◆概要
『 transfomer 』は、XSLを利用してXMLの構造を変換します。対象とするXMLはワイルドカードでの指定ができ、複数のドキュメントを一括で処理することもできます。
また作成するXMLは、Shift−JISとUNICODE (UTF-16) のエンコードが選べます。
◆環境
『 transfomer 』の実行には、Microsoft XML Parser ( MSXML ) 3.0 が必要です。MSXML は Microsoft のホームページより無料でダウンロードできます。
◆インストール
- 以下のファイルを適当なフォルダに保存してください。アンインストールをする場合はこれらのファイルを削除してください。※レジストリの更新は行っていません。
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transfrm.exe | | ・・・ | 本体 |
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transfrm.dat | | ・・・ | 環境保存ファイル | ※サンプルのため無くても結構です。 |
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注意) 'transfrm.dat' は 'transfrm.exe' と同一のフォルダに入れてください。
◆使用方法
@環境に合わせて設定を行ってください。入力した情報は変換処理のとき保存され、次回起動したときに初期表示されます。
実行画面
#サンプルの'transfrm.dat'を導入した表示例です。
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- 対象ドキュメント
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変換を行うXMLドキュメントを指定します。ワイルドカード ( * や ? ) での指定も有効です。
- スタイルシート
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適用するXSLTを指定します。
- 出力フォルダ or 出力ファイル
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join がチェックされている場合はドキュメント名、チェックされていない場合は変換後のドキュメントを保存するフォルダを指定します。
- 変換後の拡張子
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変換後のドキュメント名に付ける拡張子を指定します。例えば html や xml と入力してください。この項目が未入力の場合は、入力されたドキュメントと同じ名称となります。※ join がチェックされている場合は無視されます。
- validity check
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この項目がチェックされているとXML文書の妥当性検査が行われます。
- unicode
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変換後されたドキュメントのエンコードを指定します。この項目がチェックされていると UNICODE で作成が行われます。
- join
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変換後のドキュメントを結合し、一つのドキュメントとして出力します。テキストやCSVへ変換したり、外部解析対象実体 (external parsed entity ※難しい言葉ですね ^^; ) を作成するとき出力結果を一つのファイルすることができます。
A設定が完了したら変換ボタンを押します。暫くすると終了のメッセージが表示され、出力フォルダに変換後のXML文書が生成されます。