オイル税、暫定税率アップ

最終更新日:2008-05-04

今年の3月末のことだった。
継続されてきたオイル税、暫定税率が終わった。
それは、今後もオイル税を10年間継続したいという側と、
現在の状況ではやめた方が良いという側の対立によってのこと。

本来のオイル税は1リットル当たり25円ぐらいらしい。
でも、もっと税収が欲しいということで、暫定的に25円が
上乗せされていた。
ということは、1リットル当たり50円のオイル税を
支払っていた、納めていたことになる。
もちろん、そこに消費税5パーセントが上乗せされている。
税金のオンパレード?。

で、4月1日、上乗せされていた暫定税率が終わった。
オイル価格が下がったことで喜ぶ側。
税収が減ったことで悲しむ側。

関西方面の衆議院補欠選挙では、暫定税率廃止派が勝利した。
それなのに…。

5月のこと、暫定税率継続派が再び税率をアップした。
そして、総理大臣の報告。

このたびの税率ダウンとアップの混乱に対するお詫び。
経済状況が厳しいにも関わらず税率を上げることのいいわけ。
歳入が減少して地方が苦しくなり、
庶民の生活も苦しくなる。
だから、税金を上げるという。

これに対する報道、専門家の意見は…。
庶民を無視した、利権がらみの…という。

確かに…。
お役人さん、政治家さんたちの考え、判断は
どうなのだろうか?。
何かおかしい。

オイル税を上げると、税収が増える。
税金を使って働いている部署は潤う。
税金を支払う側は苦しくなる。

今後、10年間で59兆円を使って道路をどんどん作るという。
1年当たり5.9兆円になる。
オイル税25円による税収は2.5兆円ぐらいらしい。

ということは…。
道路の計画があって、しかも、何とかして税収を揚げたいとすれば。
強行するしかないだろう。

オイル税の値上げは色々なところに響くという。
それを使って走っている運送、交通機関。
それを原料としている製品メーカー、エネルギー関連。
農家も、漁業も…。
その他…。

景気が悪化しているということで、企業は色々なところで節約。
庶民も、財布を引き締めている。

福祉も、医療も、教育も、環境も…。
いろいろと状況は厳しい。

ということは…。
オイル税を上げることは庶民の生活を圧迫することであり、
決して経済にも、庶民の生活にも良い影響はないはず。
それなのに、どうして税金を上げたのだろうか?。

それは、税金が下がって、税収が下がって困るところがあるのだろう。
道路建設の計画が実行できなくて困るところがあるのだろう。
それは、庶民の生活とはまったく関係ない部署の話。

また、有料の高速道路の値段が上がったらしい。
国道を有料にするというおかしな政策。

景気が、経済が悪化しているとき、企業の経費、庶民の出費は
節約される。
それは、赤字にしないため、お財布をやりくりするための対策。

企業も高速道路などでの出費を抑えて
経営に努力するらしい。
有料の高速道路は利用率が下がる。
あまり利用されない有料の高速道路をどんどん作る。
そこに税金、血税がつぎ込まれる。

ということは…。
国の政策はどこかおかしい。
間違っている。

国の運営には税収、歳入は不可欠であろう。
納税の義務、税金を支払う決まり事。
それは、また、税金をきちんと回す義務、庶民へきちんと
分配する義務でもある。
国民に納税の義務をいい、
でも、きちんと庶民へ分配する義務を守っているのだろうか。

はたして、庶民は、多額の費用をかけた道路製作を
望んでいるのだろうか?、希望しているのだろうか?。
もし、そうでないのなら…。

今、福祉、医療、教育、環境などが危ない。
社会保障が厳しい状況にあるという。

昔、戦後の日本の復興は…。
高度経済成長の中にあった日本は…。
生産第1主義を貫いた、と。
国土を開拓する、物を作る、どんどん拡大、増強していった。
そして、頂点に至った。
その後は…。

現代の道路製作は、きっと、その頃のなごりなのではないだろうか?。
道路さえ作れば良いというような錯覚。
走るために燃料が必要になる。
だから、税金を上げる。
経済、景気、庶民のことなどおかまいなしに。

しかし、それはどうなのだろうか?。
今、お役人さん、政治家さんたちの汚職、不祥事、
税金の無駄遣いがどんどん表に出ている。
そして、こんなことが行われている、
許されないことが…。
「改革」、「責任」はそうした人たちのためにあるのでは…。
これからの選挙はかなり影響するのだろう。

どうしたら、経済、景気、庶民の生活が良くなるのだろうか?。
福祉が、医療が、教育が、環境が良くなるのだろうか?。

世界上位の日本の公共工事。
そして、世界から遅れている日本の社会保障。

ある意味、日本の社会保障を充実させるためには
世界並に税金を上げることになるのだろう。
それは、庶民の血税である。
公共工事は控えめにして。

税金は分かりやすく。
そして、透明に。
庶民から預かった血税は、きちんと庶民に分配して。
間違っても、お役人さんや政治家さんたちの懐に入らない、
天引きされないように。

社会の意識が、庶民の意識が大切で必要なのだろう。
日本の福祉がもっともっとより良くなりますように。

ちょっと、そんなことを。

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