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平成十四年二月二十日(水) そうなのでありますっ。過去に ここ、で言及したように自分は、燃料と水鍋米さえ支給していただければ本屋で暮らせるでありますっ。 自分、仏教種でない無宗教であるにもかかわらず、無駄にブッキッシュなのでありますっ。言ってみればブコウスキーが婿養子なのでありますっ。 イキオイにまかせて何の思慮もなく韻を踏んでみましたが自分、寒いでありますっ。 そんな自分なのでありますが故に、読みもしない読めもしないにも関わらず本屋には良く足を運ぶのでありますっ。 でも以前言及したとおり滅多に買うことはないでありますっ。 しかし先月、こんな表紙の雑誌見かけたでありますっ。
一部拡大するでありますっ。
あふろじぇねれえしょんんんん? なんだこの微妙に前衛な特集は? 自分の中で、疑問が拡大してゆき、止められなくなったのでありますっ。 購入決定ですっ。 なぜならこのヴィバ白い肌嗜好が顕著マジョリテなお国柄において、どんなヘタレたアフリカン文化の特集をやっているかどうかどうしても気になったからでありますっ。 が、しかし、 いきなり一頁目にはマイケル・ジャクソン作詞の"Ben"の歌詞が掲載されていますっ。聴いたことないけどThe Jackson Fiveが歌ってるみたいでありますっ。 他にはヒップホップ系の音楽プロデューサーや、頭をアフロにした国内コメディアンのインタヴュー記事があるでありますっ。 そのほかには七十年代からのブラックアメリカのムーヴメントがモハメド・アリや、初めてプレイボーイ誌の表紙カバーガールになったアフロなお姉ちゃんの写真なんかとともに掲載されているでありますっ。 どうやらこの雑誌、微妙に本気なようでありますっ。 ちなみに定価六十バーツのこの雑誌、付録に赤牛Tシャツがついていたでありますっ。
背中部分には赤牛の他に映画関係サイトのアドレスも書いてあったでありますっ。
でも、このサイトまで微妙に本気だったらまた困惑するので怖くて自分、まだ見てないでありますっ。 更に別冊付録として十頁くらいのセリフなし漫画もついていたでありますっ。
特集の内容といい、付録の一貫性のなさといいこの雑誌、微妙に本気なのでありますっ。 だから、買ってから一ヶ月近く自分はずっとこの雑誌の微妙に本気なあざとさについてひっそりとひとりで時折考えていたのでありますっ。 あざとさで第十二代日大王者になったらしい養殖ボケ藝風の藝人としてはそれはもう誰にも言わずにこっそりひっそり考えずにはいられないありますっ。 しかしっ、 どうしても誰かに言わなければならない事情が出来たのでありますっ。 それは、 いま売られている最新号の特集なのでありますっ。 本屋に並んだ表紙から察するに、最新号の特集は。
ドラ? お願いですっ。誰か自分を止めてくださいっ。このままじゃ買ってしまうですっ。 どうやらこの雑誌は本気で自分を攻め落としにかかっているようでありますっ。 |
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