TFG-01 PiyoSaver

目次

これは何?
動作条件
設定
└キャラクタ 1
└キャラクタ 2
└背景
└サウンド
└そのた
└下のボタン
こんな使い方も!
著作権と謝辞
主な履歴

これは何?

安直なネーミングの通り、響子さんのエプロンのひよこが大量に歩くセーバーです。
アニメ中のとあるシーンからヒントを得ました。めぞん通な方なら解かりますよね?
"あなた、男ものぞくんですか?"
本来の目的(↑)だけだと物足りないので機能拡張していった結果、
いわゆる簡易セーバーメーカーと化してしまいました…

画面上をキャラクタが大量に移動させられるのが最大の特徴です。
外部のキャラクタ画像・背景・効果音を使ってカスタマイズすることが可能です。
一般的なセーバーメーカーのような画像効果や自由度はありませんが、
設定が簡単で小回りが利くと思います。


動作条件

OS Windows95/NT3.51 以降 (動作確認はWindows98SE)
CPU 多分100MHz以上 (最低限の動作なら特に下限はありません)
画面色数 16bit以上 (256色モードは不可)
空き物理メモリ 5〜10MB以上 (モニタサイズと設定によります VGAなら最低3.3MB)

設定

右クリックメニューの [設定(O)] (または構成) で設定画面を開きます。
設定項目が多いですが、それぞれは単純なのですぐに解かると思います。
なお、ボタンや入力ボックスにカーソルを合わせると、それについての説明が表示されます。

キーボードを使用する場合、
F1/F2 キーでタブの 左/右 切り替えができます。
Tab/Shift+Tab キーで入力ボックスの 順/逆 切り替えができます。
Esc キーで設定を変更せずに終了します。
Space キーでボタンを押します。

設定ファイルの指定について
デフォルトでは "TFG-01-1.ini" "TFG-01-2.ini" を使用しますが、
"MTA-01.ini" を編集することで使用するファイルを指定できます。
1行目は、とりあえず "TFG-01" にしておいてください。
2行目を "MyData" すると、"MyData-1.ini" "MyData-2.ini"
のファイルをロードして起動します。(設定もこのファイルにセーブされます)

なお、プログラムと設定ファイルのバージョンが異なる (AA.BB.CC.DD の、AA.BB が違う)
場合、データの互換性がありません。
設定ファイルの先頭から9〜16バイト目 (# のあと) がバージョン(16進)です。
バージョン 1.00.03.31 なら 0100031F になります。

使用できる画像について
BMP/MAG/JPG/PNG の拡張子のみ使用できます。
白黒BMP/プログレッシブJPEGなど、一部のファイルは使用できません。
PNGは、透過色(0%/100%)に対応しているようです。

MAG以外は一応、簡易チェックで 未対応or異常ファイル をはじくように
してはいますが、読み込みエラーが発生することがあるかもしれません。

また、黄緑(0,255,0) のドットは透過色になります。
透過したくない緑色は、お絵描きツールで (0,254,0) 等に調整してください。

画面の描画順について
矢印の順で描画されます。
奥行きを表現したい場合等に参考にしてください。

背景色 → 背景画像 → キャラクタ 1 (タイプ8 → … → タイプ1)
→ キャラクタ 2 (タイプ8 → … → タイプ1) → 文字


キャラクタ 1
動くキャラクタの設定をします。

ひよこ画像以外のファイルを使用する場合は、画像を登録する必要があります。
   @ まずリストボックスから登録したいIDを選択
   A "画像登録" ボタンでファイルを選択
   B "コマ数登録" ボタンの右の入力ボックスで画像のコマ数を指定してボタンを押す

画像の仕様について
   "Chara1" フォルダ のサンプルのひよこを参考にしてください。
      ・左から右に進む(速度>=0)場合は、左半分の画像を使用します。
      ・右から左に進む(速度<0)場合は、右半分の画像を使用します。
   * 1コマのサイズは、ディスプレイサイズより小さくなくてはなりません!

☆ タイプ1〜8の指定
ID…… 使用する画像のIDを指定します。
…… 使用するキャラクタの最大数です。
都合上、実際の表示数はこれの30〜100%になります。
速度…… 1コマで進むドット数です。
左または上に移動するときは負の数を指定します。
合成率…… 半透明の合成率を指定します。100%で完全なコピーになります。
数値が小さいほど、背景が透けて見えます。

☆ キャラクタの数を補正する
設定されたひよこの数が "実際に画面に表示される数" になるように
補正倍率を掛けます(x1〜x3.4)。


キャラクタ 2
固定位置で動くキャラクタの設定をします。
"キャラクタ 1" と同様に、画像を登録する必要があります。
なお、"キャラクタ 1" より前面に表示されます。
"外で雪が降る様子を窓越しに眺める" といった構図が可能です。

☆ タイプ1〜8の指定
ID…… 使用する画像のIDを指定します。
左のチェックボックスで、使用/不使用 を選択します。
位置…… 表示する位置を指定します。
合成率…… 半透明の合成率を指定します。
切替コマ数…… 何コマに一度、キャラクタのコマ表示を変化させるかを指定します。
指定コマ数毎に表示コマの切替をします。0の場合は切替をしません。


背景
背景の表示方法を設定します。

☆ 背景色
一色に固定…… 設定したRGB値の背景色を使用します。
ランダム…… 設定したコマ数毎に背景色を変更します。

☆ 背景画像
使用しない…… 設定したRGB値の背景色を使用します。
デスクトップ画面を使用…… 起動時のデスクトップ画面を使用します。
画像を使用…… 指定した画像ファイル使用します。
フォルダ使用…… 指定したフォルダ内の画像を使用します。
指定コマ数毎にランダム変更します。

画像の配置…… 画像の配置の仕方(中央/並列)を選択します。
画像の合成率…… 半透明の合成率を指定します。


サウンド
サウンドの再生方法を設定します。

効果音は WAVE のみ、BGMは WAVE・MID のみ使用できます。
音量の指定もできます。

☆ 効果音
効果音を使用しない…… 効果音を使用しません。
IDに指定した効果音を使用…… リストボックスに登録したファイルを使用します。
チェックボックスで、使用の有無を選択します。
指定コマ数毎/指定確率 で再生します。
フォルダを使用…… 指定したフォルダ内のサウンドを使用します。
指定コマ数毎/指定確率 でランダム再生します。

☆ BGMを使用
BGMを使用します。選択した曲(MIDI・WAVのみ)をリピート再生します。
☆ タイマーを使用
いわゆるモーニングコール機能です。指定した時刻の間だけ再生します。
24時間制 (0:00〜23:59) です。
ひよこの鳴き声で、さわやか(?)な朝を迎えることができます。


そのた
その他の設定をします。

☆ スクリーンに表示
画面左上に表示するものを選択します。
時計…… 現在時刻を指定の書式で表示します。
伝言ファイル…… "Message.txt" の内容を表示します。
"編集" ボタンを押してメッセージを編集できます。
折り返しはしないので、途中で改行してください。
表示できる最大行数は右に表示されます。

使用フォントについて
表示する文字には、フォントの種類・サイズ・色(本体と輪郭)・スタイル(太字/斜体/下線)
を指定できます。
セーバーとして機能させるために、指定したコマ数毎に色を反転するようにもできます。

☆ 1コマの速度
セーバー1コマの速度を指定します。
負荷のかかる処理 (画像・サウンドのロードや効果音の再生等) をしたコマは、
速度が遅くなることがあります。

また、参考までに、一番最後に起動した時の処理速度が表示されます。

☆ タスク切り替えキーを無効にする
Alt+F4 や、Ctrl+Alt+Del などで強制終了できなくなります。
何らかのエラーで終了できなくなった場合や、パスワードを忘れてしまった場合、
電源を落とさないといけなくなるので非常に危険です!
よっぽど覗き見されたくない場合以外は、なるべく使用しないことをオススメします。


下のボタンについて

"OK"設定を保存して終了します。
"Cansel"設定を変更せずに終了します。
"Deffault"デフォルトの設定に戻します。
"Help"このヘルプファイルを開きます。
"Preview"セーバーをテスト実行します。


こんな使い方も?

動きが単調なのを逆手にとって、ひよこの数を小さくして
眠れないときにひよこを数える用途にも使えます。
ひよこが1匹、ひよこが2匹… (羊に替えるとなお良)

ひよこの数を少なめにして、野鳥ならぬひよこの会の修行ができます。カウンター必須。
ただしオス・メスが判るようにはなりません。腱鞘炎に注意。

ひよこの数を0匹にすれば、壁紙セーバーになります。(当たり前か)


著作権と謝辞

悲しいかな画力がないので、ひよこ画像は
"ひよこのエプロン" というWRD作品に使われたものを、
画像素材作者のwataさんの了解を得て使用しています。(少し手直ししてありますが)
TaMuRaさんのHP (風景写真や音楽関係です)
http://www.vector.co.jp/authors/VA002493/

ひよこの元ネタの著作権は高橋留美子先生にあるのでしょう、きっと。


主な履歴

2001/11/10 ver0.00.00 プログラミングの勉強の為にセーバーを作ることを決意
解説書を読んで4時間くらいで、一応動くものが完成
2002/01/25 ver0.22.00 Vector に初公開
2002/03/16 ver0.33.00 このバージョンが完成してからしばらく休止
2004/02/08 ver1.00.00 非効率なソースを1から書き直す大手術を決行
内部の処理が各段に進歩しています(当社比)

DirectSound を採用(音声の重ね合わせが可能に)
言語切替を廃止(面倒なので…)
ベンチマークモードを廃止
使用できる素材の数が増加
2004/02/13 ver1.01.00 画像ファイルを簡易チェックして、未対応or異常ファイルを
極力はじくようにしました
2004/02/13 ver1.02.00 テスト実行で処理時間を表示
デフォルトの値を変更
2004/02/13 ver1.02.01 設定ファイルを指定して起動可能に
2004/03/07 ver1.03.00 設定ファイルの仕様を変更(メモ帳で見やすくしました)
XPでツールチップが真っ黒になっていた問題を修正
2004/03/07 ver1.03.02 乱数の初期化を起動時のみに変更


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