TFG-14 演算子パズル ver0.16.10 これは何? ありがちなパネルパズルとありがちな計算パズルの融合による、 ありそうでなかったパズルゲームです。 近頃話題の脳力トレーニング効果を期待したわけではありませんが、 演算力・記憶力のトレーニングに使えるかもしれません。 時間制限が無いので、反射神経も指先のテクニックも必要ありません。 ファイル構成 TFG-14.exe ゲーム本体 TFG-14.txt 説明書 (このファイル) TFG-14.dat セーブデータ (起動時に自動作成) TFG_err.log エラー発生時のログデータ (エラー発生時に自動作成) ルール フィールド上で横に連続する3個の数値A・B・Cを選択 (黒枠表示) して、 A□B=C が成り立つように □ に演算子を当てはめて消去していきます。 時間制限は一切ありません。全パネルが消去不能になるとゲームオーバーです。 フィールド左右に >  < の表示があります。 これより上の段で消去した時は、下の段が上昇します。 逆に下半分の段で消去した時は、上の段が落下します。 空いた部分 (最下段or最上段) には、NEXT 表示されたパネルが補充されます。 演算子は以下の8種類です。 四則演算 … + - x ÷ 剰余(割り算の余り) … \ 論理演算 … & | ^ (7÷3=2 のような余りの発生する割り算は不正解となります) 例外として、演算子に関係無く以下の場合も消去されます。 トリプル消去 … 同じ数字が3個の場合 0消去 … 3個のうち1個or2個が0の場合 (主に緊急回避用) 消去の優先度は トリプル消去 > A□B=C > 0消去 になっています。(高得点優先) ちなみに、消去可能パネルはピンク色の枠で囲まれています。 なお、演算が不正解の場合は、ペナルティとして選択パネルがグレーに変化します。 また、補充されるパネルでも、得点が上がるにつれてグレーパネルが現れるようになります。 このグレーパネルはお約束として、隣接パネルの消去で解凍されます。 論理演算について 数値を2進数でとらえ、ビット毎に演算します。端的に説明すると、次のようなものです。 & (AND) … 論理積 AとBがともに真ならば真(それ以外は偽) | (OR) … 論理和 AとBのどちらか一方でも真ならば真(同上) ^ (XOR) … 排他的論理和 AとBのどちらか一方のみが真ならば真(同上) コンピュータの本でよく見かける表にすると、a□b=x の式で、次のようになります。 & (AND) | (OR) ^ (XOR) a b x a b x a b x --------- --------- --------- 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 1 0 1 1 1 0 0 1 0 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 オプションで演算早見表(掛け算の九九表のようなもの)が表示できるので、 それも参考にしてください。(操作方法を参照) また、標準搭載の電卓(CALC)で 電卓の種類 >> 関数電卓 にすると、 左のほうに Mod And Or Xor とありますので、2進数で試してみてください。 操作方法 とりあえず基本操作とF1・F2だけ覚えれば、ゲームに支障はありません。 基本操作 カーソルキー … 選択パネルの上下左右移動 Z … 演算子順選択 (+ - x / \ & | ^ の順) X … 演算子逆選択 C Space … 演算決定 テンキー使用の場合 (普通の数字キーでもOK NumLockはONでもOFFでもOK) 8・2・4・6 … 選択パネルの上下左右移動 1 End … 演算子順選択 3 PageDown … 演算子逆選択 Enter … 演算決定 ノートパソコンで寝ながらの場合 カーソルキー … 選択パネルの上下左右移動 / … 演算子順選択 \ (/の右) … 演算子逆選択 Shift … 演算決定 マウス使用の場合 (F6でON/OFF切替) マウスカーソル … パネル選択 (他のキーで移動するとカーソルも移動します) 左クリック … 演算子順選択 (逆選択が無いので使いづらいです) 右クリック … 演算決定 Esc … 中断データを保存して終了 (ボスが来ても安心) F1 … リセット (パネルサイズ 6x12) F2 … リセット (パネルサイズ 9x12) オプション F4 … 乗算・除算・剰余算演算子の表記切替 (x÷\ x/\ */\ x÷% x/% */% の順)   プログラマでない方には x÷%   HSPプログラマには */\   一般プログラマは */%   をオススメします F5 … ナビゲーション機能ON/OFF (消去可能パネルが桃色で囲まれます)   OFF にしても特にメリットはありません (己に鞭打ちたい人向け) F6 … マウス使用ON/OFF   カーソルが勝手に移動するのがイヤな場合 OFF にしてください F7 … 起動時・消去時のエフェクトON/OFF F8 … 演算早見表順切替 (OFF + - x / \ & | ^ の順) F9 … 演算早見表逆切替 * 演算早見表ウィンドウが隠れてしまった場合は、  F8/F9キーで切替することにより前面に出すことができます。 * 手戻し機能は人間をダメにするので標準装備していません。 * 終了時に中断データと各種状態を自動保存します。(書き込み可能な場合)  次回起動時は、前回終了時の状態で自動再開します。 注意  * CD-ROM (CD-R等でも) からの起動の場合、セーブ/ロードをするディレクトリは、   Windowsのインストールされたドライブのルートディレクトリ (通常 C:\) になります。   この場合、画面左下にディレクトリが表示されます。  * セーブ先ドライブの空き容量が無い場合、画面左下に "×" が表示されます。  * ファイルまたはディスクが書き込み禁止の場合は、エラーメッセージを表示してセーブせずに終了します。   あらかじめ状態を確認してください。  * バージョンの異なるセーブデータは使用できません。(verA.BB.CC の A.BB の部分)  * セーブデータの改造や退避等のイカサマ行為は、なるべくしないでください。   (苦労して改造する人はいないと思いますが) 得点計算 A□B=C {(Aの基礎点)+(Bの基礎点)+(Cの基礎点)} x (演算子の倍率) 基礎点・倍率は、数値の利用度・演算の直感的難度に応じて設定しています。 基礎点 0 0 1 3 (0以外で最も利用度が高い) 2〜7 4 8・9 6 (論理演算での利用度が低い) 演算子の倍率 + - x ÷ 3 \ 4 & | 5 ^ 6 例   1*0=0 → (3+0+0)x3=09点   1+1=2 → (3+3+4)x3=30点   9-8=1 → (6+6+3)x3=45点   9\8=1 → (6+6+3)x4=60点   9^8=1 → (6+6+3)x6=90点 トリプル消去 (0) 1000点 トリプル消去 (1〜9) 基礎点x20 (60〜120点) 0消去 0点 不正解 0点+ペナルティ(グレー変化) 補足情報 適当な組み合わせでも3割は消去可能(0消去は除く)です。 序盤のうちはあまり考えなくても、詰まることはほとんどありません。 序盤は低得点で消去して、0パネルをかき集めても良いかもしれません。 981 なら 9^8=1 (90点) にしないで、あえて 9-8=1 (45点) にする等 何も考えずにプレイすると平均で 4700点(6x12)/8300点(9x12) 程度になります。 NEXT表示されるカラーパネルの出現確率は rounddown(2500/roundup(sqrt(score))) に設定しています。 データを退避させてやり直しても、同じ消去の仕方をすれば出現するパネルは変わりません。 アンインストールについて レジストリ等システムデータは一切いじっていないので、フォルダごと削除してください。 CD-ROMから起動した際は、Windowsのインストールされたドライブのルートディレクトリ (通常 C:\) に作成されたファイル (TFG-14.ini TFG_err.log) があれば、 それも削除してください。 著作権等 このソフトは、HSP (HotSoupProcessor) で作成しました。おにたま氏に感謝。 http://www.onionsoft.net/hsp/ HSPプログラムコンテスト2005 (ショートプログラム部門) のために作成したものに、 ちまちまと機能を付け足したものなので、プログラムは非常にコンパクトになっています。 (オブジェクトサイズで10KB弱) スクリプト部分の著作権は一応、私トラふぐが保有しています。 一般的なフリーウェアと同様に使用することができます。 ふぐ哀悼……もとい、不具合等があっても責任は負えませんが、 できる範囲で改良していきたいので、ご連絡いただけると幸いです。 ……が、ごく稀にしかメールの確認をしていないので、返事が1ヶ月後とかになるかもしれません。 <非営利> かつ <良識の範囲内> であれば、ほぼ自由に二次配布を行って構いません。 商業的サイト・雑誌等でソフト紹介・掲載したいという奇特な方は、とりあえずご連絡ください。 ごく稀に放置HPに最新バージョンをアップロードしています。気が向いたらどうぞ。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~torafugu/Tappli/TFG-14.zip おもな履歴 2004/11/15 来年のプログラムコンテストを見越してアイデアを練る 2004/12/11 ver0.00 とりあえず原型を作成 2004/12/12 ver0.01 最低限ゲームとして動くものを作成 2004/12/14 ver0.02 グレーのパネルを作成 2004/12/14 ver0.03 下の段にゴミが溜まっていく致命的欠陥に気付き、最上段を消去した時のみ上昇するように変更 セーブ機能を追加 2004/12/15〜17 ver0.04 最下段を消去した時は落下せず最下段を補充するように変更 ゲームバランスを調整 ナビゲーション機能を追加 演算早見表を追加 2004/12/18〜22 ver0.05 上半分の段で消去した場合上昇・下半分の段で消去した場合落下するように変更 段数を16に変更 ゲームバランスを調整 ディスクに空き容量がないとセーブできないように修正 2004/12/23〜25 ver0.06 段数を12に変更 パネルサイズ切替機能を追加 ゲームバランスを調整 2004/12/28 ver0.07 ゲームバランスを調整 2004/12/29 ver0.08 ゲームバランスを調整 2005/01/06〜11 ver0.09 マウス使用モードを追加 選択パネル移動時のCPU負荷を軽減 F1・F2キーの動作を変更 ゲームバランスを調整 2005/01/12〜13 ver0.10 スタート時の0パネルの数を縦3列につき1つに固定 2005/01/14 ver0.11 グレーパネルの出現確率が不正解で減点しても低くならないように修正 F3キーでのリジューム機能を追加 2005/01/14〜20 ver0.12 不正解時、減点しないでグレーパネルに変化するように変更 演算子切替機能を追加 タイトルを変更 2005/01/20〜23 ver0.13 演算早見表の上にマウスカーソルがある時、選択パネルが移動する不具合を修正 デフォルトでナビゲーション機能をONに変更 Cキーでも演算決定するように動作を変更 F3キーでのリジューム機能を削除 2005/01/23〜02/03 ver0.14 キー動作を変更 (片手/テンキーで操作可能) デフォルトでマウス使用をONに変更 hspext.dll 無しで動作するように変更 (実行ファイル内に取り込み) 2005/02/07〜03/15 ver0.15 NEXTパネルの表示機能を追加 ゲームバランスを調整 万が一致命的エラーが発生した場合に、ログを記録する機能を追加 多重起動防止機能を追加 CD-ROMからの起動の場合のセーブ/ロードをするディレクトリを変更 書き込み禁止/アクセス禁止でセーブ/ロードに失敗した場合は、エラー表示するように修正 自機で音量調整ボタンを押した時(キーコード91+16)に誤動作する不具合を修正 入力に対する応答速度を修正 演算子選択/パネル消去時の処理が重かったのを修正 トリプル消去時の加算スコアの表記を変更 NEXTパネルの出現パターンを変更 演算子 * % & の表示を改善 演算子切替機能で ÷ を表示可能に変更 2005/03/16〜08/09 ver0.16 (Vector にて初公開) 起動時・消去時にエフェクトをかけるように改良 (エフェクトはF7キーで省略可能) F7〜F9キーの動作を変更 パネルデザインを変更 選択パネルが点滅するように変更 ナビゲーション機能のON/OFF切替の際に、<コード 7>のエラーで強制終了する不具合を修正 演算早見表を表示したまま終了して次回起動した際、入力を受け付けない致命的な不具合を修正 選択パネルの点滅間隔を調整 タイトルを若干変更