インストール ...

 

 「インストールする」というと、何かをコンピュータに組み込んで、ユーザーが使用できる状態にしている、というくらいはわかります。インストールは通常自動的に行ってくれるので、やりかたは説明するまでもありません。

ところが、実際には何をやっているのかが見えてこないので、自分のコンピュータに勝手に何かされているという感覚もぬぐいきれません。

 

一般的には、インストーラ(自己解凍形式書庫)は、主な動作として、「C:\Program Files」ディレクトリに新たなディレクトリを作り、そこに、インストーラの中に圧縮して含まれている主体の実行ファイルを展開(コピー)します。ソフトによっては、「C:\Program Files」以外の、(C:\Windows : システムディレクトリ、 など)に展開する場合もあります。必要のある場合さらに、その新しいディレクトリに、そのソフト固有のディレクトリ構成を展開します(データ用のファイルやフォルダなど)。

C:\Program Files は、どのウィンドウズにも用意されている、汎用のディレクトリで、おおよそ実行ファイルはここに置くという考えで統一されています。ただ、このことは、実行ファイルはこのディレクトリに置いておかないと実行できない、という決まりではありません。

 

インストーラ(自己解凍形式書庫)でない、.lzh や、.zip のファイルとして配布されているソフトは、解凍して展開するだけですぐ利用でき、これをインストールとは呼びません。仮にそれ(展開されたフォルダまるごとなど)を先の、「C:\Program Files」 に自分で移動すれば、手動でインストール(もどき)をしたことにはなるかもしれません。


インストーラが続いて行うことがもう少しだけあって、一般的に、(アプリケーション自体の情報や、アイコン)をレジストリに登録したり、デスクトップ、[スタート]メニューに、ショートカットを作成します。

 

デスクトップに自動的に作成されてしまったショートカットを、整理のためと思い削除してしまったりすると、はてさて、消したはいいがいったいどうやってあのソフトを起動したらよいか、という非常に困ったことになります。そういうときは 「C:\Program Files」をあたってみると良いのですが、ソフトによっては、ディレクトリの名前がソフト名ではなく、 会社名 になっていることもあるので、見つけにくい場合もあり、このあたりは少し面倒なところです。

 


インストールはプログラミングとは直接は関係ありません。余談でした。

 

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