時代の陰について

最終更新日:2007-03-04

時代の陰についてちょっと。

現代は、陰がなくなった・・・、と。
えっ?。どういうことだろうか?。

昔は、身近に陰があった。
あそこは危ないから行ってはいけない。
あの人たちは何か危なそうだから、関わり合ってはいけない。

近所に、身近に、同じ集団の中に陰があった。
そして、それを意識していた。
それに近づかないこと。
それが安全を確保することであった。

今でも恐い人はいる。
でも、ごく普通の人が恐ろしい事件を起こしたりする。
おとなしい人、頭の良い人が何か恐ろしい事件を起こすこともある。
きちんとルールを守り、気を付けていれば良いのに、
無責任にルールをやぶり何か事件や事故を起こすこともある。

日本の安全神話は崩壊した・・・、と。
安全はただではない。
安全もお金で買う時代だ・・・、と。

では、本当に陰が無くなってしまったのだろうか。
光の当たらない所、部分、裏側、
何かに覆われた所、そうした場所が陰である。

ということは・・・。
今でもちゃんと陰は存在する。
ただ、それは昔ともちょっと違っているのかもしれない。

経済のツールにお金がある。
お金があれば何でも買える。
そう言われる。
本当であろうか。
生活にお金は不可欠である。
お金が無ければ生活ができない。

品物を買う、サービスを利用する。
それにはお金が必要である。
お金が足りなければ買うことができない。

犯罪もお金で・・・、と。
悪もお金しだいなのだろうか。

貨幣経済、経済市場主義。
お金という物質を使う。
いや、金額という数字をやりとりする。
数字が売り手と買い手の間でやりとりされる。

とっても便利なお金さん。
ただ、便利なことばかりではない。
お金によって生活ができる。
足りなければ生活ができなかったりする。
お金が人の心を狂わすこともある。
お金は良くも悪くも作用する。

お金の持つ陰の力、顔。
良い面が光りならば、悪い面が陰ということになるだろう。

ということは・・・。
お金や経済についての教育。
その光と陰を明らかにすること。
きちんと教えること。

ところで、最近ではお金を持ち歩かなくても良くなっている。
キャッシュレス、いろいろなカード、お財布携帯など。

昔、カードは危ないから持つものではない・・・、と。
お財布に必要なお金を入れておいて、現金でやりとりすること。
それが安全だ・・・、と。

それが、最近ではそれぞれのお店がカードを発行していたりする。
しかも、そのカードを使い、そのお店で買い物をすれば
ポイントが付与される。
1パーセントから数パーセント。
エコ運動で、レジ袋を使わなければポイントが付与される。
貯まったポイントは、現金でキャッシュバック、
またはお買いものに使える。
私はいつのまにかそれを利用している。

カードは便利、ポイントはありがたい。
そんな空気もある。
カードを使う、
お金を持ち歩かない、
現金を意識しない。
それはどうなのだろうか。

もちろん、便利なこともある。
買い物が簡単。
お店側もうまく利用しているのだろう。
顧客を確保する。
データベースを持つ。
お店を宣伝する。
リピータを確保する。

カードによる被害とか、カード破産とか。
やはり、陰は存在する。

とすると・・・。
キャッシュレス時代、カード時代、ポイント制度は・・・。
経済にとって良いことばかりではない。
これからは、そうした意識が必要ではないだろうか。

お財布にお金を入れてお店に行く。
品物を手にとって確認して、必要なものを現金で買う。
そうしたごく当たり前のこと。

また、お金中心だけではない日常生活。
全てがお金では何か大切なことを見失っているのではないだろうか。

お日様の光を浴びる。
自然の風を感じる。
空気を呼吸する。
毎日の食べ物から命をいただく。
代謝により老廃物を排泄する。
ご近所の人たちと挨拶をする。
お金が関わっていない大切なこともたくさんある。

お金主義にも良い面、悪い面がある。
無金にもいろいろなことがあるだろう。

お金はあくまでも最低限の経済活動のツール。
お金が関わらない生活もあるし、あるべきだし・・・。
人と人とのコミュニケーション。
お金が関与しなくてもきちんと成り立っている。

それと、現在の日本の福祉制度。
お金は重要で、福祉制度、福祉サービスなどに基準価格が決められている。
サービスを受ける、サービスを利用するにはお金が必要である。
それが福祉制度を支えている。

では・・・。
困っている、福祉サービスを利用したい、
でも、お金が足りない・・・。
十分な福祉サービスが受けられない。
そうだとしたら・・・。
どうなのだろうか?。

福祉はみんなのため。
福祉の意義は、みんなが幸せであること。
困っている人がいたらみんなで助けましょう、と。

障害者の多くは、ヘルパーさん、ボランティアさんの助けを借りている、
借りたことがあるのでは・・・。
ボランティア制度も福祉。
みんなの幸せのために。
お互いが助け合うこと。
そのように教わった。
助けていただいた。

障害のある者も、そうでない者も、住み易く
生活しやすい社会であること。
そう考えると、どうなのだろうか。
今の日本。

昔よりも便利になった福祉制度。
良い面もあるが、ちょっと困った面もある、と。

日本の福祉の陰は?。
救済を必要としている人がいるのに、
きちんと救済されない者がいるとしたら・・・。

福祉はみんなが幸せであること。
幸せを感じられる社会であること。
困っているときに、お互いが助け合えるように・・・。
そういう社会であると良いのでは。

ちょっと、そんなことを思った。

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