関数電卓インタープリタ Cali 2.3 説明
By SunCoro 2009.8.1
ポケコンBASIC風味の関数電卓(DOS上でも動作)
「ちょっと計算だけ」したい時、わざわざWindows立ち上がりまで待たずに、せっかくのコンピューター資源を活用するため、DOS 環境でも使用できることを目指しました。
もちろん、Windows 内 Dos窓でも同じく動作します。
■長所
- 計算値表示は、浮動小数点表記と固定〜が自動で切替わる。そのため無駄な0の表示がない。
- 演算順序は優先順位(カッコ、*/、+-)に従うので入力が簡単。
- 総ての式と値が画面に残るので入力チェックが簡単
- メモリ機能搭載…アルファベットを変数として、式の値を代入、記憶でき、繰返しの計算に便利。
- 算術関数による計算( sin, sqr など)が可能。
- 一度に複数項の計算が可能。
- 円周率 π 使用可能。
- 自然対数の底 e 使用可能。
- ヘルプ機能付き… ? を入力すると、定数と関数の説明が表示される。
■短所
- PCはシングルDOSモードの立ち上げ方に癖がある
- マウス入力に慣れた人には不向き
- 精度検証していない
■展開されるファイルの一覧
- cal.exe…実行ファイル本体
- readme.htm…本ファイル(ソフトの説明)
- img/cal.ico…おまけ。ショートカット用アイコン
実行に必要なのは、1.の cal.exe だけです。
■使用方法
方法 1.
DOS(コマンド)プロンプトから
calと打込むと起動。(Windows DOS窓では、cal.exe をクリックしてもよい)
続けて以下のように入力。
sin(e^(pi/2)/2-e^(-pi/2)/2)
すると解 0.744839 が得られる。
方法 2.
又は、DOSプロンプトから
cal sin(e^(pi/2)/2-e^(-pi/2)/2)
でも可
方法 3.
メモリ機能の活用
変数 a1 ,a2 への代入を使う。代入は = で記述する。
cal
a1=e^(pi/2)/2
a2=e^(-pi/2)/2
sin(a1-a2)
■使用上の留意点
- ヘルプ機能搭載…? の入力で、現在 搭載済みの定数と算術関数についての説明を表示します。
- 円周率πは pi と記述して使用できます。
- 自然対数の底eは e1 と記述して使用できます。
- メモリ機能について…変数は、アルファベットを頭文字として、2文字まで定義可能です。【例】a, x2, sd など。
最大 50種類です。※pi と e1 は定義済みなので使用しないでください。
- 積の記号 * は省略できません。(括弧の前後や変数使用時でも)
- 入力する式の一度に受け付けられる字数は最大40文字にしています(今のところ)。それより長くなる場合は、変数を使用してください。
- シングルDOSモード立ち上げ方法
ほとんどの機種で同じで、電源ON直後から、[F8]キーを1秒押し1秒離しを繰返して下さい。OS起動メニューが現れれば成功です。「コマンドプロンプト」など記述の番号のキーを押すとシングルDOSモードが立ち上がります。
うまくいかない場合、PC付属のマニュアルを参照してください。
■ソフト削除方法
普通にフォルダごと削除すればいいです。レジストリは触っていません。
■改版履歴
2009.8.1 ver2.3
- bit()関数を追加した
- tona()関数の間違いを訂正した
2009.6.13 ver2.2
- 式に - と () が混在する場合の不具合を解消した
- C組込み算術関数以外の関数を使って変数に入力する場合の不具合を解消した
2008.10.3 ver2.1
- 右辺に変数と関数が混在する場合の不具合を解消した
- C組込み算術関数以外の関数を使って変数に入力する場合の不具合を解消した
2008.8.31 ver2.0
- 計算式が()から始まり、その後負号が付く場合の不具合を解消した
- 計算値の誤差を最小に抑えた
- 計算値の小数表記について浮動〜と固定〜を自動で切替えるようにした
- 計算値が整数の場合の表記について、無駄な小数点以下の0が付かないようにした
- 関数を大幅に増やした
- ヘルプ機能を付けた
2006.10.14 ver1.1
- 同じ名の変数を繰返し使用したときの不具合を解消した
2006.10.3 ver1.0
2001.1.6
著作権は作者の SunCoro に帰属します
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