S社製MD/CDラジオ、MD-F10についてのページです。


Last Updated: 2002年2月6日



 こいつは近所のごみ捨て場で見つけました。運良く雨にも当たっておらず、見た目はだいじょうぶそうでしたので、 即刻持って帰りました。ジャンクハントにすばやさは必要ですね(笑)

 さて、持って帰ってきたものの、やはりそこは捨てられていただけのことはあり、いくつかのキーが効かなくなって いました。ここで、テスタを使って調べてみると、スイッチが腐ったのか、接触抵抗が増え、押している力によって 抵抗値が変化してしまいます。制御用マイコンのA/Dコンバータを使ってスイッチが押されるのを検出しているような 家電では、同じようなことがいくらでも起こりえます。もっとも、 ここ に示されているように、 これは定石らしいのですが。

 原因がわかれば対策は簡単です。要はスイッチを全部取り替えればいいのですから。早速秋葉原に出かけて、 スイッチを買ってきました。秋月電子と言えば、この世界では有名なのですぐわかるでしょう。ただ、店頭には ぴったり合うものがなくて、仕方なくだいたい合いそうなタクトスイッチを出してもらって、加工(といっても押す 部分をちょっと削っただけですが)して使いました。



 さて、これでスイッチは直ったのですが、あいにくCDプレイヤー部分も回りません。これではCDが聞けないので、 とりあえずモーターに電気が来ているかテスタで調べます。思ったとおり、来ていませんでした。

 ここまでは順調でした。しかし、このあとが問題です。ICを調べたのですが、データシートがなかなか出てきません。 ちなみに、三菱のM62472、M65821、ロームのBA5914です。モーターの配線がBA5914につながっているところを見ると、 どうやらこいつが原因のようです。(三菱のICはメーカーに直接メールして後日、入手しました。ただし、現在この ICは製造していないらしいです)

そこで、こいつをジャンクのCD-ROMから取ったBA6296に置き換えてみます。何でこれを選んだかといわれると、実は適当 だったりします(笑)
 が、症状は変化なし。どうしても動いてくれません。おまけに、作業中にパターンをはがしてしまいました。 プレステだとこういう症状が出たとき、ピックアップを交換すると直ったけど、それを早く思い出せばよかったのかしらんと、 反省しています。まぁ、MDレコーダとしては使えるからまあいっか、と無理やり納得してみることにします。
 今はドライブをS社から取り寄せようか、それともMP-ROMを内蔵してしまおうか、考え中です。
あと、これは作業中に発見したんですが、この機械はCDのデジタル出力と、MDのデジタル入力がとてもわかりやすい 位置にあります。というか、シールド線が1つだけあるんですが、それをはずすだけでDin Unlockと出るので、すぐに わかりました(笑)

このあとどうしようか、今思考中です。自分の中ではMP-ROM内蔵が有力候補です。でもそのためには本体とのI/Fを 解析しなきゃなぁ…
 ちなみにその後S社に問い合わせたところ、ピックアップと基板をあわせて9800円だって。これじゃ下手すれば 新しいのが買えそうだよう(T_T)いくら景気が悪いからってボリすぎ。せいぜいセットで5000円がいいところでしょ? 面倒だからMD部分だけ別のケースに組もうかなぁ…

2002.4.18
   さて、本体とのつながりを調べましょうか。というか、夜の暇つぶしだったりします(笑)

 なるほど。かなり本体からの制御が必要なフォーマットなのね(泣)シリアルでデジタルデータがまんま垂れ流されて 来るなんて…CPLDか何かで特定のビットを読み飛ばしてやれば、SCMSもキャンセルできるかも…
 デジタルでデータストリームが流れてくるってことは、上手にファームを書き換えてMPEGデコードLSIを積めば 結構MP-ROM化できるんではないかと。ただ、9800円…くよくよ。どうしよ。やらん可能性の方が高そうな(笑)


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