fvc2mid 取扱説明書


概要

FviewD で保存した描画データ(fvcファイル)からMIDIファイルを生成します。

スクリーンショット

使い方

  始めにタイムベース(時間分解能)を 120, 240, 480, 960 から選択します。   タイムベースは、MIDIファイルにおいて四分音符の長さをいくつと表現するか決めるパラメータです。   よく分からなければ、480にしておけば問題ないと思います。   次に、拍子を無視するか、それとも考慮するか選択します。   それぞれの特徴は次の通りです。   ・拍子を無視する方法 FviewD で縦線を描きこむ手間がありません。 作成したMIDIファイルをMIDIシーケンサーで見た時、小節・拍子の位置がでたらめです。 MIDIファイルを編集する予定がないなら、こちらが手っ取り早いでしょう。   ・拍子の情報を縦線で与える方法 FviewD で小節、または拍子を示す縦線を描きこむ必要があります。 作成したMIDIファイルをMIDIシーケンサーで見た時、小節・拍子の位置が正しく表示できます。 MIDIファイルを後で編集するつもりなら、こちらを利用すべきです。 後者を選んだ場合、四角の枠内の設定をする必要があります。   クォンタイズは、発音、消音のタイミングをきりのよい時間にそろえる機能です。   タイムベースの値が四分音符に相当します。   よって8分音符を時間の最小単位にするなら、タイムベースの値/2を入力します。   16分音符なら、タイムベースの値/4です。   よく分からなければ、タイムベースの値/4 にしておけば多くの場合問題ありません。   最後に [ファイル]-[開く]で fvcファイルを開いてください。MIDIファイルを生成します。

MIDIファイルの形式

出力される MIDIファイルの形式は、SMF(format1)です。トラック数は9個です。   トラック0にはテンポが書かれています。   トラック1〜8には、描画データが2色づつまとめられて書かれています。 ノート・オンのボリュームは 110としています。 拍子の情報を縦線で与える方法を選択した場合、MIDIファイルに変換されるのは   最初の縦線と最後の縦線に挟まれた領域です。   要するに最初の小節線を書き忘れると始めの1小節が抜け落ちるよ、と言いたいわけです。

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