神経症治療で

最終更新日:2006-09-12

ずっと前のこと。
今考えてみると、その人は神経症的であったかもしれない。

その人が話をした。
私は何か役に立てるところを見せたかった。
良い相談相手だと思わせたかった。
その話を真剣に聞いた。

そして、自分の考えや体験からアドバイスをした。
相手を理解していたつもりだった。

こうするといいよ。

ところが・・・。
相手の反応はそれほど良くなかった。
何かつかえた感じがした。

それでも、私は正しいと思った。
でも、それは間違っていた。

友人と話をすることがある。
つい、何か良いところを見せたい。
力になれるところを見せたい。
でも、それで失敗したこともあった。

自分が全て正しいということもない。
相手を完璧に理解できるということもない。
だからちょっと冷静になってみる。

ある神経症患者で。

こういう不安や悩みを感じています。
こういう不安や悩みですね、と私は繰り返す。
それを理解しようと努力する。
できることは共感する。

簡単に理解したり意見したりしない。
そんな簡単なものではないから。

参考になるならば自分の話もしてみる。
相手の考えや理解についても聞く。

時間をかけながら治療を進める。
できる範囲で、無理はしない。
他の専門医、周囲の協力も借りる。

過去の失敗に学び。
今後の治療に生かし。
より良い治療のために。

ちょっと、思う。

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