Favorites to XML

◆概要

『Favorites to XML』は、Microsoft Internet Explorerのお気に入りをXML文書に変換します。変換後はXSLT等で自由に表示ができます。


◆インストール

以下のファイルを適当なフォルダに保存してください。アンインストールする場合はこれらのファイルを削除していただくだけです。

favo2xml.exe ・・・本体
favo2xml.dat ・・・環境保存ファイル ※サンプルのため無くても結構です。
sample.xsl ・・・XSLTのサンプル(URLランチャ)

注意) 'favo2xml.dat' は 'favo2xml.exe' と同一のフォルダに入れてください。


◆使用方法

@環境に合わせて設定を行ってください。入力した情報は文書生成のとき保存され、次回起動したときに初期表示されます。

実行画面

#サンプルの'favo2xml.dat'を導入した表示例です。
実行環境
フォルダ・・・お気に入りのフォルダを指定します。例えば Win95/98 では 'Windows\Favorites' を指定します。
ドキュメント・・・作成するXML文書名を指定します。作成する文書は拡張子を 'xml' としてください。


テンプレート
作成するドキュメントの形式と内容を定義します。このテンプレートで利用できるキーワードは以下の表を参照してください。キーワードはテンプレート内の何処でも記述できます。

<!--FOLDER:BEGIN-->この2つキーワードで囲まれた範囲はフォルダ毎に出力されます。これらのキーワードはテンプレート内に必須です。
<!--FOLDER:END-->
<!--HOME:BEGIN-->この2つキーワードで囲まれた範囲はショートカット毎に出力されます。これらのキーワードはテンプレート内に必須です。
<!--HOME:END-->
&creation;ショートカットの作成日 (YYYYMMDD) を表します。
&date;現在の日付 (YYYYMMDD) を表します。
&defurl;'[DEFAULT]BASEURL' で設定されている内容を表します。
&docurl;'[DOC_frmImp]BASEURL' で設定されている内容を表します。
&folder;ショートカットが格納されているフォルダ名を表します。
&iconfile;'[InternetShortcut] IconFile' で設定されている内容を表します。
&iconidx;'[InternetShortcut] IconIndex' で設定されている内容を表します。
&modified;'[InternetShortcut] modified' で設定されている内容を表します。
&status;リンク先の状態を表します。'good' は正常、'bad' は異常です。オプションの 「status」 が指示されていない場合は 'unknown' となります。
&time;現在の時刻 (HHMMSS) を表します。
&title;ショートカットの名称を表します。
&url;ショートカットで設定されている URL を表します。

〜 サンプルのテンプレート 〜

<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="sample.xsl"?>
<favorites date="&date;" time="&time;">
<!--FOLDER:BEGIN-->
  <folder path="&folder;">
<!--HOME:BEGIN-->
    <homepage title="&title;" url="&url;" status="&status;">
      <craetion>&creation;</craetion>
      <InternetShortcut>
        <Modified>&modified;</Modified>
        <IconFile>&iconfile;</IconFile>
        <IconIndex>&iconidx;</IconIndex>
      </InternetShortcut>
      <DEFAULT>
        <BASEURL>&defurl;</BASEURL>
      </DEFAULT>
      <DOC_frmImp>
        <BASEURL>&docurl;</BASEURL>
      </DOC_frmImp>
    </homepage>
<!--HOME:END-->
  </folder>
<!--FOLDER:END-->
</favorites>
            

〜 ヒント 〜
フォルダを無視してショートカットの一覧を作成したいときは '<!--FOLDER:BEGIN--><!--HOME:BEGIN--> homepage tag <!--HOME:END--><!--FOLDER:END-->' と記述してください。
favo2xml では、作成するドキュメントを単なるテキストファイルとして扱います。このためテンプレートの記述は XML の構文規則に準ずる必要は無く、自由に指定ができます。例えば HTML タグを記述すれば、直接 HTML ファイルを作成することができます。この方法を利用すれば CSV なども可能ですね。


オプション
unicode・・・作成するドキュメントのエンコードを指定します。この項目にチェックがされた場合は unicode (UTF-16) で出力され 、チェックがされない場合は ascii で出力されます。※unicode で作成を行うとインデントが無効になり、テンプレートで指定される改行も無効になりますのでご注意ください。
entity・・・特殊文字の参照方法を指定します。この項目にチェックがされた場合は特殊文字が文字名 (&amp;) で出力され 、チェックがされない場合は文字コード (&#38) で出力されます。
indent・・・この項目がチェックされるとドキュメントの要素をインデントし作成します。インデントの幅は、右隣のエディットコントロールへ、半角単位で入力してください。※ unicode での出力が指示されている場合は使用できません。
status・・・この項目がチェックされるとリンク先の状態を検査し、'&status;' のキーワードが利用できるようになります。右隣のエディットコントロールへは、サーバーの接続タイムアウト時間を秒単位で入力してください。0が入力されている場合はデフォルトの設定が使用されます。


A設定が完了したらOKボタンを押します。暫くすると終了のメッセージが表示され、次のようなXML文書が生成されます。

作成されたXML文書例


B生成が完了したら作成されたXML文書をIEで表示させてください。次のような表示がされます。

文書の表示例

#サンプルをそのまま使用する場合、作成したXML文書と'sample.xsl'は同一のフォルダに入れてください。