Ver.2.00 (2004.02.26)
マクロ実行インタプリタは、Delphiアプリケーションにマクロ機能を組み込むことを目的としたコンポーネントです。処理できるマクロ言語は、C型(C言語風)とP型(Pascal風)の2種類から選べます。
・構文: | [C型]:C言語風 / [P型]:Pascal風 |
・データ型: | 数値型(64bit実数、32bit整数)、文字列型 |
・変数: | 型無し。多次元配列、連想配列に対応 |
・演算子: | [C型]:ポインタ関連演算子を除いてC言語とほぼ同等 [P型]:ポインタ、集合、クラス、@演算子を除いて Object Pascalとほぼ同等 |
・制御文: | [C型]:if-else、switch、while、do-while、for、break、continue、return、exit [P型]:if、case、repeat、while、for、break、continue、exit、abort |
・関数: | function文による再帰可能な関数定義、局所変数利用可能 |
・高速処理 | 構文解析/実行の2パス処理により実行効率をアップしています。 |
・エラー情報取得 | 構文エラー、実行エラーのそれぞれについて、エラー発生位置、発生原因(エラーメッセージ)の情報が取得できます。 |
・中断/再実行 | ステップ実行、ブレークポイント、外部からの中断指示により、任意の時点でマクロの実行中断、および再実行が可能です。 |
・豊富な組み込み関数 | コンポーネント自体に、マクロデバッグ用を含む20種余りの基本組み込み関数が組み込み済み[C型][P型]。 更にデモプログラムには約60種の組み込み関数のソース例が付属しており、これを参考にして自由に関数を組み込む事ができます。 |
・マクロ変数アクセス | 実行時/中断時にはマクロ変数にアクセスし、値の取得、設定が可能です。 またマクロ実行前のマクロ変数初期化や、マクロ実行終了時の値の取得が可能です。 |
マクロ実行インタプリタは Delphi4、5、7 に正式対応しています。Delphi7 では VCL、CLX 両方で動作を確認しています。ただし、Kylix での動作確認は行っておりません。
現在、Delphi6用にはコンポーネントのコンパイル済みユニットファイルは提供していません。
しかし、本コンポーネントはソフトの性格上、Delphi バージョンにほとんど依存しません (Delphi4 と 5 では全く同一ソース、5 と 7 では TStringList の CaseSensitive プロパティに関する取り扱いが異なっているだけです) 。したがって、Delphi6 でもソースを入手すれば、問題なく動作するものと思われます (動作するという報告もいただいています) 。
ただし、Delphi6 固有の問題に関してサポートを行う事はできませんので、ご了承ください。
マクロ言語の評価を行う際には、下記よりデモプログラムのコンパイル済み実行ファイルをダウンロードして行って下さい。
マクロ実行インタプリタ コンポーネント (説明) | BiML200.lzh (426KB) |
マクロ言語マニュアル(C型) HTMLソース (説明) | MacroC.lzh (57KB) |
マクロ言語マニュアル(P型) HTMLソース (説明) | MacroP.lzh (56KB) |
デモプログラム(C型) コンパイル済み実行ファイル (説明) | DemoC.lzh (312KB) |
デモプログラム(P型) コンパイル済み実行ファイル (説明) | DemoP.lzh (321KB) |
CLX版 デモプログラム(C型) ソース (説明) | DemoCCLX.lzh (13KB) |
CLX版 デモプログラム(P型) ソース (説明) | DemoPCLX.lzh (13KB) |
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