ゆとり教育

最終更新日:2006-04-26

少し前、学校の教育改革として、ゆとり教育が言われた。
子どもたちにゆとりがない。
学校の教育現場にゆとりがない。

学校での教育は、たぶん、総合的な学びの場である。
子どもたちは、やがてみな大人になる。
そして、社会人になり、社会生活を送るようになる。
そのときにちゃんとした大人になれるように、
ちゃんとした社会を作って生活ができるように・・・。
そのために、文字の読み書きを上手にできるようにすること、
母国語を上手に話せるようになること、
計算だってきちんと正確にできるようにすること、
礼儀作法を知ってそれがちゃんとできること、
善悪が分かりルールを守って生活できること、
社会や国の仕組みを知ること、世界の国々のことを知ること、
歴史を知ってそこから多くを学ぶこと、
その他・・・。

日本の教育制度は文部省という国の管理のもと、
国民全員に同じように平等に教育を与えること、と。
都道府県、市区町村という地域は学校という場所を作り、
そこにたくさんの子どもたちを集めて、教育の専門家である先生たちが
教育を与える。
それが、やがて学歴重視によって学校や先生、生徒をランク分け。
良い学校に進学するために受験のための知識教育が行われる。

両親は共働きで、ひっしに働き、
子どもは学校、そして塾へ・・・。
進学間近になれば、受験教育、受験戦争・・・。
希望の学校に受かって喜び、落ちて落胆し。
受かっても学校での競争。
それが、ゆとりのない学校教育になっていくのだろう。

そこで、ゆとり教育。
学校は週五日だけ通う。
土曜も、日曜もお休み。
この土日は、それぞれが有効に扱って・・・、と

授業時間を減らしたことでのゆとり、
土日を有効利用することでのゆとり。
また、総合的学習というのも行う。
それは科目の学習ではなくて、情報社会、国際社会、
福祉、環境といったことについても学ぶこと。
障害者や高齢者について理解すること、生きる力を身につけること。

私は、地域の学校で服し授業のお手伝いをしていて、
先生方や子どもたち、親御さんと交流したり、
いろいろな話を聞く機会がある。

それを見ていて思うこと。
はたして、これがゆとりのある教育なのだろうか?。

障害者について考えたり、体験したり、学んだりすることは
とても大切で、ちょっとうれしい。
これからの社会が障害のある者にとっても、そうでない者にとっても
よりよいものに成長していくこと。

でも、現在の教育制度・・・。

週五日と絶対的な授業時間が減らされ、
総合的学習という新たな時間も追加され、
それらをどうちゃんとこなしていけるのだろうか?。

学力が低下しているという報告もある。
そのため、学校の授業だけでは不十分なので塾に通わせる。
子どもたちは学校、そして塾へ。
朝早くから夜遅くまで何かしらの勉強をしている。
親御さんは、増加した教育費を支払うため
多く働く。

子どもたちは、いつ遊んでいるのだろうか?。
いつ気を抜いているのだろうか?。
いつ子どもに戻っているのだろうか?。

そして、家族のだんらんは・・・。
家のお手伝いをしたり、いろいろなことを学んだり・・・。
一日の時間は24時間のまま。
ちゃんとバランスが取れているのだろうか?。

子どもは子どもらしくが良い。
そして、大人は大人らしく。

今を大切にすること。
今をちゃんと生きること。

自分を大切にすること。
他人を大切にすること。

ゆとり教育では、人として大切なことを学んで欲しい。
人が人らしくあるために。

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