陰陽、表裏、寒熱、虚実

最終更新日:2008-08-17

陰陽、表裏、寒熱、虚実とは…。
何か、呪文のように感じるだろうか?。

もし、東洋医療、中国医学などの専門書を見ると
こういう文字を見つけるかもしれない。

私は、東洋医療の専門学校に通っていて、
それを知った。
更に、免許を得て、仕事をするようになってからも
東洋医療関係の研究会、勉強会に通った。
そして、これらについて学んだ。

陰陽とは、東洋思想、哲学であって、
相反する事物、対立するもの、相手があって自分も存在するものなどで
使われることがある。

表裏とは…。
東洋医療では、病の位置を表すときに使う。
病が体表付近にあるとか、
外から入ったもの、外感病であるとか、
病が表位にあるとか、
病が外に向かっているとか…。
また、内臓の病であるとか、病が裏位にあるとか、
内傷病であるとか…。

寒熱とは…。
病の性質を表すときに使う。
平常よりも熱があるとか、風邪を引いて発熱しているとか、
急性の病であるとか、病が進んでいるとか。
また、体が冷えているとか、心身が衰弱しているとか、
循環が悪いとか、病が緩慢であるとか、慢性病であるとか。

虚実とは…。
正気が充実しているとか、体力、抵抗力、治癒力があるとか、
邪気、病の勢いが強いとか。
また、体力、抵抗力、治癒力が弱いとか。


このような視点から生体を観察して、診察して、分析して、
診断して、治療を計画して進めていく。

ある症状であっても、生体の状態が異なれば、
治療の仕方、順序なども異なってくる。
また、症状が多く、複雑な場合でも、
上記のようなことが明らかになれば、
どこをどのようにして治療していくかが見えてくる。

例えば。
複雑な症状の中で、昔からある慢性病と
最近発祥した急性病があるような場合、普通、急性病を先に治療してから、
状態が良くなってから、慢性病を後でゆっくり治療する。

症状が激しく、苦痛を訴えていても、
病が発生してまだ新しいとか、病が表位にあるとか、
正気が充実しているとか、積極的な治療に対応できるような場合では
短期間に治療できることがある。

また、症状が緩慢でおとなしいようであっても、心身が衰弱していて、
正気が虚弱で不足しているような場合では、
ゆっくりと時間をかけて治療をしていかなければならないこともある。

そうした意味でも、陰陽、表裏、寒熱、虚実は大切である。
と、教わってきた。

ちょっと、そんなことを学んで。
戻る