kr_ryo 徒然日誌 <2004年6月13日分>

雨の日のお買い物

いやあ、久々三國志製作記以外のネタ(^^ゞ三國志製作記を楽しみにされている方にはをご覧いただくことにして、今回は突如画面買い換えの悲劇ネタで(^^;;

以前どこかで書いたかもしれませんが、うちの親は仕事で使うパソコンとして、ITバブル真っ盛りの2000年にソーテック製のものを買いました(^^;今でこそ当たり前っぽいですが、当時、ソーテック製のパソコンは10万円前後と非常に安く、これも契機となりその後のパソコン価格破壊が広がりました。その頃ソーテックが安いパソコンの宣伝を大量に新聞などに広告していましたので、買われた方も多かったと思います。今ではDELLですね。当時のソーテックと今のDELLの手法はよく似ています。

ところが、その昔の富士通といい、当時のソーテックといい、今のDELLももしかして…ということもありますが、安い→大量に売れる→在庫切れ&入荷待ち→チェック簡略化→初期不良が多い→サポセンパンクというパターンにはまっていたようです。うちの親のはじめてのパソコン(^^;も、買ってきてひとりでつないだはいいものの、なぜか画面が白黒(^^;;;今どきのパソコンが白黒なんて……ってカラーディスプレイって書いてるやん!( ̄□ ̄;)

富士通もソーテックも、その昔は技術力で勝負していたらしいです。ところが安売り拡大戦略をとったため、チェック機能が下がったんでしょう、不良品が増えたようです。その手の不良品をつかまされた人の恨み節サイトが多分いっぱいありますし、某2ちゃんねるでも書き込みが多かったことでしょう……いずれにせよ世間では安もん壊れもんのレッテルを貼られてしまいます。最近の三菱自動車もそうですが、その当時の話を噂で聞いていると、今でも怖くて買えない、という感じです(--;)今ではそうではないのかもしれませんが、当時のうちの家では、10万円前後と相場から言えば安いといえば安いものの、親にとっては高い買い物、白黒ディスプレイにがっくりです(-o-;)

親にとってははじめてのパソコン、当時はサポセンとの交渉を私がしてみたものの、そんな型番のディスプレイはない、とか(ソーテック製と書いとるがな!( ̄□ ̄;))再インストールしてみろ、とか(思わずしてしまったけど、よく考えるとそんな必要はないだろ…)やっぱりサポセンあてにならずの思いを新たにしつつ、ようやく交換の運びとなりました(^^;;;

ちゃんとしたカラーの映るディスプレイ&最初のものより高価なソニーのトリニトロン管使用のフラットディスプレイでご満足、かと思いたいところですが、ネットではソーテック製パソコンに対する恨み節の嵐、コンセントから火が出るとかディスプレイから煙が出るとか、再起動しまくるとか、やっぱあかんで〜と思うことしきり。案の定キーボードも突然動かなくなり、こちらも交換(--;;

しかも。毎日一日に2回はフリーズしていました( ̄□ ̄;)これはもちろん悪評高きWindows98のせいだと思っていました(~_~;)ところがマウスを取り替えて(マイクロソフトマウス(^^;)、スクロールプログラムを変えてみると、なんということでしょう!、まったくフリーズしなくなりました(^O^)って、おい、また相性か……なんか適当に部品を集めましたっていう感じもいいところ。

そんなこんなでようやく安定稼働したらしいこの頃、さっきのディスプレイ、異音がして映らなくなったというでわないですか( ̄□ ̄;)確かにスイッチを入れてみると、ブワンブワンと音がするだけ。ああ、恐い(~_~;)

映らなければ買い換えないと仕方ない(T-T)ノートパソコン派の私は高くても液晶がおすすめ、奥行50センチはある17インチディスプレイの代わりに最近安くなったと噂の17インチ液晶ディスプレイを探しに久々日本橋に買いにいくことにしました。ようやく今日の本題です(^^;

それにしても、最近はネットの方が捜し物には便利です(^-^)液晶モニタで検索すると、まず価格ドットコムが出ます。このサイトでは製品についての口コミ情報と最安価格、それに口コミに基づく人気度順の一覧まで出ます。15インチで3万円台、17インチで4万円台、19インチ以上で5万以上、後は性能で上下するという感じ。その昔15インチで5万円台、17インチなんて10万以上もした頃を覚えてるだけに、安くなったもんだ、と(^^;

ただ、一番安いお店は関東など遠いため、すぐには届きません。仕事用なので本当の意味での即納が必要…もったいない(--;)まあ、ここは大阪は日本橋に行ってみましょう。ネットでは大阪の店がほとんど出なかったことが気になりますが…

さて。お昼頃雨の日本橋。新今宮経由で南からしらみ潰しです(^^;しかし。昔学生時代は賑わっていたはずの南部エリア、ジョーシンは中古ばかり置いているし、ニノミヤはホビーショップ化しているし、あれ程人まみれだったソフマップまで閑散としています。今日は大阪ローカルな話題ですが(^^;;;梅田にヨドバシカメラ、難波にビックカメラができた頃、日本橋の地盤沈下が噂されたころがありました。まさにそれを見るようです(T-T)東京秋葉原も似たような感じらしいですね。しかし、人にまみれていた頃のこの場所を知っている身には結構ショックです(i_i)

ただ、地盤沈下しているのは南部エリアだけのようでして、中部北部エリアは、曇り時々スコールにもかかわらず、お昼すぎには人だらけになってきました。ほっ(^-^)北部難波より程チェーン店でないお店が増えます。確かにジョーシンやらソフマップやらは、どこも同じ品揃えっぽく、どこも同じ値段なので安さを求めて探すにはちと違うかな、と(^^;

今回は価格ドットコムの人気度順でかつ最安価格に近い順で表に基づいて探しました(^-^)いやあ、こういう表が簡単に手に入るのがネットのすばらしさ(^O^)人気度で低い製品を見ると、安くても、よい評価と悪い評価が均衡していたり、逆転していたり。口コミ情報についても、まぶしすぎるとか、音がうるさいとか、買ってみないとわからない情報が色々あります。人気度が低いとそういう危険性があるので、人気度が高いものを探しましょう。

確かにこりゃ、なんにも知らないとつらいわ(--;)売り場で現物を見ても、画面サイズ以外は違いがまったくわかりません(^^;値段にしても、量も種類も多すぎて、ちょっと比較しづらいので、それが安いのか、叩き売られているのか検討がつきません。目当てのものを探しに来たのならともかく、いいものを安く買う、というだけのつもりだとこりゃ、なんにもわかりません(~_~;)ところが人気度順の表があれば、ああ、別段安いわけではないな、とか、特価といいつつ人気度が低く、こりゃなんかありそうだな、とわかります(^^;

しかも、最安価格を知った上で探すと、ううむ、もうちょっと勉強が必要だな、というお店が多かったりします(^^;量販店でその傾向が強かったので、自作系ショップも覗いてみます。そういえば南部は量販店系、中北部は自作系ショップが多かったりしますね…

雨が降ったりやんだりの中、とりあえず片っ端から見て回り、だんだん日本橋最安価格更新がなくなりだしました(^^;ということで後戻りしてお買い上げです。機種は価格ドットコムで人気上位かつ安い(^^;;IODATAのLCD-A173VWです。黒や銀でなく白を選ぶと1500円も安くなるというよくわからない値段設定(^^;で、しかも具体的な口コミの中身は見ていなかったものの、人気が上位ならいいという人が多かったんでしょう(^^;お買い上げのお店は自作系ショップで、値引きはしてくれなかったので名前は出しません(--;)価格ドットコム最安価格より千円弱高いものの、雨対策用にぷちぷち君(^^;;でくるんでもらって持って帰ります。隣のお店と同じ価格ながら、隣は値引きしてくれたかもしれない…と思いつつ、隣は某ADSLに加入なら1万円引きと聞いていたので、ややこしそうなのでやめです(^^;以前街角Yahoo!BBであったパターンと多分同じだとは思いますが、ううむ、なかなか加入者争奪戦も大変そうです。ショップと提携したセット販売、そっちの方がよかったのかなあ〜(~_~;)

さてさて。無事持って帰り、セットアップです。液晶特有ドット欠けは、ど真ん中右よりに常青が1個(i_i)まあ仕方ないですね。我がバイオにも右側中央に常赤が1個ありますが、中央はちとめだちます。画面自体は非常にきれいで(^O^)ACアダプターもなく、すっきりしています(^O^)ところが古い17インチCRTモニタよりも解像度が高いはずなのに低い解像度でしか映らず、ビデオカードのドライバを消したり再構成させたりしているうちに最高解像度で映るようになりました(^^;;ソーテックパソコンがリカバリCDタイプなのでビデオカードドライバのためにWindowsを再インストールしないといかんのか、とあせりましたが、大丈夫でした(^^;;;モニタ側のセットアップCD(が必要なんて思わなかった(^^;)ドライバのためでしょうか?ううむ、まあ、なんにせよ映ってよかった(^^;

液晶のおかげで非常に机が広くなり、画面も広くなったおかげで最新パソコンを買ったような気分になるという評。いやあよかったよかった(^O^)ということで歩き回った疲れをいやすために私は寝ます。おやすみなさい…(_ _).oO

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三國志製作記63〜ゲームとシミュレーションの狭間〜

ふわぁ〜おはようございます\(~O~)/さて、寝ても覚めてもいいアイデアがうかばなく先週来製作方針が混乱している三國志製作ですが(--;)まだ混乱は続いています(^^;Aここは一度原点から考え直してみましょう。

まず、史実のうちどの内容をどうゲームとして表現するか、そこがシミュレーションゲームとしての面白さにつながるんだと思います。内容としては、領土、兵、資金、これだけで実は戦略級シミュレーションゲームはできます(^^;地図を日本にするか、中国にするか、ヨーロッパにするか、はたまた世界にするか、それから領土や兵や資金を時代に応じて分配すればできあがりです。戦闘ルールや内政ルールなども、ボタンひとつで解決できたりすると、どの時代であってもゲームとして成り立ちます。たとえ遠未来、宇宙星間戦争であってもです……(^^;A

シミュレーション性ゲーム性ともども、このレベルが最も基本にあり、かつ抽象度が最も高い段階です。いや、資金もないゲームを作ったことがありますので、もっと抽象度は上がるかもしれません(^^;

さて、どの時代どの戦争であっても、という共通部分から、この時代、この戦闘に特有、という内容を取り出し、ゲームとして表現できればシミュレーションが楽しめます。こうすれば勝てた、この戦いでやはり決着がついた、という内容です。それがあまりにいきすぎると、選択の余地が無く、史実そのものをなぞるだけになってしまいますので(^^;取り出す特有の内容はその時特有のものであってもその時代ならどこにでも起こるべきものであればあるほどよいはずです。他の時代と違ってその時代なら特有に起きた事象ですね。

さらに、ただその時代その人その場所で起こったことで、歴史を動かした出来事、他に異なる余地がないのにその出来事があったために歴史が動いた(「その時歴史が動いた」(^^;)事象は、単に史実をなぞるだけになるので取り入れないのもよし、イベントとして取り入れるもよし、ということになります。しかし、イベントでそれまでのゲームがねじ曲がるのも、やりすぎると何のためにゲームをしているのかわからなくなります(^^;イベントであってもプレイヤーが選択できるようなものの方がよいでしょうね。強引にイベントで処理されるなら、なんのためにシミュレーションゲームをしているのかわからなくなりますから(~_~;)

これに対し、どの時代であっても同じ要素を詳細にしていく方向もあります。補給や内政はどの時代であっても同じですが、ゲームシステムとして色々工夫されたりすることがあります。もともと同じ時代をテーマにした日本の戦国時代や、三国時代について、色々なゲームが色々なシステムを工夫して登場していますね。同じテーマでよくこれだけ違うゲームになるもんだ、というものもあります(^^;ただ、ゲームシステムの違いであっても、よく時代や当時の状況を捉えた方が面白いんだと思います。やはりそこはシミュレーションゲーム、やりようによっては史実同然の状況が生じる可能性があればある程面白い。というより、それが本筋で、ゲーム上の勝利条件を満たすことがシミュレーションゲームの目的ではないかもしれない(--;

ゲーム上の勝利条件とは、先週も書きましたが天下の統一です。ゲームとしてはそれが目的ではありますが、シミュレーションとしては、史実に沿いつつもどこまで曲げることができるか、史実よりよく生きることができるか、となります。まあ、たいていの英雄の最終目的は天下を統一することで、それを果たせなかった以上、史実に沿いつつ曲げる方向としては、天下を統一することになっちゃうんでしょう(^^;しかし……

この間、ルウムさんからいただいたお便りで、勝利条件ではなく、エンディングをみることのできる条件であるエンディング条件にしてはどうか、というご意見をいただきました(^-^)先週来勝利条件を明確にすべき、ということにとらわれていました。これでゲームとしては明確になります。しかし、シミュレーションとしては誰であってもおかしくなります。三国時代では結局天下を統一できたのは司馬炎の晉で、どの三国でもありません。

それ以上に、天下統一をゲームの目的とすると、どう考えてもそんなことができない人物であっても、プレイヤーがプレイするために天下を狙う人物に変身させないといけません。そんなことをすれば当然どんどん史実からもありうべき状況からもシミュレーションとして外れていきます。だから曹操やら孫権やら以外ではプレイできないようにしよう、というのは暴論としても(^^;Aしかしながら、当初劉備なんかは天下を狙える人物とみなしたのは曹操くらいなもんですし、その上しかも実際に天下を狙える地位まで登り詰めたりしてます。曹操にせよ孫策にせよ、当初は野心はありつつ天下とはほど遠い存在であったのが、時流より才覚で登り詰めていきました。時代に遅れたというより才覚の足りなかった鍾会や、時流に乗ってしまった司馬炎やら、予想通りいかないのが動乱の三国時代の面白さでしょう。

だから、袁紹が天下を統一しても、曹操が戦場に倒れて劉備と孫権が激突することになっても、それはそれであり得るとも言えます。ただ、それをあり得ると言い得るためにシステムを工夫すべきなのです。やはりシミュレーションゲームは、天下を統一するためのゲームではなく、ありうべき状況をシミュレーションするゲームなのです。天下を統一することが目的としうるのは、三国時代にせよ、戦国時代にせよ、誰であっても、そう、むしろ売りでも百姓の伜であっても天下を統一することができる状況にあったためでしかありません。この時代は、貧しいむしろ売りが天下を統一することすらありえた、そういう時代状況をシミュレーションすることになっているだけなのです。逆に、こういう時代だからこそ人気があるのでしょう。

ということは、別段天下を統一することは終了条件ではあっても目的でなくてよいのです。ルウムさんからは死に方によるエンディングをご提案いただきました。たとえば関羽なら忠義を貫きつつ捉えられ殺されるというエンディング、になるということですが、ここまでくるとさすがに史実によりすぎになってしまいます(^^;ただ、死に様をひとつの終了条件とすることは取り入れられます。ここは一般化すべきですね。曹操も漢の征西将軍として墓銘碑に刻まれたいと言っていたようですし、人それぞれ思いは違うかもしれませんが必ずしも天下を統一することだけが生き様ではない(^^;A

ゲームの目的を天下統一に限るからシミュレーションとしても方向が固定化し、実際はどこまでいっても天下は統一されていないから史実とどんどんづれていくことになっているのかもしれません。シミュレーションゲームでは、期間終了条件がある場合が多いです。一定期間で最高ポイントを上げた者が勝利者となるという条件ですね。バランスがよく(^^;Aもしくはテーマによっては史実で圧倒的状況(天下統一など)がありえなかったため、天下統一=敵の全滅を条件とすることは逆にそれ程取り入れられていません。中国や日本では天下統一が目的にされやすいのは史実でもそうだったからでしょう。ヨーロッパでは逆にそういう状況が少なく、ポイント制になじみやすいのかもしれません。

もっとも、何をもってポイントとするのかがこれまた難しいところで(^^;A将来の武将プレイをにらまなければ(^^;;;いずれにせよ領土の量になってしまうかもしれません。漢に忠義をつくすことがポイントになるのか、王国や新しい帝国を建国することがポイントになるのか、はたまた人民のためにする政治を行えばポイントになるのか、天下統一できないものの、それをめざすだけで単純に負けということではなくなります。滅亡すれば終わりということでは同じですが…(^^;A

koeiの三國志では5以降目標を設定して達成すればボーナスがあるというシステムが取られていました。それと異なり、ポイントの獲得は目標を設定してするものではなく、実際に史実で望まれていた方向に向かうようにしましょう(^-^)それによって史実に近い状況に自然とつながります。領土を広げるのはもちろんとして、腐っても朝廷の意向に従うとか、董卓をやっつけるとかになりましょうか。民のための政治として、治水や開墾などであんまりポイントを与えすぎるとそれこそ経験値かせぎのようにつまらない事を繰り返すことになってしまいますので(^^;A大きな出来事だけに限るべきでしょうね。英雄ごとに独自のポイントがあればよりシミュレーション性がはっきりしそうです(^-^)

という感じで、天下を統一できなくともポイントによって勝利することができます。もちろん天下統一は最大のポイントでかつ終了条件になるでしょうね。いずれにせよ、武将の年齢もあることだし(^^;A天下統一まで延々続けさせるのでなく、どこかの段階で切ることは、ゲームとしてもシミュレーションとしても面白いかもしれません。まあ、そうはいっても天下統一をめざすことになりそうですが(^^;Aひとつの方法としておもしろいかもしれません(^-^)この件はも少し検討してみましょう。

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