福祉と経済

最終更新日:2006-06-10

福祉とはなんだろう。
それは、幸せであること。
子供も、大人も、男も、女も、若者も、老人も、
障害者も、健常者も、強い人も、弱い人も、
裕福な人も、貧しい人も、
その他、いろいろな人にとって。

この福祉。
現実のものであるためには、必要なことがいろいろとある。

福祉の制度を作り、物を作り、施設を作り、システムを作り、
そこで働く職員、介護を行う人たち、ヘルパーなどを育成して、
福祉を必要とする人々がそれを利用して制度が回りだす。

そして、財源も重要なものの一つ。
国は、いろいろなところから財源を集める。

高齢者の介護保険制度、障害者の生活支援制度などをちょっとみてみる。
事業社がサービスを提供する。
サービスの種類、その内容には基準の価格が決められている。
利用者は都道府県市区町村に申請を行い、
役所は障害の状態、生活の状況、必要とするサービスの内容などを調べ、
審査を行い、無事通過すればそれが受けられる。
そして、利用者は事業者と契約を行い、必要なサービスを受ける。

介護や支援サービスには価格が決められているので、
利用者はその1割を自己負担する。
そして、残りの9割は国と地方が負担する。
事業者はサービスを提供して、利用者と役所からその代金を受け取る。

このような介護や支援の制度。
人や物が動き、働き、生産し、それを利用し、消費する。
福祉も経済活動の一部なので、お金が動く。

利用者はそれに見合うお金を支払うのは当然だし、
でも、全額自己負担は厳しいこともあるので
国や地方が補助を行う。

ただ、うまくいっているように見えるこの制度。
いろいろな問題が山積みになっている、と。

介護や支援サービスの価格が適切であるか。
事業者が受け取れる価格が低い場合、十分なサービスが提供できない。
安かろう、悪かろうではいけない。

利用者の中で、財産がない、収入がない、病気や障害の程度が重い
などの場合、この1割の自己負担が重いこともある。
介護や支援をたくさん必要としているのに、収入がないために
十分な介護や支援が受けられないということもある。

それと、補助を行う国や地方の側の財源不足。
利用者が増加して、補助金がたくさん必要になると
補助を減らす、利用しにくくする、利用者の負担を増やす、
その他・・・。
そういう措置が執られる。

これでは、福祉とは名ばかり、形あって中身なしである。
本当にそれを必要としている人々に、きちんと行き届いた福祉を
届けることが大切である。
過剰なサービス提供、サービス利用は厳しく減らし、
本当に必要としているところに届けること。

日本の福祉がもっともっとより良いものになりますように。
国民や利用者の声がきちんと制度に反映されるように。
事業者がきちんとした仕事を行えるように。
そのために、国や地方は無駄遣いをやめて適切に補助金が配分できるように。

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