- 最初の文字が「?」である行はウィンドウズのバージョンによって読み飛ばす目的です。 Windows 95, 98, Meでは「?NT」から「?9x」までは無視されます。 Windows NT, 2000, XPでは「?9x」から「?NT」までは無視されます。 「?9xNT」以降は9xでもNTでも読み取ります。「?END」以降は無視されます。
?9x HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion RegisteredOrganization RegisteredOwner ?NT HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion RegisteredOrganization RegisteredOwner ?9xNT HKEY_LOCAL_MACHINE //ATOK 一太郎 \System\CurrentControlSet\Control\keyboard layouts\* layout text/ATOK|layout text/ATOK==ATOK \Software\Justsystem\Taro\*\SETUP\ProductName Detail==一太郎 ?end- 最初が「HKEY_」で始まる行はルートキーを設定します。
- 最初が「\」で始まる行はサブキーを指定します。
- サブキーの行の中間に「*」が含まれているとその部分はすべての文字列に置き換えて検索します。この場合、後続のデータ項目がすべて存在した場合のみ、マッチしたと判定します。行の最後に「\*」がある場合も同様です。行の最後に「*」だけがある場合は、文字列に置き換えることはなく、後続のデータ項目がすべて存在した場合にのみマッチさせるという指定になります。なお、いったんマッチすると検索はその時点で打ち切ります。
- 最初が「/」で始まる行は、コメントとして結果の出力に残します。ただし「//」で始まる 場合は無視されます。
- その他の行はデータ項目です(7項以降のものを除く)。
- 途中に「==」をいれると、その左側が読み出すデータで、右側は結果の項目名として出力します。
- 途中に「|」をいれると、その左側のデータがない場合は右側のデータを読み取ります。
- 途中に「+」をいれると二つのデータを結合して表示します。「+」の次の1文字はその二つのデータの間に表示される文字となります。
- データ項目の後ろに(AAA/BBB)がある場合は、そのデータの中で文字列AAAとBBBに囲まれた部分を表示します。
- 途中に「/」がある場合は、その後ろの文字列が検索したデータに含まれない場合は無視します。ただし、「/」の後ろに文字列がない場合は、値にかかわらず無視しない扱いとなります。無視されると4項の場合にはマッチしなくなります。
- 最初に「'」をつけるとデータの最初に「'」をつけて出力します。桁数の大きな数字の場合、文字としてスプレッドシートに読み込むことができます。
- IPアドレスの項目には「/」をつけて自社のIPアドレスの最初の数文字を付け加えてください。最初に「%」をつけるとIPアドレスとして処理(ソートするためのスペースを追加)します。
- 最初が「&」で始まる行は、アンインストール情報にその文字列を含むものがあれば抜き出します。後に続くアンインストール情報からその項目は削除されます。
- 最初が「.」で始まる行は、拡張子への関連付けとその関連付けされたプログラムのバージョン情報を読み出す指定になります。拡張子のあとにスペースひとつで区切りながら読み出すべきバージョン情報を記述します。バージョン情報にどのような指定が可能かは拡張子を1行目に書いて、検索>ファイルバージョン とするとわかります。
- 最初が「>」で始まる行には、YesNoで答えられる質問を書くことができます。
>モニターは液晶ですか >WinVersion (特例としてウィンドウズの製品名を画面に表示します)- 最初が「<」で始まる行には、文章で回答させる質問を書くことができます。
<お名前- 最初が「$」で始まる行には、環境変数を指定します。
$path- 最初が「#」で始まる行には、次のような指定が可能です。パラメータを省略すると無制限に列挙します。
#Printers 3 プリンタ情報を3台まで列挙します #SharedDir 4 共有ディレクトリを4つまで列挙します #Running winword.exe excel.exe ワードとエクセルが実行中かどうかをチェック(実際の使用例としてはウィルス対策ソフトを想定しています) #gdiplus.dll システムDLLやEXEを指定するとバージョンを返す