冷房病

最終更新日:2006-09-10

冷房はとても便利なものである。
クーラーのスイッチをぽんと入れると、涼しい風が出てくる。
真夏で気温が30度、35度を超えていても。
湿度が80パーセント、90パーセントを超えてむしむししていても、
除湿運転にするとさらりとしてくる。
電気製品はとても進歩している。

夏は暑いものである。
特に、日本のような島国は湿度が高い。

その厚さのために熱中症、(昔は日射病、熱射病といったかな)になったり
食欲が落ちるとか、睡眠があさくなるとか、自律神経が乱れるとか、
心身の機能に影響を受けていろいろな症状を引き起こすことがある。
だから、クーラーのような暑さを凌ぐ道具ができた。
これによって助かる人たちも多い。

ところが・・・。
冷房病も生まれた。
とても涼しい室内ととても暑い屋外を出入りしていると、
自律神経が乱れて体温調節がうまくできなくなる。
温度差が5度以上あるとだめだという話もあるらしい。

暑いところでは汗腺が開いて汗がたくさん出る。
これが蒸発することで体温も下げられる。
汗をたくさんかいた状態で涼しい室内に入る。
汗腺は閉じる、体表の汗は冷やされて体温も下がる。
これを何度も繰り返していると・・・。
心身はダメージを受ける。

暑いのが苦手ということで、一日中冷房の入った涼しい部屋にいる。
夏は暑いものである。
私たちの心身もこの厚さに適応するために機能している。
ただ、気候の変動が激しいとか、心身の状態が弱っているとかで
不適応になることもある。
冷房のようなシステムは必要である。

でも、この冷房に頼りすぎてしまい、心身のリズムを崩してしまっては。
体の外側を冷やしたり、冷たくさっぱりとした飲食物で内側を冷やしたり、
自律神経や栄養状態を悪化させてしまっては。

秋口でちょっと涼しくなった頃、夏の疲れが出てくるという。
その頃のことをちょっと考えて。
夏場に過度に体を冷やさないこと。
適度に汗をかくこと。
涼しく寒い室内では重ね着をして体を守ること。
夏といっても、暑さによる病、寒さによる病がある。

夏をよりよく過ごすことが大切ではないだろうか。

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