くなります。敗戦は、その集団としてのまとまりを失ったことによっておきるので、最後の一兵まで死に絶えるよりはるか以前に生じます。ある意味、最後の一兵まで軍団として戦えるというのは、ものすごい訓練をつんでいるすごい軍団なのかもしれません(@_@)

もちろんそんなことはありえないので(^^;前衛部隊に弱い将軍がついていた場合、そこが破れることで全部隊の陣形がばらばらになり、各個撃破される可能性があります。こういう状況で、総大将なり軍師が的確な指示を飛ばして陣をまとめなければ、軍団としての戦力は非常に弱ってしまいましょう。

こう考えていくと、軍団としての強さは軍団としてのまとまり具合にかかってきます。兵の兵としての強さだけでなく、進退の機敏さ、軍令の行き届き方、情報伝達の素早さ、こういったものも重要になります。それこそ大軍であっても総大将が手足を動かすごとく自由に動かし得たら、その軍団は強力なものになりますが、他方総大将の指示はほとんど各部隊に届かず、ただ個別に進むしか能がないとすれば、早晩ばらばらにつぶされていきましょう。やはり軍団のまとまり具合によりますね。

とすると、内政経営も軍団経営も、結局は目的に応じて適切な手段をもって組織をどう運営訓練していくかということにかかってきます。個人的武勇だけでなく、軍団を運営することが上手な将軍は、内政もそつなくこなす可能性があります。魏延や張飛も太守業もしてましたし(^^;三國志の初期の戦闘は、割と個人的武勇も重視されていました。一騎討ちが戦場の華で、呂布や張飛など大将が強ければいけいけどんどんでした。兵達も大将に続けとばかり(ばらばらに)進み、大将がやられると我先に(ばらばらに)逃げ出していましたねえ。けれども、こういう個人技能方戦闘は、曹操や諸葛亮など軍団を単なる集団を超える存在にまで高めた相手には通じなくなり、中後期になると諸葛亮や司馬懿など、個人的武勇に頼らない者の率いる軍団が最強になります。そう考えると、曹操も個人的武勇はあやしかったですね。劉備も物語ではともかく、実際には個人的武勇がかなりあった人物だったようで、初期は戦場で活躍しましたが、やがてそんなレベルでは相手にされなくなり、中期には諸葛亮や龐統などの手助けで軍団を有効に使えるよう変身し、後期には彼らのいない彝陵の戦いで、やはり軍団を組織として動かすことのできた若造に破れることになりました(~_~;)

やや話がずれました(^^;個々の部隊が有機的に戦うよう十分訓練されて、有機的な戦闘を理解した大将が個々の部隊の集まり以上に軍団を指揮できれば、強力な軍団になります。戦闘ではこれが基本で、火計やら伏兵やらが重要なわけではありません。火計やら伏兵やらは、それによる直接の損害以上に、隊形や陣形を混乱させることに意味があります。退路を絶つ形で伏兵や火計が決まれば相手は大混乱でしょうね(^o^)

さらに戦闘は、相手の陣形が緩んだ隙を見逃さず、総攻撃をしかけた方が勝ちます。総攻撃をかけるタイミングを誤ると、味方の陣形が乱れ、敵につけ込まれる余地を与えます。とすると、機を見て総攻撃をしかけること、いったん退いて陣をたて直すこと、これがメインになります。そうでない通常の戦闘としては、積極的に打って出る、堅陣を維持しながら進む、陣にこもり守りを固める、この3種位にしぼられます。さらに中軍では、別動隊を出撃させ敵の後方を攪乱するとか、伏兵を置きつつ前衛を引かせるとか、弱った部隊に救援部隊を送って交代させるとか、予備部隊を増援部隊として送るとか、機を見て包囲攻撃を指示するとか、色々行うことが考えられます。おお、なんだか本格的ですね(^o^)

これまたいつも不思議に思うことがあって(^^;各部隊数、人数がリアルタイムでわかるでしょ?10や20ならともかく、1万や2万の軍勢で、数百人が減ったとか全体の人数がわかるとか、不思議でしょ?(^^;戦闘中に番号!とかいって叫ばせてるわけでもないのに、減った数がどうしてわかるのか(?_?)ほら、そう考えると不思議でしょ?押され気味だとか押し気味だとか、苦戦だとか勢いづいているだとか、そういう感じで報告があり、伝令が増援を求む!とか言ってくる、とか…これまた、具体の数字でなく、状況を文字で表わしている方が雰囲気もあっておもしろいと思います(^O^)

むむ、色々書いてきましたが、時間切れ(*_*)知らない間にいっぱいアイデアが浮かんでました(^^;また来週から書きながらまとめるとしましょう(^^;

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