ここでは、WebPageClipperの
操作解説と
FAQを掲載します。
[操作解説]
基本的な使い方
- WebPageClipper.exeを起動してください。アプリケーションがタスクトレイに常駐します。
- タスクトレイのWebPageClipperアイコンを右クリックして「新しいキャプチャ」を選択し、キャプチャ画面を表示
します。
(初回起動時はキャプチャ画面が自動的に表示されます)
- キャプチャ画面にてクリップしたいWebページを表示し、好きな領域をクリップしてください。クリップされた領域はクリップウィンドウとして表示されます。
- クリップウィンドウに対してサイズや表示位置の微調整を行います。
調整が完了したら、メニューの「現在の状態を記憶」から調整内容を保存てください。
アプリケーションメニュー
タスクトレイのWebPageClipperアイコンを右クリックするとアプリケーションメニューが表示されます。
- 新しいキャプチャ
キャプチャ画面を表示します。
- ウィンドウ最前面化
管理されているクリップウィンドウの最前面化制御を行います。
- ウィンドウ有効/無効化
管理されているクリップウィンドウの有効/無効制御を行います。
無効化制御は、対象ウィンドウを非表示にします。これはクリップウィンドウメニューの「閉じる」と同様の効果です。
- ウィンドウ位置調整
管理されているクリップウィンドウの位置調整を行います。
この機能で調整された位置情報は即座に設定ファイルへ保存されます。
- ヘルプ
ヘルプおよびバージョン情報の表示をします。
- アプリケーション設定
アプリケーション全体に対する設定画面を呼び出します。
- 終了
WebPageClipperを終了します。
すべてのクリップウィンドウは閉じられますが、保存されている内容は次回起動時に自動的に復元されます。
クリップウィンドウメニュー
クリップウィンドウ上部へマウスカーソルを移動させる、またはAltキーを押すことでクリップウィンドウメニューが表示されます。
[操作]
- 位置・サイズ調整
ウィンドウの位置やサイズを調整するモードに入ります。このモードを終了するには再度メニューより[位置・サイズ調整]を指定します。
- サイズ微調整
ウィンドウのサイズや表示コンテンツのスクロール位置について、カーソルキーを使用したピクセル単位での微調整を行うモードに入ります。 カーソルキーでサイズの調整を、Shiftキーを押しながらカーソルキーでスクロール位置の調整を行います。
- 今すぐ更新
ページの更新(リロード)を行います。
- 現在の状態を保存
ウィンドウの位置やサイズなど、調整した状態を設定ファイルに保存します。
- リセット
ウィンドウの位置やサイズなどの調整を取り消し、保存されている内容を復元します。
- 削除
ウィンドウの位置やサイズなどの情報を含むクリップ情報の保存内容を削除します。削除した情報は復元できません。
ウィンドウを非表示にしたい場合は「削除」ではなく「閉じる」を指定してください。
- 閉じる
クリップウィンドウを終了します。
終了したウィンドウは、アプリケーションメニューの「ウィンドウの有効/無効化」から再有効化が行えます。
[表示]
- 常に最前面へ表示
クリップウィンドウを常に最前面へ表示します。
- スクロールバーを表示
スクロールバーを表示します。
クリップしているページによって正常に表示されない場合があります。
- 枠線を表示
ウィンドウの外周を枠線で縁取ります。
- 現在のURL
クリップウィンドウに表示されている内容のURLを確認します。
[設定]
- ページ詳細設定
クリップウィンドウに対する詳細設定画面を呼び出します。
- アプリケーション設定
アプリケーション全体に対する設定画面を呼び出します。
画面の説明
- キャプチャ画面
クリップしたいページやクリップ範囲を指定するための画面です。
アプリケーションメニューの「新しいキャプチャ」から表示します。
補助機能として、Webページに対する指定範囲のスクリーンショットを取得することもできます。
- クリップウィンドウ
キャプチャ画面でクリップ指定された領域が表示されるウィンドウです。
表示位置やサイズの微調整のほか、表示内容のスクリーンショット取得などを行うことができます。
ウィンドウの上部へマウスカーソルを移動させることでメニューバーが表示されます。
また、ウィンドウにフォーカスが当たっている状態でAltキーを押すことでも同様にメニューバーが表示されます。
- アプリケーション設定画面
アプリケーション全体に対する設定画面です。
アプリケーションメニューの「アプリケーション設定」から呼び出します。
- ページ詳細設定画面
クリップウィンドウに対する設定画面です。
クリップウィンドウメニューの「ページ詳細設定」から呼び出します。
設定画面について
設定画面の内容について説明します。
[アプリケーション設定画面]
- 現在のUserAgent(確認のみ)
WebPageClipperの内部ブラウザとして有効となっているUserAgent文字列を確認できます。
設定画面の「ブラウザバージョン」で指定バージョンを変更すると、それに合わせてUserAgent文字列も変化します。(アプリケーションの再起動が必要です)
- 言語
アプリケーション内で使用される言語を選択します。
変更を適用するにはWebPageClipperの再起動が必要です。
- ブラウザバージョン
内部ブラウザに適用するIEバージョンを指定できます。
クリップページに表示乱れが発生するなどの問題があるとき、バージョンを変更することで解決する場合があります。
変更を適用するにはWebPageClipperの再起動が必要です。
※1 WebPageClipperの内部ブラウザはIE(Internet Explorer)に準拠したものです。指定可能なバージョンは、PCにインストールされているIEのバージョンに依存します。
※2 選択肢中にある"Standards mode"や"edge mode"は表示モードを意味します。よくわからない場合は「選択肢の上にあるものほど新しいバージョン(defaultは除く)」と考えて選択してください。
※3 選択肢中にある"(default)"はバージョンの未指定を意味します。この場合、基本的にはIE7が適用されることになります。
- 新しいバージョンを自動的に確認
WebPageClipperの新しいバージョンがリリースされているかどうかを自動的に確認します。新しいバージョンがある場合にはダイアログでお知らせします。
- キャプチャ開始ページURL
キャプチャ画面を表示させたときの初期URLを指定します。
- マウスオーバーでメニューを表示
クリップウィンドウの上部にマウスカーソルを移動したときに、メニューを自動表示するかどうかを指定します。
- メニューアイコン ダブルクリックアクション
タスクトレイのWebPageClipperアイコンをダブルクリックしたときの挙動を指定します。
- スタートアップに登録
WebPageClipperをスタートアップに登録します。
スタートアップに登録すると、次回以降のウィンドウズ起動時にWebPageClipperが自動起動されるようになります。
また、WebPageClipper.exeの配置場所を変更した場合はスタートアップ登録をやり直してください。
- 設定ファイルフォルダを開く
設定ファイルが保存されているフォルダを開きます。
設定ファイルのバックアップを取る際は、このフォルダ内を対象にしてください。
また、バックアップしたファイルをこのフォルダ内に上書きすればバックアップ内容を復元できます。
[ページ詳細設定画面]
- アプリケーション起動時に自動表示
WebPageClipper起動時に、自動的に表示させるかどうかを指定します。表示させない指定をした場合は、アプリケーションメニューの「ウィンドウ有効/無効化」から有効化を指定することで表示することができます。
- スリープ/サスペンドからの復帰時にページ更新
OSがスリープ/サスペンド状態から復帰した際に、ページを自動更新させるかどうかを指定します。
- ウィンドウ
ウィンドウの各種表示状態を指定します。
- 表示調整 - ページ表示倍率
ページ表示倍率を指定します。
- 表示調整 - スクロール位置調整遅延
※通常はこの項目を設定する必要はありません。
クリップ範囲を表示するためのスクロール制御を遅延実行します。
たとえば「1000ミリ秒」を指定すれば、ページ読み込み完了後から1秒後にスクロール位置調整の制御が行われます。(通常はページ読み込み完了直後です)
クリップ範囲が正常に表示されない場合、WebPageClipper側でのスクロール制御がWebページ側のスクロール制御に上書きされている可能性があります。
このようなときに、この設定を適用することで正常に表示されるようになる場合があります。
- ページ自動更新間隔
ページを定期的に更新(リロード)したい場合はその間隔を指定します。
- JavaScript
ページ読み込み完了後に適用させるJavaScriptを指定します。
参照ボタンを押すことで、スクリプトの選択画面を呼び出します。
詳しい説明は「JavaScript指定について」を参照してください。
JavaScript指定について
クリップページの読み込み完了後に任意のJavaScriptを実行することができます。
- 実行スクリプトの指定
ページ詳細設定画面よりJavaScriptの参照ボタンを押すとJavaScript選択画面が表示されます。
この画面より、ファイルおよび実行関数の選択、指定が可能です。
- ユーザースクリプトの作成
JavaScriptファイルを以下のルールに従って記述、保存してください。
- 保存場所:%userprofile%\AppData\Roaming\WebPageClipper\js
- 拡張子:js
- エンコード形式:UTF-8
- スクリプトの実行タイミングについて
ページの読み込み完了イベント後に、指定されたJavaScriptを実行します。
ページによっては読み込み完了イベントが複数回発生する場合があり、このときJavaScriptもその回数だけ実行されることに注意してください。
[FAQ]
キャプチャー画面
Q. |
キャプチャー画面の開き方がわからない。 |
A. |
タスクアイコンを右クリックし、「新しいキャプチャ」を選択します。 |
Q. |
選択範囲を指定後に決定ボタンを押したが、何も起こらない。 |
A. |
クリップ範囲が別ウィンドウにてデスクトップ左上位置に開かれています。タスクアイコンを右クリックし、「ウィンドウ最前面化」より表示させることができます。 |
Q. |
"指定範囲が狭いためクリップできません。" というメッセージが出て、画面をクリップできない。 |
A. |
クリップするには 50 * 50ピクセル以上の範囲を指定してください。なお、クリップ後に「位置・サイズ調整モード」から微調整を行うことができます。 |
Q. |
キャプチャー画面の開き方がわからない。 |
A. |
タスクアイコンを右クリックし、「新しいキャプチャ」を選択します。 |
Q. |
スクリーンショットを取得するためにカメラボタンを押したが何も起こらない。 |
A. |
取得されたスクリーンショットはクリップボードと呼ばれるメモリ領域に格納されます。ペイントソフトなどを起動し貼り付け操作を行うと、クリップボードから取り出すことができます。 |
クリップウィンドウ
Q. |
メニューバーが表示されない。 |
A. |
アプリケーション設定で「マウスオーバーでメニューバーを表示」がオフになっている場合はAltキーでメニューバーが開閉します。 |
Q. |
指定した範囲が正常にクリップされない。 |
A. |
クリップ対象のページによって、指定範囲が正常にキャプチャでない場合があります。また、表示更新のたびに異なる大きさの広告が表示されるようなページも、表示位置がずれてしまいます。 |
Q. |
メニューバーが表示されない。 |
A. |
アプリケーション設定で「マウスオーバーでメニューバーを表示」がオフになっている場合はAltキーでメニューバーが開閉します。 |
Q. |
アプリケーションを再起動すると、ウィンドウ位置やスクロール位置などについて調整した内容が戻ってしまう。 |
A. |
各種調整内容を保存したい場合は、メニューより「操作」→「現在の状態を保存」を選択してください。 |
Q. |
設定したはずのクリップウィンドウが画面に表示されない。 |
A. |
アプリケーションメニューの「ウィンドウ位置調整」より、(0, 0) として位置の再調整をしてみてください。 *この現象は、マルチディスプレイ環境でサブディスプレイにウィンドウを配置した状態で、サブディスプレイ状態の変更(ディスプレイの取り外しや再調整など)を行った場合に発生することがあります。 |
Q. |
スクリーンショットを取得するためにカメラボタンを押したが何も起こらない。 |
A. |
取得されたスクリーンショットはクリップボードと呼ばれるメモリ領域に格納されます。ペイントソフトなどを起動し貼り付け操作を行うと、クリップボードから取り出すことができます。 |