ダイエット

最終更新日:2006-09-12

いろいろなダイエットがある。
卵ダイエットとか、リンゴダイエットとか、野菜ダイエットとか、
その他・・・。
これらは、それしか食べないというもの。
食べない、栄養を取らない、だから痩せるだろうということ。
これは、体や心からするときつい。

今、何故、ダイエットなのだろうか。
細いね・・・。
痩せているね・・・。
スマートだね・・・。
スリムだね・・・。
くびれているね・・・。
スタイルがいいわね・・・。
そんなことを言われるとうれしくなる。

現代の日本は飽食の時代だという。
たしかに、食べるものはたくさんある、山ほどある。
自然な食材、栄養を高めた食材。
安いもの、高いもの。
国産の食品、輸入食材。
お総菜、ファーストフード、その他・・・。
和食、洋食、中華、イタリアン、その他・・・。
お金を出せば何でも買える、食べられる。

最近は、極端に痩せている人が少ないという。
どちらかといえば、太っている方が多いともいう。
それはどうしてなのか。

昔、戦前の時代頃は食べ物がなかったという。
まったくないわけでもないが。
今よりも自給自足をしていたのだろう。
輸入食材も今ほど多くなかったのだろう。
コンビニやファーストフードもなかった。
何でもお金で買って食べるということもなかったのだろう。
食料不足、栄養不足が問題になったりした。

生活環境も違う。
今では自転車、自動車、公共の交通機関などの乗り物が進歩している。
歩くこと、足を使うことが昔に比べて少なくなっている。
身の回りには便利な機械や道具がたくさんある。
仕事においても、体を使うことよりも頭を使うことの方が
多くなってきているのだろう。
遊びにおいても、外で体を動かすことよりも
室内で頭を使うことの方が多くなっている。

生活のバランスをみても、栄養を蓄積できるように変化している。
太りやすい環境があって、痩せたいという気持ちが芽生える。
細いこと、痩せていること、スタイルが良いことにあこがれる。
この美意識や健康への意識は大切である。

ところで、太っていないのにもっと痩せたいと思う人もいる。
これはスタイルが良いというよりも、痩せすぎに対して
あこがれている。
これでは栄養不足、栄養失調、不健康になってしまう。

ある患者さんが訪れた。
ちょっと痩せたくて、ダイエットした。
そして、仕事中ふらついたり、お腹の調子が悪くなったり、
精神的に緊張しやすくなったり、寄る熟睡できなくなったり、
いろいろな症状が発生してきた、と。
肌をみても冷たくて、荒れていて、ざらついている。
たしかに痩せているが、筋肉も細く、硬く、筋張っている。
体の見た目にもよくない。
自律神経やホルモンのバランスも悪くなっている。

こうしたことは女性の方が多いというが、
男性の患者さんにも見られる。
男性では特に仕事などで困るだろう。
女性でも日常の生活などで困るだろうが、
かえってスタイルが悪くなるし、女性としての機能、
生理不順とか、妊娠や出産などでも悪影響が出る。

ダイエットが必要なこともたくさんある。
太りすぎ、カロリーオーバー、生活習慣病があるとか。
健康を維持するために。
体や心を壊さないために、健康的な生活をするために。
食事の内容、分量や質などを見直すこと。
生活の習慣を見直すこと。
程良く筋肉や脂肪のついた体を作ること。
ストレッチやヨガなどをして体や心を柔軟にしておくこと。
このように、ダイエットは余分なものを削ってうまく調整すること。

ダイエットで体や心のバランスが壊れてしまった患者さんの場合、
それらがある程度治っていかないといろいろな症状もよくならない。
間違った、無理なダイエットは体や心を壊してしまう。
でも、ちゃんとしたダイエットならば今よりも健康的になるはず。
ダイエットをしたら何キロ痩せたという体重自慢ではなくて、
生活の見直しでより健康的になった。

それが良いように思う。

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