kr_ryo 徒然日誌 <2004年7月25日分>

三國志製作記68〜7人のサムライのお仕事〜

今週はからっとした陽気で、さっそくせみがじーじー鳴いています。なんとなくくもってきていますが、また夕立がくるのかしら?梅雨明けのせいなのかどうかわかりませんが、からっとしていると意外と暑さも平気です(^^Aしかし昼間は暑いんだろうなあ〜(^^;A

さてさて、先々週以来、君主とは別に側近武将を置き、側近達に対しコマンドを命じるというシステムを考えてきました。コマンド→武将ではなく、武将→コマンドとすることによって何かいいことがないかな、ということでしたけれども、やっぱりどうもピンとこない(~_~;なんででしょうねえ…

………と、つらつら考えているとすぐ眠くなります\(~O~)/ということでゲーム製作の参考と称してまた遊んでしまいました(^^;A今回はコサックスではなく、オンラインソフト版三国志ゲームで一番面白そうな「三国動乱」をプレイです(^^;A以前から気になっていたんですが、シェアなのでやや敬遠(--;ただ、ゲーム上での3年目12月まで遊べるので、かえってやりすぎなくてよいのかもしれない&部下の提案システムが参考になるかもしれない、と、自分を納得させたうえで約3.5メガのダウンロード(~_~;)ダイアルアップがつらく感じる30分です。

……(遊び中)………面白いやん!(^O^)作者のuikさん曰く、従来の三国志ゲームは、やっていることが軍師のそれである、と。君主は配下の提案の採否をする立場にあり、計略や引き抜きをコマンドでなく、配下の提案の諾否で表現することで、君主らしさ、コマンドのシンプルさを実現した、ということです。いやあ、確かにこのコマンドのシンプルさで、戦闘や内政計略に三国志らしさが十分表現されています。王累の提案を拒否すると落下して憤死するというのもびっくり(^^;Aグラフィックも上下逆さまでなんじゃこりゃ、と思っていたんですが(^^;;こういうネタだったんですね〜!

戦闘も、互角の戦いを繰り広げていると、いろんな状況が生じます。コマンドは立案・静観・退却の3つしかないんですが、立案や軍師の計略、一騎討ちなど各武将が知力武力の限りを尽くしている、という感じがよく出ています。私の文章だけでは面白さは伝わらないので(^^;;皆様もぜひプレイしてみてください!

……面白さは実際のプレイで体験いただいたと思います(^^;シンプルな中に三国志のネタが散りばめられていたり、個性がよく表現できていたりしています。ただ、提案システムでの提案は、小勢力だとお金がかかるのに効果がさほどでもないのであまり使わなかったのが残念です(^^;しかし、それぞれの武将がみんな個性に応じた提案をしてくるのがやっぱり面白さの所以でしょう。周瑜が提案で、おしかり覚悟で○○の暗殺を…というのがぐっときますね(^-^)○○が諸葛亮でなかったとしても周瑜らしい(^^;;;

システムがシンプルでも、個性が十分に表現できているのでプレイしていて楽しいのでしょう。提案がなければ戦略が進まない、ということにもなっていませんしね。もっとも、プレイしていて、こういう個性的な提案がなくとも基本的な富国強兵を実行できれば、韓馥や王朗でも強大化したりできます。逆に初期状態では、金のかかる提案より地道な内政で強兵を実行するべき、のようです。

さてさて、遊びすぎてしまいました(^^;;三国動乱の特徴は、武将それぞれの個性が発言やコマンドで表現できている、君主は全都市に同じ命令を出さないといけないなど無駄な面もありつつ、方針だけですむシンプルなコマンドにありますね。uikさんの企図どおり、君主は軍師ではなく、細かい内容は各自で考えて実行する、ということがうまく表現できていると思います。これだけうまく表現されていたらkr_ryo版三國志はいらんかな、とか、いやいや(^^;;;

気弱&敵前逃亡になりつつ(^^;A本題に戻って考えてみましょう。確かに君主は細かい内容は考えません。ちまちました数字を操作したりもしません。計略や内政の細かい内容は軍師の仕事、と言われているものの、実際は軍師もそこまで細かいことは考えません(^^;;諸葛亮が働きすぎ、と言われたように、軍師であっても実際の細かい内容は見たりはしません。誰がしているのか?それこそ部下、下級官僚達の分業がなせる業でしょう。uikさんの慧眼は、君主は、計略や内政立案などはしない、計略や細かいコマンドは軍師の仕事だ、ということを示し、それでもゲームが面白く成り立つことを示しています。

そういえば以前、君主は細かい仕事はしないという議論はしていましたねえ〜(@_@)どうしてもkoei系ゲームの影響か、計略コマンドを君主が選択して軍師に実行させようとしますが、軍師が計略の許可を求めてくるものでしょう。やっぱりその方が三國志のシミュレーションとしては正しいでしょうね。三国動乱を見ているとそう思います。ただ、三国動乱の場合、コマンドのシンプルさに応じてパラメータもシンプルなので、君主のコマンドだけでパラメータ操作ができてしまって、一番せわしなくコマンドを変えるのはやっぱり君主でしたが(^^;

話を戻しまして、組織としては君主ひとりがあれもこれもをするのではなく、細かい仕事は部下や下級官吏に任せるなどを、しないから、部下の仕事がなくなるのです(*_*)せっかく側近武将制度をつくっても、君主があれもこれもできるなら、側近武将も単にいてるだけになってしまいます(--;君主はあれもこれもしません。いや、してはいけないのです。君主があれもこれもをしないから、部下の武将の存在意義が出てきます。

とはいえ、単にいるだけの無能武将なら、やっぱりいてもいなくても同じで(~_~;優秀な武将が必要だという状況は変わりませんね。まあ、実際でもそうだったようですから、それはそれでいいのかな、と(^^;;問題は、無能武将は無能なだけでなく、邪魔をするということなのかもしれません。コマンドは必ず失敗し、資金と時間を無駄にするなら、本当にいない方がいい、と(T_T)そうではなく、処理が遅いとか、よくできるわけではない、とか、そういう程度なら主戦級を張り付けるのにもったいない分野にはめ込みができるか、とか(^^;A実際の社会もそうで、2割のできる君が8割の仕事をし、残りの8割が2割の仕事をしている、と。逆もあって、2割のできない君が8割の問題を作り、残りの8割が2割の問題となる、とか。そういうバランスであれば、実際ぽいんでしょうね。全員できる君だと、実は、その中でも2割がめちゃくちゃできて、残り8割が普通に見えたりして、このバランスは変わらないようです。

うーん、今更ながらこの話をしないといけないというのは、やっぱりこの問題が根が深いんでしょうね〜。多分、史実通りにプレイしたい人が、史実通りに使えない連中を無理やり使わないといけないのに対し、他ではばんばん優秀な連中が前線に出て、いらいらする、ということなんでしょうか(^^;Aそれとか、史実通りの武将を使いたいのに、あまりの能力差の違いについつい優秀な武将ばかり使ってしまう、とか。これはいっそのこと不如帰風に能力値をまったく見せずにすることでとりあえず解決はします。しかし、能力の異常な差で結果の異常な差が生じるなら、やっぱり途中で優秀な武将に走ってしまうでしょう。結果の異常な差が生じないと、今度は優秀な武将の使用者にいらいらがつのるかもしれませんが(^^;A周瑜にせよ司馬懿にせよ陸遜にせよ諸葛亮にせよ、そんなにいつもいつも神憑りな結果をもたらしはしていません。ここは能力差による異常な結果の差は減らす方が正解でしょう。豪傑達も雑兵に取り囲まれればやがては捕まります(^^;Aん?この発想はもしかしてSWGの戦艦とミサイル艦の発想と同じ?(^^;A無能一歩手前、低い評価が普通の黄祖だって、呉は倒すのに何年もかけましたし。君主孫権の親の仇なうえに単なる一太守でしかないのにこれです。関羽が顔良文醜をあっさり倒せたのも、油断していたから、ともいわれていますし。

それはともかく(^^;;;側近のお仕事。分業させた方が細かいことができる、というのが本来の姿かもしれません。ひとりであれこれあれこれしていたら、しまいに細かいところに目が行かなくなります。君主プレイなのにあれこれあれこれ指示が出せるのは、プレイヤーは君主でないからです。もしかして神憑りの神?(^^;

そうすると、君主ひとりだと兵を増やせ、税を取り立てろ位の指示しか出せない、と。軍事担当と内政担当がついてようやく、兵を鍛えろとか布令をだせとかいう指示が出せる、と。さらに軍需担当と募兵担当と、徴税担当と訴訟担当に分けるとさらに細かい指示が出せる、と。こういう感じだと人が多ければ多いほど細かいコマンドを実行できます。では、細かい担当がいないと、細かいパラメータは変わらないのか?

うーんー、平均的にしかできない、というのでどうでしょう?要するに傾斜配分ができるかどうかの問題であって、分業でないとどれも同じようなペースで進んでしまうか、どれかしかできない、と。まったくのひとりだと、どれかしかできない、というのは当たり前のことですが(^^;A三國志の武将は管理職ですから、実務は名もなき部下達ががんばっているのでしょう。あちらをたてればこちらが立たず、何かにパワーをつぎ込めば別の面がおろそかになる、と。分業させていれば、パワーアップもパワーダウンも行うことができ、さらに他のことも別々に普通にも、パワーアップ&ダウンにもできる、と。別分野になっているからできる、と考えるべきですね。管理面もそうですが、費用面でもそうでしょう

最初から細かく管理できる(なら、分業なんかしなくてよい)とか、人がいないとまったく実行もできない(なら、細かく分けて実行する、という発想を最初はしないはず)、というのではなく、人が多ければ細かく管理できる、というのが自然な組織のような気がします。おお、ようやく7人のサムライに仕事ができた!(^^;A

こう考えていくと、地方行政についても同じですね。分担分散もあれば、単独管轄もありだ、と。後は分担内容だけが問題ですね。こうすれば地方と中央の間の組織、州も生きてきそうです(^^;分担内容だけが、問題ですが(~_~;)

それからそれから、三国動乱でも武将達は提案をいろいろしてきましたが、三國志の物語でも武将達はいろいろ提案をしていました。側近武将達もいろいろ提案をするようにすれば面白いでしょうね。しかしながら、いわゆる知恵袋連中、郭嘉や張昭、蔡瑁だってそうでしたが、一見職域なしで意見だけ述べる人々がいました。こういう連中は、何という名目で側近となっているか、これも考えないといけませんね〜。重臣?だいたい重臣達は、それなりの担当があってもはっきり何という担当、という分かれ方はしていませんでしたね。呉は結構分業がはっきりしていましたが、曹操の配下はあまりはっきり分かれていません。劉備の配下なんか武将ばっかりで(^^;Aこう考えるとあまり担当を固定しない方がいいのかもしれません、が…?組織の分化は組織の発展型ではありますが、不必要な分化はいらないのかもしれません。今月の徴兵は俺がやるぜ、関羽兄い!ってとこなのかもしれません(^^;;この辺は柔軟にしてみたいとは思いますが…名目、だけが問題ですね。あらら、また長くなってきました(^^;;;今週はこの辺で…

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