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Den8View32ヘルプ

このファイルは、Den8View32のヘルプファイルです。説明がないとわからない項目だけを書いております。


最小限の設定
  1. 電信八号の「メール編集用プログラム」および「メール表示用プログラム」として登録します。Den8View.exeのコピー(ファイル名を変える)を作成して別々に登録することをお勧めします。DDE欄には「open」と設定してください。
  2. 編集用として使う場合、新規メールとOUTフォルダ以外では読み取り専用となります。編集モードで開きたいときには/eオプションを付けます。たとえば
    c:¥den8¥den8view¥den8view.exe /e


ボタンの説明

ボタンは左から次のようになっています。

savequit.png(177 byte) 送信(保存終了):メールを保存して終了します。このときヘッダ部分では折り返しせず、本文は折り返しの状態で保存されます。
save.png(164 byte) 保存
print.png(175 byte) 印刷:デフォルトのプリンタに出力します。
header.png(139 byte) ヘッダ:ヘッダ表示モードを順次変更します。
reply.png(167 byte) 返信:差出人に返信
replyall.png(166 byte) 全員に返信
mark.png(163 byte) 返信マーク:再度クリックすると戻せます。
forward.png(159 byte) 転送
delete.png(177 byte) メール削除
greenleft.png(172 byte) 前のメール:順序は「メールを読む順序」で設定
greenright.png(172 byte) 次のメール:順序は「メールを読む順序」で設定
yellowleft.png(168 byte) 前メール:履歴に沿って戻る(設定によってはページアップ)
yellowright.png(170 byte) 次メール:履歴に沿って進む(設定によってはページダウン)
blueleft.png(171 byte) 前の未読メール(番号順・スレッド順の時には電信八号のソート順で読みだします。)
blueright.png(168 byte) 次の未読メール(番号順・スレッド順の時には電信八号のソート順で読みだします。)
undo.png(178 byte) 元に戻す
redo.png(178 byte) やり直し
cut.png(193 byte) カット
copy.png(157 byte) コピー
paste.png(171 byte) ペースト
find.png(201 byte) 次を検索
browser.png(198 byte) Webブラウザにリンク
mailto.png(216 byte) Mail to(読み出し専用でないときは日本語入力の入切)
addressbook.png(203 byte) 住所録に選択しているアドレス(または差出人のアドレス)を追加


メール間の移動方法
  1. オプションの「基本」タブで設定します。メニューの「表示」で変更した場合はこれが優先しますが、変更結果は保存されません。
  2. 番号順・スレッド順の時には「次の未読メール」はできませんので、「次の未読メール」ボタンが押されると代わりに電八のソート順で表示します。
  3. 電八ソート順の時には、もしスレッド表示ウィンドウが開いているとスレッド表示順になります。

ビューアとしての使い方
  1. 「ヘッダ文字列による画面色変更」機能を使うとヘッダに含まれる文字列により画面の色を変更できます。たとえば、特定の差出人の場合ピンクにするとか…。
  2. 「メールの振り分け先」を指定しておくと、メニューの「電八」にある「振り分けルール1」などを使ってその差出人からのメールを自動振り分けする設定が追加できます。
  3. 一時ファイルを探し出すことができます。そのファイルをTerapadなどJISコードのファイルを開けるエディタで開くと文字化けがあっても読むことができます。
  4. 宛先が多数のメールはあて先を表示しません。「基本」タブの「最大表示あて先数」で設定。
  5. 開いているメールをブラウザで開き直すことができます。「〹」のなど特殊な文字がある場合などに便利です。「リンク」メニューから「ブラウザで開く」。
  6. 「X-Statusを変えて返信」に設定すると、X-Statusを変更してから返信動作を行います。これにより、テンプレートを切り替えることができます。
  7. コマンドを設定することで、現在開いているファイルをパラメータとして外部プログラムを実行できます。パラメータは$32とすることで、現在のファイル名が渡されます。$16はDOS形式のファイル名を渡します。たとえば
    c:¥den8¥den0.exe $32
  8. コマンド設定でプログラムの代わりに電八のフォルダを指定するとメールを移動できます。/cをつけるとコピーします。たとえば
    c:¥Den8¥Den8club.fld /c
  9. 「返信」と「全員に返信」を使うには、アーカイブに含まれているreplycmp.zipを解凍して電信八号のディレクトリにおいてください。含まれているファイルは:
      reply1.cmp  メールの送信人にのみ返信するテンプレート
      replyall.cmp  全員に返信するテンプレート
      replyd8v.def  返信テンプレート定義ファイル
    その上で、電信八号の「サーバに依存しない設定」を使って返信テンプレート定義ファイルをreplyd8v.defに変更してください。
    以上の設定でDen8Viewの「返信」と「全員に返信」が使えるようになります。
    なお、これらのテンプレートファイルではもとのメールからの引用を200行だけにしています。長いメールに返信するときにはご注意ください。
  10. 受信したメールに不正なアドレス書式があると、全員に返信のときにアドレスがクリアされる場合があります。それを防ぐために受信したメールを開いたときにアドレスの書式を修正して保存します。
      名前に ¥ やシングルクォテーションやダブルクォテーションを含む場合は除去
      名前の部分に @ やコンマ、対応しない括弧を含む場合はダブルクォテーションでくくる
  11. ビューアモードの時は次のキーも有効です。
     Space  スクロールしてから次のメールへ (Shiftキーを押していると次の未読メール)
     Backspace  スクロールしてから前のメールへ (Shiftキーを押していると前の未読メール)
     Delete  メール削除
     Enter  全員に返信
  12. テキストを選択して印刷すると選択部分のみを印刷する。
  13. 欧文フォントで表示している時はそのフォントを使って印刷する。
  14. 添付ファイルを示す文字列をクリックすると、復元先のフォルダに同名のファイルがあればそれを開き、なければそこに復元します。オプションの「基本」タブで「添付ファイル復元プログラム」を設定しておく必要があります。拙作の「DecodeBridge」+「Lhaplus」または「eo」をお勧めします。
  15. RFC2231の添付ファイル形式に対応するためには、NKF32.DLLをインストールする必要がある。

エディタとしての使い方
  1. 「送信」ボタンをクリックすると、本文は画面右端までを1行にして改行コードを追加して保存します。ヘッダ部分は折り返しがあっても改行しません。
  2. Alias.exeからドラグアンドドロップで宛先を追加できます。宛先のアドレスはDen8Viewのカーソルの位置に挿入されます。複数の宛先があるときでも「,」で区切る必要はありません。
  3. 「宛先を本文の最初に書く」をチェックして、recipient.csvというファイルに会社名と名前を指定しておくと、To:やCc:にその宛先があった場合、本文の最初にその会社名や名前が書き込まれます。書き込み位置は本文中に「%recipients%」で指定します。
  4. 本文の中に「%greeting1%」と書いておくと、あいさつで置き換えます。あいさつはiniファイルの中に、たとえば次のように指定します。「%greeting2%」「%greeting3%」も可能です。
    [View]
    Greeting1=0400/眠いですね/1100/おはようございます/1700/こんにちは/2030/こんばんは/2500/遅くなってしまいました/
  5. 「編集」メニューの中に「舊字體」という項目があります。選択部分を旧字体に変換できます。
  6. 特殊記号やギリシャ文字を挿入できます。「挿入」メニューの中にあります。特殊文字の挿入はCtrlキーを押していると続けて挿入できます。また、Shiftキーを押していると大文字が挿入されます。
  7. 「マルチパートメールの転送」で「入れ子にしない」にチェックすると普通のマルチパートメールになるので、相手が古いメーラを使っていても添付ファイル付きのメールを転送できます。
  8. 電信八号のデフォルトではメールの転送の時には元のメールのヘッダがすべて含まれますが、ヘッダの中で重要なもののみを選んで転送することができます。
    アーカイブに含まれているfwdcmp.zipを解凍して電信八号のディレクトリにおいてください。含まれているファイルは:
      fwdmpd8v.cmp  マルチパートメールを転送するテンプレート
      fwdmyd8v.cmp  自分の出したメールを転送するテンプレート
      fwd_d8v.cmp  その他の場合に使用するテンプレート
      fwd_d8v.def  転送テンプレート定義ファイル
    その上で、電信八号の「サーバに依存しない設定」を使って転送テンプレート定義ファイルをfwd_d8v.defに変更してください。
    以上の設定で転送メールから不要なヘッダが自動で削除されるようになります。メニューから半自動で削除することも出来ます。
  9. 送信するメールでは名前の部分にある ¥ を無条件に(設定に関係なく)削除します。

ショートカットキー
 
  Ctrl + A  すべて選択
  Ctrl + Home  メールの先頭に移動(Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl + End  メールの最後に移動(Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl + X  Cut
  Ctrl + C  Copy
  Ctrl + V  Paste
  Ctrl + Z  Undo
  矢印キー  カーソル移動(Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl+矢印キー  単語単位のカーソル移動(Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl+<  キャレットを1行の先頭に移動(Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl+>  キャレットを1行の後尾に移動(Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl + Delete  単語単位の削除
  Ctrl + BackSpace  単語単位の削除(左へ)
  Shift + Delete  Cut
  Ctrl + Insert  Copy
  Shift + Insert  Paste
  PageUp  上にスクロール(Shiftを押していると選択動作)
  PageDown  下にスクロール(Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl + PageUp  画面の上に移動(スクロールせず。Shiftを押していると選択動作)
  Ctrl + PageDown  画面の下に移動(スクロールせず。Shiftを押していると選択動作)
  Insert  上書き・挿入モード切り替え
  Delete  削除
  BackSpace  削除(左へ)
  テキスト選択後[変換]  かな漢字再変換

キーアサイン
  1. ほとんどすべてのメニュー操作に対してキーアサインをすることができます。オプションからキータブを選び、機能名のそばのボックスにカーソルを置いて適当なキーを押すとそのキーがアサインされます。ショートカットキーと同じキーにはアサインしないでください。キーアサインを取り消す時にはENDキーを押します。
  2. Enterキーを新規に登録することはこの画面からはできません。恐れ入りますがIniファイルを直接編集してください。Enterキーの番号は00Dです。
  3. エディタモードの時はファンクションキーにアサインしたキーとCtrl, Altキーと組み合わせたキーが有効になります。

外国語対応
  1. スペルチェックは石岡さんのSpellCheckerを使います。石岡さんのサイトからダウンロードできないときには、Den8View作者までご連絡ください。スラングを除いた辞書も用意しています。
  2. 「欧文フォント」を指定すると、フランス語やドイツ語の特殊文字があっても正しく表示できます。
  3. 英文メールでASCII以外の文字が使われているときには、警告を表示した上で、日本語フォントで表示できる場合には文字を置き換えて表示します。英文なのに「痴」という文字が出たりすることはありません。このときには元のファイルは変更しませんが、この状態で保存すると表示の通りに変更されます(この状態で保存すると非ASCII文字が2バイト文字に置き換えられてしまい、日本語環境でない人に転送したりすると文字化けすることもあります)。表示フォントを欧文フォントに変更すると本来の文字で表示されます。
  4. フランス語やドイツ語の特殊文字を含むメールに返信するときにはこのソフトに付属しているqp.cmpを参考に、ヘッダに次の2行を指定します。
    Content-Type: text/plain; charset="iso-8859-1"
    Content-Transfer-Encoding: quoted-printable
    そのうえで、本文全体を選択してメニューから「Qエンコード」を行ってから送信してください。特殊文字以外に「=」も自動変換されます。

著作権ほか
  1. 【免責】
    このプログラムを使用した結果についての責任はいっさい使用者にあるものとします。使用者のリスクでご利用ください。作者にはプログラムの欠陥を修正する義務はないものとします。
  2. 【プログラムの配布】
    このプログラムはフリーウェアです。配布などに関して金銭の授受があってはなりません。個人間での配布は自由ですが、最新版を配布してください。最新版は
    http://decatur.hp.infoseek.co.jp/
    においています。配布するときはこのヘルプといっしょに配ってください。
    不特定多数に配布する場合・転載する場合は作者に連絡し許可を得てください。金銭の授受が発生する場合は配布・転載を許可しないこともあります。
  3. 【著作権】
    著作権は片山誠一 <decatur@yahoo.co.jp>が持っています。バグや要望・感想などがありましたら、作者にご連絡ください。
  4. 【謝辞】
    そんぴんさんの「超」仕事人に使われている、エディタコンポーネントSonEditを使わせていただくことになり、このソフトもずいぶん使いやすくなりました。ありがとうございます。
    Delphi MLの投稿も大変参考になります。
    「文字コードの話」 http://hp.vector.co.jp/authors/VA001240/article/charcode.htmlは大変勉強になりました。伊藤隆幸さんありがとうございました。

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