人間らしい不安への対応

最終更新日:2007-04-17

人はこの世に誕生した。
気がつけば生きている。
それを意識する。
生きているといろいろなことがある。
その中に不安もある。

安心、安全があり、そうでないことがある。
動物であれば主の保存、繁栄がある。
そのため、不安があれば、不安を感じれば自己防衛、主の防衛があるだろう。

人間であればどうだろうか。
大脳が発達して、観察使、感覚し、考え、
それまでなかったことを獲得し、可能にしてきた。
火を扱い、道具を使い、発見し、発明し。
それまで出来なかったことを出来るようにしてきた。
現代の世界の成長、文明はすごい。

ただ、それでも人は人である。
この世に生まれ、生活し、助け合い。
生きていると不安もある。

森田療法に、
不安をあるがままに受け入れて毎日目的を持って前向きに生活する。
健康で、原気に。
みんなで協力し、助け合い。

ところが・・・。
不安を感じ、不安に悩む人がいる。
森田療法の話をする。
その話が理解される。
それでも、不安に悩む。

ある専門の精神科医と話をすることができた。
森田療法の話をした。
「あるがまま」。
「不安をあるがままに受け入れて、毎日の生活を前向きに行う。」

これは当たり前で、分かりやすい。
ところが、それができないこともある。

何か不安を感じる。
どうしよう・・・となる。
そこで、不安を受け入れようとする。
不安を打ち消そうとする。
それが、さらに緊張や不安を増大させる。
隠そうとすることで、余分なエネルギーが使われる。

もし、その不安がそれほど大したことでなければそのままにして置く。
本来の目的に従って生活する。

ただ、そこに無理や不可能があれば止めること、
断ることも必要である、と。

なんでもかんでも受け入れて実行するということは
大変なことであり、無理が生じる。
本当に大切なこと、必要なことができなくなってしまうと困る。

私は、この話を聞いてあっと思った。
「不安を感じたらあるがままに受け入れて・・・」
これだけでは良くないわけである。
不安に大してただそれだけを話し、
指導したのでは良くない。

不安を感じて、不安に悩み・・・。
何が不安で、どうして不安で。
何ができて、何ができないか。
いろいろなことを考え、いろいろな方面から見て。
そして、何かが解決する。

今回、不安への指導の大変さ、難しさをしった。
一つの見方、考え方だけでは良くない。

ちょっと、そんなことを感じた。

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