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平成十三年十月二十五日(木)

 さっき出版社に電話しました。今年ここに来てからずっとちょこちょこやっている泰日翻訳言語藝作品の出版の件についてです。

 人が書いたものを日本語に訳して商品化するのですから、勝手にやるわけにはいかないのです。で、電話で担当編集者の方とお話ししたのですが、
 
 
 

 電話での泰語会話ボロボロでした。

 当然です。ここ何ヶ月引きこもりがちで、何日も人と会話しない日というのがザラにあるのですから、会話が上達するわけがないのです。電話だってほとんど使わないし。

 せめてテレビでもあれば上達のしようがありそうなものなのですが、ここにはラジオしかありません、テレビどころか冷蔵庫もありません。

 ここ三年ほど僕はテレビと冷蔵庫に縁のない生活をしているのです。テレビがない、と言うことはある種上記のように会話上達にとって致命的な事実のですが、冷蔵庫がなくて困ることはあまりありません。

 かえって無駄な食料を溜め込んだりしない分、非常にまっとうな生活になったりします。もし、冷蔵庫があったりしたら僕は間違いなく食材を溜め込み、毎日派手に自炊をしてたくさんの時間をとられてしまうと言うことになるに違いません。第一電気代もバカにならないし。
 
 
 

 となるとあんな悪魔の箱を使っている多くのひとたちの気持ちが分からなくなってきます。

 でも、深夜にきんきんに冷えた冷たいものが飲みたくなっても飲めないんですけどね。というか深夜にきんきんに冷えたものが飲みたくなる感覚というのは甚だ危険な気がする僕なのです。

 特に、象ビールは手に届く範囲に常備しておいてはならないと思います。
   

 
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