嘘、詐欺について

最終更新日:2008-09-04

人は、何故、嘘をつくのか?。
詐欺行為を働くのか?。

こういう言葉を聞いたことがある。
「嘘吐きは泥棒の始まり」、
「嘘を付いてはいけない」、
「詐欺は犯罪である」などなど。

世界的な宗教に共通していることは、
嘘をついてはならない、
自己をごまかしてはならない、
他者を騙してはならない、
命を奪ってはならない、
人を殺してはならない、
盗んではならない、
壊してはならない…。
などなどだという。

ということは、それらはずっと昔から現実に存在していたのだろう。


人の内には神が存在しているという。
例えば。
嘘を付くと胸がどきどきするとか、
顔の表情に現れるとか、
手や足に汗をかくとか、
生理的な面で何かが反応する。

これにより、嘘発見機なるものも出来た。
それは、ごく単純な質問をして、
それにYesかNoで答えさせる?、
またはどちらか一方のみを言わせる。

それを何度か繰り返すと、
生理的に反応を示すことがある。
次にあの質問が来ると知って、頭の中で混乱や葛藤が現れる。
強い緊張、ストレスに晒される。

ユングの言語連想実験では、簡単な単語とそれに対する反応語、
反応時間などを記録して、それを何度か反復する。
心に強い緊張、ストレスがあれば混乱や乱れが生じて、
それが現れるというものらしい。

ところで…。
どうして、嘘をついたり詐欺を犯したりするのだろうか?。

人が生活して行くために真実のみでいる、
嘘をつかないとしたら…。
楽かもしれない、簡単化もしれない。
しかし、本当にそうであろうか?。

ときと場合によっては、真実のみでは困る、
疲れる、都合が悪いこともあるかもしれない。

で、本当は、実際はこうなのだが、
それとは逆の嘘をつく。
事実を隠して、嘘の仮面をかぶる。

例えば。
人は、ときとして本心ではない嘘を言うことがある。
おせじがそうである。

それほど美しくもない人に、
まるまるさんは いつも おきれいで お美しいですね、とか。

人は、そう言われていやな気持ちをしないものである。
いえ、そんなこともないですよ、とか。

おせじというものは、何となく雰囲気で分かることが多い。
事実とは違う、事実ではないことをわざというのである。
不自然である。

でも、本心を言わない、隠す、それとは逆のことを言う、
嘘をついているわけだが、あいてをそれほどいやな気持ちにはさせない。
むしろ、あいてを気持ちよくするために嘘をつく。
ただ、おせじも度が過ぎると人を不快にさせてしまうので
注意が必要である。

人はどんなときに嘘をつくのか?。

例えば。
学校でテストがあったとする。
家に帰ってきて、おかあさんにテストのことを聞かれたとする。
テストの点数はどうだったの?。
もし、高得点だったら、胸を張ってちゃんと報告できる。
でも、テストの結果が悪かったらどうだろうか?。
本当のことを言うと、きっと叱られる。
おやつ抜き、お小遣いが減らされるかもしれない。
それなら、嘘をつこう…、
そう考えるかもしれない。

でも、どうだろうか?。
嘘をついてはいけない…という約束に対して、
叱られるのがいやなので、嘘を付く。
嘘に対する罪悪感が起こるかもしれない。
嘘をつかれたことを知れば、親は怒る、悲しむかもしれない。

一つの嘘をつくと、それを隠すために嘘をつき続けなければならなくなる、
嘘が雪だるま式になる…という。
やはり、場合によりちゃんと真実を告げなければならないこともある。

このように、嘘はときとして相手を気持ちよくしたり、
自他を不安や不快にしたりする。

人は、何故、詐欺を働くのか?。
社会生活には決まりがある。
契約にも規則がある。

しかし、真実だけでは大きな利益が得られないこともある。

例えば。
どこかの山奥から古い石をひろってくるとする。
これはとても貴重な石です。
優れたパワーがあります。
将来高い価値が出ます。
そういう嘘を言って、だれかに高額で売りつける。

実際はただの石なのに、嘘を言って高い利益を手にする。
詐欺は、それによって何らかの利益がある、特をするから
行うのだろう。
でも、嘘である、真実ではない。
それは罪である。

振り込め詐欺というのがある。
これは、今でも大問題、社会問題である。

ある家に電話をかける。
その家の子どもなどを装い、事件を起こしてしまったので
弁償しなければならない。
すぐにお金を振り込んで…というもの。

普通ならば、このような電話には応じない。
詐欺だということが分かる。
しかし、多くは高齢者などで、その言われるがままに
大金を振り込んでしまう。

その金額が毎年巨大になっており、
数十億円、数百億円にまで膨れ上がっているという。

こうした詐欺はずっと昔からあるという。
なかなか、なくならないという。

それはどうしてなのか?。
詐欺師たちは巧妙な手口で犯罪を行う。
罠を仕掛ける。
全ての人たちがその罠にかかるわけではない。
ある主の人たちがその罠にかかってしまう。

例えば。
偽の投資話があるとする。

この会社は、今は無名であるが、
今後急激に成長する。
画期的な発明、商品を開発した。
今、この会社の株券を買えば、将来利益が十倍になって帰ってくる。

また、会員になって、いくらいくら振り込めば利子がついて
倍になって帰ってくる…。
などなど。

しかし、普通ならばこの手の話には乗らない。
そんなことはありえない、嘘だと分かるからである。

でも、利益が欲しい、投資することで利益が得られるならば…、
と考えて、その嘘に乗ってしまう。

「利益が欲しい」という者と、「利益がくる」という者との間で
情報のやりとり、契約が成立してしまう。

ただ、ここでは通常の契約ではない、嘘の契約である。
投資しても、それは換えってこない。
だから、詐欺なのである。

詐欺にはどう対処したら良いのか?。
最初から信じない、疑う心を持つことだという。
危ない話には乗らない、近寄らない、と。

ちょっと、そんなことを知った。
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