時刻やメッセージの設定は「おくすり番.txt」というテキストファイルに書きます。各行はタブで区切られた最大5つの項目が書いてあります。
- 最初は時刻で、24時間制で4ケタの数字で書きます。
- 次は曜日で1が日曜日、2が月曜日です。346は火水金を意味します。何も書かなければ毎日(1234567と同じ)です。
- 3番目はその時に出るメッセージ。「\n」は改行です。何も書かなければそれまでのメッセージが消えて何も表示されないことになります。
- 4番目はそれが点滅するかどうか。1で点滅です。
- 5番目はキーボードを触った後に表示されるメッセージです。何もなければメッセージは出ません。
次の例では、火水金曜日の朝6時には「朝食後の薬 2袋」というメッセージが出て点滅し、薬を飲んでキーボードをタッチすると「デイサービスの日です」というメッセージが出ます。このメッセージは10時には消えます。
20時のsleepはモニタの休止指令です。画面は暗くなりますが、プログラムは動き続け、次のタイミング(この例では翌朝6時)で画面は明るくなります。
0600 346 朝食後の薬 2袋 1 デイサービスの日です
0600 5 朝食後の薬 2袋 1 訪問看護の日です
0600 127 朝食後の薬 2袋 1 今日は休みです
1000
1130 1257 昼食後の薬 1
1330
1700 夕食後の薬 2袋 1
1900 ストーブを消して\n早く寝ましょう 1
2000 sleep
Blink 0
Color Red
Clock 0
Test
Log
最後にある5行はこのプログラムの動作モードを指定するものです。これらは
必須ではなく、書かなければデフォルト値で動作します。
- Blinkは点滅モードです。1は文字、0は背景です。
- Colorは点滅の色。Black、Maroon、Olive、Green、Navy、Purple、Teal、Gray、Red、Lime、Yellow、Blue、Fuchsia、Aquaから選びます。
- Clockは時刻の表示方式。24は"12:34:56"、0は"午後0時34分"、指定しないときは"午後12時34分"となります。
- Testという文字を書くとテストモードとなり、時刻をキーボードから入力して試験できます。
- Logという文字を書くとログが「おくすり番.log」というファイルに記録されます。
1分ごとに、設定ファイルの上からマッチする行を探し、マッチしたところで設定された動作をし、それ以降の行は無視されます。したがって
0600 346 朝食後の薬 2袋 1 デイサービスの日です
0600 34 朝食後の薬 2袋 1 訪問看護の日です
の場合は2行目が実行されることはありません。また
0600 346 朝食後の薬 2袋 1 デイサービスの日です
0600 朝食後の薬 2袋 1 訪問看護の日です
の場合は訪問看護のメッセージは日月水土曜日に表示されます。