按摩・指圧・マッサージ

最終更新日:2006-07-02

按摩・指圧・マッサージといった治療法は、治療者の手や指など、
体の一部を使って患者に働きかけ、操作し、症状を調整するものである。
名前や文字が表すように、それぞれに違いがある。
また、発祥した地域なども違う。
でも、みな治療者の手といった体の一部分を使って行う。

按摩は、なでさすり、押し、揉み、たたきというような
いくつかの方法で働きかける。
中国などの東洋で発祥しており、東洋的な考え方を取り入れている。
気や血の流れを整え、凝りを説きほぐし、調整していく。
動脈の流れに従って行うようなところもあり、
体の中心から周囲へ向かって進めていく。
治療の際、てぬぐいなどの布を使うこともある。
それは手の滑りをよくしたり、汗などを吸収する働きもある。

指圧は、文字どおり治療者の指などを使って行い、
主に押すことで患者に働きかける。
つぼを押し、間接の歪みを整え、調整する。
筋肉を緩めたり、痛みを和らげたり、生体の機能を回復させる。

マッサージは血液やリンパの流れをよくし、筋肉の凝りを緩め、
生体の反射作用も利用して調整を行う。
静脈やリンパの流れに従って行い、末端から中心に向かって進めていく。
マッサージ用のオイルを使ったり、パウダーなどを使用する。
それにより手の滑りをよくする。

誰でも病気をしたとき、症状のある部分に手がいく。
手でその部分の状態を知り、手を使って働きかけ
調整を行う。

はり・お灸をするときも、手でその部分を観察し、
治療を進める。
そのように、手はとても大切なものである。

気分の悪いとき、患者の気持ちを静めるとき、
例えば背中を上から下に向かって静かになでさすると
気が下がって落ちつくことがある。

また、吐き気をもようしたとき、背中を下から上に向かって
素早くなで上げると嘔吐が促進される。

このように、手を当て、なでさするという方法も
有効である。

筋肉の凝りを揉みほぐすとき、強い力を加えて
筋肉の一番太いあたりをごりごりと行うと後で揉み返しのような
筋肉や筋膜の炎症を起こすことがある。

それよりも、筋肉が骨に付着しているような筋のところに
働きかけた方が炎症を起こさせない。
そして、細い繊維がたくさん集まっている筋肉には
摩擦や炎症を起こさせないような方法が良い。

ある部分の筋肉が強く緊張して短くなると、骨格も歪む。
対立している部分のバランスが悪くなる。

そのようなとき、ただ強い力を加えて歪みを矯正するよりも、
緊張のバランスを整えてから行う方が患者の負担も少なく、
正確に行える。

これらの手技療法は、治療者によって得意とする方法も違う。
患者の好みも違う。

自分にあった治療を行うこと。
また、自分とタイプの一致する治療者と出会い、
希望の治療を受けることが大切なように思う。

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