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DoCoMo料金分析プログラム 「DoCoMo料金分析」
 Ver. 1.0f (8/21/2016)

会社などで契約している複数のドコモ携帯電話の使用状況と料金を分析し、私用電話を発見し、また最適な料金プランを提案します。Ver. 1.0 から繰越額を考慮したプラン選定ができるようになりました(つまり実用に耐えるプラン選定ができるようになりました)。

特長
携帯電話管理者の方のために、各携帯電話の利用状況を集計し、結果はCSVファイルで保存できます。電話番号ごとに、
【CSVファイルのサンプル】
NTTドコモのサイトから番号別の使用量データ及び料金データをダウンロードしないと、このソフトをテストすることができないので、このソフトを使って保存したCSVファイルのサンプル(1番号のみ)をダウンロードできるようにしました。このCSVファイルの内容と同じものが画面にも表示されます。
200910.csv
200910-detail.csv

【料金プランの推奨画面】
docomo.png(23697 byte)
解説:
  • このグラフでは横軸は料金プランを示し、縦軸は料金である。横軸は1〜6はmovaであり、7〜12はFOMA(パケットパック無し)、13〜18はFOMA+パケホーダイダブル、19〜24はFOMA+パケットパック1000、25〜30はFOMA+パケットパック3000である。おのおのの欄の中ではSS,S,M,L,LL,Bizの順に並べてある。
  • この電話は小泉氏のもので、機種はFOMA、2009年9月(当月)の料金プランはタイプLになっており、その翌月(10月)はすでにタイプSSで使用中である。8月からの繰越が3,894円あったが、9月からの繰越は5,942円に増えている。もし、10月の使用量が9月と同様であれば、10月はタイプSSとしたこともあって繰越額はゼロとなる見込みである。
  • 赤の太線は10月、11月にも9月と同様の使用量であったと仮定したときに、11月のプランと料金の関係をしめす。この場合はパケットパックなどは無しでタイプLとするのが最適であり、それは赤丸で示されている。
  • 折れ線は最近6カ月の使用状況にもとづく料金を計算したものである。赤>橙>黄緑>緑>青>黒の順に古いデータになっていく。5月(青)、6月(緑)、7月(黄緑)の使用量は4月(黒)、8月(橙)、9月(赤)に比べて多かったことがわかる。もし、10、11月の使用量が7月並だと予想するなら、料金はタイプビジネスが最適である。
  • 推奨プランは9月(当月)と同様な使用量が2ヶ月続くものとして決定されており、11月(翌々月)のプランはタイプLを推奨している。
  • 「最近3ヶ月の実績でSSよりSを優先」というのは、最近3ヶ月の使用量(この場合は7〜9月)で予測してそのうち一回でもSのほうが経済的であれば、SSよりもSを優先することを示す。SSは通話単価が高いので、たまたま通話が多かった場合に料金が高くなるのを防ぎたいということを考えている。
ダウンロード
Vectorからダウンロード
変更点
2016/8/21 Ver.1.0f 2009/10/21 Ver.1.0 2007/11/3 Ver.0.2 2007/10/29 Ver.0.1
準備
  1. PhonList.csv(eがないのに注意)という名前で電話番号とその所有者の一覧表(電話帳)を作成します。書式は
    電話番号1,名前1
    電話番号2,名前2
    電話番号3,名前3
    ・・・・・
  2. この電話帳には携帯電話以外の通話先を登録することもできます(通話先分析に相手の名前が表示されます)。電話番号は前方一致で検索しますので、ダイヤルインを採用している事業所の固定電話を登録する場合、たとえば03-1234-5と登録すると、03-1234-5000から03-1234-5999がマッチします。
  3. テキストファイル docomo.ini を作成し docomo.exe と同じフォルダに置きます。
    [General]
    SharewareKey=(登録した場合のキー番号)
    Discountrate=0(割引率30%なら30:画面からも設定可能)
利用状況データの入手
  1. 通話明細を入手するには、あらかじめNTTドコモに申請して登録しておく必要があります。
  2. ドコモビジネスプレミアクラブのサイトを開きます。
  3. 「ご利用料金管理サービス」に移ります。
  4. 「データ集計・分析」のページに移り、
  5. 「確定情報」の「請求別」の「料金明細一括」をクリックします。
  6. 「請求年月」を設定し、「絞込み範囲」を「全て」にして、「ダウンロード」ボタンをクリックします。
  7. ダウンロードの準備ができたらファイルをダウンロードします。
  8. 次いで、上部にある「請求内訳」のボタンをクリックし
  9. 「請求別 請求内訳検索条件入力」を行います。「内訳種別」は「電話番号一覧」を選び、「絞込み範囲」を「全て」にして、「科目パターン」は「C 」とします。「圧縮ダウンロード」ボタンをクリック
  10. ダウンロードします。
  11. 「科目パターン」を「D 」に変更します。
  12. ダウンロードします。
  13. ダウンロードした3つのファイルを解凍し、出てきたすべてのファイルを一つのフォルダに入れます。
  14. 紙の請求書明細をもらわないことにした場合は、請求明細をダウンロードすることができます。そのファイルを解凍して上と同じフォルダに格納しておくと、このデータも読み込まれます(料金プランと繰越額が読み込める)。
実行
  1. docomo.exeを起動し、
  2. メニューから [ドコモデータ読み込み]>[同月のデータを一度に読む] を実行し、ダイアログボックスで上記通話データフォルダの中の任意のファイルを指定して「開く」をクリック。
  3. 前月分の計算結果を保存したファイルがあるときは [ファイル]>[繰越金額読み込み] を実行
  4. 2種類の表ができるので、メニューの [表示]>[電話番号別] と [表示]>[使用状況分析] で切り換える
  5. [ファイル]>[表を保存する] を実行
  6. 保存されたファイルを表計算ソフト(エクセル)で開くといろいろな分析ができる。たとえば、夜間にかけている比率の高い相手先は私用電話の可能性が高い。
最適プランを選ぶ
  1. この機能は、通話実績の翌々月のプランを選定することを目的としている。たとえば、9月の実績を10月15日ころにダウンロードし、最適プランを決定して11月1日〜30日に適用する。
  2. 前月分の計算結果(月末までの確定データ)を保存したファイルがあるときは [ファイル]>[繰越金額(先月の確定データ)を読み込み] を実行する。これにより、繰越額が読み込まれる。
  3. 初めて使うときには、繰越額を手で記入しておく必要がある。
  4. 初めて使うときには、翌月(上記例では10月)のプランはすでに決まっているので、これをCSVファイルに追記する。CSVファイルをエクセルで開いて「当月プラン」の左側のカラムに記入しCSVファイルとして保存しておく。書式は次のとおり。
    書式 意味
    M プランM
    L@1000 プランL+パケットパック1000円分
    LL@3000 プランLL+パケットパック3000円分
    S@372 プランS+パケ・ホーダイ ダブル
    「パケ・ホーダイ ダブル」については暗号のような記号になっているがご容赦いただきたい。
  5. このファイルを読み込み([ファイル]>[表を読み込む])、[表示]>[翌々月の料金プラン]をクリック。
  6. 翌月と翌々月の使用量が当月(上記例では9月)の使用量と同じであると仮定して最適プランが表示される。
  7. 「翌月・翌々月の使用量が、当月より6ヶ月前までの各月の使用実績と同じ」という前提の計算もグラフには表示されるので、参考にするとよい。
  8. 翌月や翌々月の使用量が当月に比べて増加または減少すると予想されるときには「翌月使用率%」「翌々月使用率%」を修正するとよい。たとえば、9月は休日が多かったのであれば、この二つの欄は110などと設定する。
  9. 「次」ボタンをクリックすると、選定されたプランが左から35カラムに記入される。
  10. いったん決定した値を修正することもできる。プランがすでに決定され表に記入されているときには、「プラン修正」欄には表に記入されたプランが表示されている。このプランがいま画面で計算されたプランと異なるときには、「プラン修正」欄は黄色に着色される。
  11. 「プラン修正」欄を修正すると、その修正されたプランが表に記録される。
  12. [ファイル]>[表を保存する] を実行。
  13. 翌月からは2項の操作は不要。[ファイル]>[繰越金額読み込み] を実行することで、自動的に翌月のプランは記入される。
  14. 10月の終わりころに10月分の途中までの実績を使って11月分のプラン選定を行うことも出来る。この場合は[表示]>[翌月の料金プラン] をクリックする前に、[ファイル]>[先月末に決めた今月の料金プランを読み込む]を実行しておく必要がある。
使用条件など
制限事項(今後の課題)



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