不安神経症

最終更新日:2006-04-30

不安神経症、強迫神経症というのがある。
突然心臓がどきどきして死の恐怖を感じる。
呼吸が苦しくなり、どうすることもできなくなる。
人前で不安になったり恐怖を感じる。
赤面する、表情が強張る。
視線の置き場に困る。
不潔が恐怖で何時間もずっと手を洗い続ける。
ガスの元栓が気になり何度も開け閉めする。
家の鍵を閉めたかどうかが気になって何度も確かめる。

普通の人は、このような症状で悩むことはないかもしれない。
そのような苦しみがあるのかとびっくりするかもしれない。
また、そこまで症状がひどくなくても少しはその苦しみが理解できるかもしれない。

精神的な緊張、不安、そして精神的・身体的な症状。
自律神経の乱れ。
思考と感情の乱れ。
神経症において、わけもわからぬ不安や恐怖を感じ、
悩み苦しむことは良くある。
頭で考え、どうにかしようとしても解決できない。
感情を制御しようとしてもどうにもならない。
不安や恐怖に対してそれを感じないようにしようと努力する。
強迫的な行為を繰り返す。
また、その行為を禁止しようとする。
そうする中で症状の悪循環に陥る。

神経症の症状が重く、日常の生活もうまくできなくなってしまったとき
専門医の治療が必要である。

そうではなくて、
人前でちょっと緊張してしまう。
赤面したり心臓がどきどきしてしまう。
手に汗をかいたり、体が震えてしまう。
吃ってしまい言葉がうまくでない。
でも、それらの症状に強く執着したり囚われない程度ならば
いくつかの解決策もある。

その一つは森田療法で言われる「あるがまま」である。
不安や緊張といったものは生きていれば感じることである。
それならば、それに逆らうことなく、
そのまま日常の生活を送ることである。

まじめで努力家、責任感があって完璧主義、
自己や他者のことに良く気がつく、敏感で繊細な人ならば
不安や緊張も強くなる。

ある種の神経症はあるがままの態度で解決する、と。
神経症の予備軍の中にも、このあるがままの態度で
予防できるケースもある、と。

しかし、そうでないこともある。
神経症の中にこのあるがままでは解決できないものも多い。
そのようなケースではより適切な治療が必要である。

不安にはわけがある。
原因がある。
解決法がある。

一人で解決できるものもある。
でも、うまく解決できないときは専門医の治療を受けることが大切である。

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