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平成十三年十月九日(火)

 きゅきゅきゅきゅ。

 いま港町から戻って来ました。食事だけのつもりが、象ビール大瓶一本飲んで一曲歌ってきました。全部で百十バーツ。行き帰りのタクシー代も合わせれば百二十五バーツです。
 
 
 

 それもこれもあのお姉ちゃんが原因です。

 先日知人女性とビールのみにいったときに僕は、そのお姉ちゃんの存在を知りました。
 歳は二十歳。多分僕と同じ干支です。

 そのお姉ちゃんはどうも僕のタイプらしいのです根拠もなく。僕は根拠もないのにそのお姉ちゃんに恋してしまいそうなのです。

 しかしお姉ちゃんはあまり僕に興味がないみたいです。だから、お姉ちゃんにとって僕の藝風はあまりにも滑りすぎるのです。
 
 
 

 だから全然話が弾みません。

 なんとかお姉ちゃんと仲良くなるためには、わたくしは何度も重ねて百バーツ単位の出費を強いられると思います。それが水商売の掟というものです。

 当然僕は無収入です故、定期的に百バーツ単位の出費を強いられてしまうと、その先には間違いなく悲劇が待ちかまえてます。
 
 
 

 脳に従うか、股間に従うか。

 なんか今の僕はすごく重大な人生の岐路に立たされているような気がします。

 とにかく頭も股間に伴う心も、きゅきゅきゅきゅ、って感じです。

 さて、僕の人生はさておき、昨日徹夜するという宣言をかました僕なのですが、夜は長いと余裕ぶち込まして御裁縫などやっていたら朝八時になり、ラジオから流れる国歌と共に四時間以上爆睡かましてしまいました。

 これは徹夜クリア、ということで認めていただけるでしょうか?

 認めていただけなかったら困るのでとりあえずお客様から何件かお問い合わせのあった今年の日記をここ↓。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA028485/
あげることにしました。これで何とか許して下さいごめんなさい。
 

 

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