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平成十三年九月二十日(木)

 突然ですが、冷凍、って本当に素晴らしい手段ですよね。精液も何万年前の象も全て冷凍さえしておけば有機物のままいられるんです。

 僕の脳もピークの時に冷凍しておけばこんなに劣化することはなかったとは思うんですが、よくよく考えてみるといつがピークだったのか思い出せないほど劣化が進んでいるような気もします。
 
 
 

 もともと劣化している、と言ってしまえばそれまでなのですが。

 さて、今日はこくまろカレーの辛口を食べに行きます。このメールマガジン読者の方が誠に有り難いことにそんなものをわざわざこんな辺鄙な港町まで持ってきて下さったのです。

 今この瞬間、そのカレーは、白米通り在住の知人女性の手で素敵に煮込まれているのです。

 朝からゆっくり煮込まれたカレーが首都で僕を待っているのですから、これは行かねばなりません。
 
 
 

 さて、カレーといえば月末です。月末、僕は泰国査証取得のために馬来国に行きます。
 ペナン島にて査証を取得するのですが、どうやら首都クアラルンプールにも行くことになりそうです。

 もしかしたら去年からこのメールマガジンを読んで下さっているお客様なら覚えていらっしゃるかもしれません。

 ええ、クアラルンプールで待っているのです僕を。去年の四月から実に一年半もの長きに渡って僕を待ち続けているのです。

 作ってビニール詰めにし、駐在員の友人宅冷凍庫に放り込んだまま、冷凍されっぱなしになっているインド牛スジ肉カレーが。

 カレーを作った本人としてこれは是非トドメを刺しにゆかねばなりません。一年半、という年月が気になりますが、冷凍されているので問題はありません。

 ないよね、問題?

 もし科学的根拠前提の上で、それを食ったら問題がある、と思われる方はお客様ご相談窓口で月末までに止めてあげて下さい。

 冷凍いえーい。

  

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