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 平成十三年十一月二十三日(金)

 そんなに隠していることでもないのでもう御存知の方もいらっしゃるかと思いますが、過去に鼻を整形したのです僕。

 ちょっと左側に鼻の角度を修正したのです。

 それによって右側から見た顔と左側から見た顔がちょっといい感じで違うようになったのです。

 どうやったかというと、何年かに渡って片方から加撃してって塑性加工を施してったってだけなんだけなんです。




 ってようするに右利きのサウスポースタイルだから、右前方へのヘッドスリップが苦手でしょっちゅう顔右半分からパンチもらってただけなのですが。




 そんな風にナチュラルな美容整形を体現している僕なのですが、この度、なんと、瞼が両方とも二重になりました。

 ええ、もうちょっとやそっとじゃ一重には戻れないのです。

 ヴィジュアル系藝人として前述の鼻の角度と同じように、写真写りにバリエーションを加えようと二十年近く無理に二重瞼にして写真に写ったりする、という試みを繰り返していたのですが、どうやら長い年月を経て瞼の皺が定着してしまったようです。

 人から言われて初めて気づいたのですが、無理に視線を下の方向に向けたりしない限りもう一重に戻ることはありません。

 世の中には鼻の形を整えたり、瞼に皺をつけるために多額のお金をかける方が数多くいらっしゃるというのに、こんな天然手段で顔の整形ができてしまったのです。

 なんと恵まれていることでしょう僕は。おそらくこれは神が僕に与えた天分の能力のようなものだと思います。有り難いことです。




 しかしその天分の能力が収入と引き換えに与えられているような気もするのですが。


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