ここでは、ボタンに合わせた壁紙を作る際のヒントについて書きます。なお、この項目の内容は岩美屋が勝手に調べたものであり、責任は岩美屋にあります。決してSL4作者の沢田さんに質問などしない様にお願いします。また、この内容がすべての環境にあてはまるという保証はできませんのでご了承下さい。
例えば、ボタンサイズに48×32を指定した場合、その表示は右図の様になります(表示倍率:×3)。■がボタンサイズで指定した領域です。その外側に1ドット分の余裕があって、更にその外側に1ドット幅のボタン枠(□)が表示されます。
つまり、ひとつのボタンが占める領域は、ボタンサイズで指定した領域の幅、高さそれぞれに4ドット加えた大きさになります。ボタンサイズ48×32の場合だと52×36です。この大きさに壁紙サイズを合わせれば、ボタンにぴったりの壁紙になります。
ボタンの表示形態には、ボタン名の表示有無/表示位置に応じて以下の3種類があります。
この形ではボタン領域(■)の中央にアイコンだけが表示されます。
アイコン領域(□)の大きさは、ボタン領域内に表示できる最大の正方形になります。ボタンサイズ48×32の場合だと32×32です。ボタン領域が正方形の場合、ボタン領域とアイコン領域は完全に一致します。「小さいアイコンを使う」かどうかの指定は、アイコン領域の大きさには影響を与えません。
「小さいアイコンを使う」がオンの場合には16×16のアイコンが、オフの場合には32×32のアイコンが、それぞれアイコン領域内に拡大・縮小されて表示されます。
この形ではボタン領域(■)の中央上部にアイコンが、下部にボタン名が表示されます。
アイコン領域(□)の大きさは、「小さいアイコンを使う」がオンの場合には16×16、オフの場合には32×32です。ただし、ボタン領域がそれより小さい場合は、ボタン領域内に表示できる最大の正方形となります。
右図はボタンサイズ48×32で「小さいアイコンを使う」オンの場合を示しています。もしオフにすると、アイコン領域が32×32となってボタン名領域(□)と重なります。
この形ではボタン領域(■)の中央左端にアイコンが、その右にボタン名が表示されます。
アイコン領域(□)の大きさは、「(2)ボタン名をアイコンの下に表示する」 の場合と同じです。
右図はボタンサイズ48×32で「小さいアイコンを使う」オンの場合を示しています。もしオフにして、アイコン領域が32×32になってもボタン名領域(□)はその右に表示されるので、重なることはありません。
前項で説明したアイコン領域やボタン名領域の求め方を詳細に書こうかと思ったのですが、ここで数式を書いても意味無さそうなのでやめます。
そのかわり、ボタンサイズに応じて壁紙の元になるビットマップファイルを生成するプラグインを作ってみたので、それを公開します。ソースを添付しますので、興味のある方はのぞいてみて下さい。
sl4WPS.lzh (57.1KB)
生成するビットマップファイルは次のような形式です。
ファイル名: | データフォルダの下に slWPS.bmp という名前で生成 |
色数: | フルカラー形式(24bit/1677万色) |
サイズ: | ボタンサイズにちょうど合う大きさ |
背景色: | 白 |
アイコン領域: | 青で枠描画 |
ボタン名領域: | 黄で枠描画 |
ボタン枠: | ボタン色に合わせて(実際のボタン枠に似せて)描画 |
実際に生成されるファイルの例を下に示します(表示倍率:×3)。
生成されたファイルを元にして、任意のグラフィックソフトを使って壁紙を作成して下さい。