CPUをMobile Athlon XP 1700+に交換

なぜ交換するのか

モデルナンバーから考えてもたった100+、実クロックに至ってはほとんど変化がないであろう1700+にあえて交換したのは、 その消費電力が大きな理由です。 それまで使用していた1600+は大体60W消費しますが、Mobileの1700+はたった35Wしか消費しません。 これは、計算上で2/3以下になる事を意味していますが、発熱もそれに従って大幅に低下します。 しかも、クレバリーで5,000円以下という破格で売られていた為、迷うことなく買ってしまいました。

電源改造してました

ところで、先日電源を改造しました。 ファンをRDL8025Sに換装し、吸気口をペンチで広げました。 RDL8025Sに換装しただけでは、風力が弱まり音もまだうるさく感じられたのですが、 吸気口を広げた途端、音が静まり、風量も大幅に改善されました。 どうやら圧のバランスが悪かったようです。

いざ交換

これが旧CPUのAthlon XP 1600+(Palominoコア、上)と 新CPUのMobile Athlon XP 1700+(Thoroughbredコア、下)。 1700+の方はコアが縦長でOPNがラベルになっているのが分かります。 また、基盤の色も異なります。 取り付けの過程は省きますが、ヒートシンクの付け替えを行っていましたので難なく行えました。

BIOS、Power Now!

恐る恐る電源を入れると・・・起動はしたもののMobile Athlon 4 1100MHzと認識し倍率等も異なるもの。 そこで手動で133*11倍に設定すると、今度はAMD K7 Processorと認識しましたが、 実クロック自体は1700+と同じになりました。

ところでこのCPU、通常のAthlonとは異なりPower Now!テクノロジなるものに対応しています。 この技術は、CPUのクロック周波数と電圧を動的に変更するというもので、 マザーボードとOSが対応していれば、OSの動作中にCPUへの負荷に応じてそれらを自動的に変更することが出来ます。 残念な事に8KHA+はPower Now!に対応していない為、OSによる動的変更は出来ませんでしたが、 CrystalCPUIDというユーティリティーを使う事で、手動でクロック数を変更することは出来ました。 ただし、NT系で使用するにはAdministrators権限が必要です。

Reference