事故米、汚染米

最終更新日:2008-09-15 ちょっと、食品の安全で。
最近のニュースは、事故米、汚染米である。
どうして、そんなことが…
と思うような事件だ。

国際化の中、貿易の自由化、約束で
日本も海外から米を輸入することになる。

日本の主食は米。
しかも、完全に自給自足できる食品。
国内の米価格が大きく変動しないように
農家には減反政策を指導している。
そういう事情があって…。

海外から入ってきた米には、
基準値以上の有害な農薬が使われているものもあり、
保管している間なのか?、黴が生えたものもあり、
それは、絶対に食品として利用できない輸入米、
事故米、汚染米である。

国は、これを倉庫にずっと抱えているわけにはいかない。
莫大な費用が掛かる、と。
そこで、事故米として業者に販売して処理する。

食品には使用してはいけない米。
工業用の米。
接着剤などの材料として使う、と。
取引価格も、ずっと低い。

今回のニュースで報道されていることは。
業者は、この事故米をそれと知って仕入れている。
小分けしたり、袋詰めするときに
通常の米として表示の書き換え、偽装を行っている。
そして、販売価格も通常の米と同じもので渡している。
精米しているので、見た目には分からない、と。

農水省も、定期的に業者をチェックしているというが、
抜き打ちではなく、連絡して検査を行っていた、と。
そのためか、違法な食品偽装は見抜けなかった。
これが4年以上も続けられていたという。

業者は、儲かって儲かってしかたがないという。
おもしろくて、やめられなかったという。
安く仕入れて高く売る、それはそうだろう。

それって、どういうこと?。

悪いのはその業者である。
事故米を安く仕入れて、偽装して、普通の米として高く売っていた。
そして、大きな利益を手にしていた。

それを知らずに購入して、下降、販売した食品メーカー、
汚染米と知らずに普通に食べてしまった庶民たち。

業者が悪い、そこだけを罰すれば良い…としたなら…。
こうした行為は、きっと、なくならないのかもしれない。
悪いこととは言え、それが容易に行える現状があるのだろう。

国にできることは?。
国の責任は?。

外国との米輸入の約束。
これは、多少必要なのだろう。
ただ、米で自給自足できることを考えれば、
他の農産物への置き換えも考えられるのでは?。

米を輸入するとして、その中に事故米、汚染米が混じっている
というのはどういうことなのだろうか?。
有害な米を輸入するという約束があるのだろうか?。
きちんとチェックして、有害な食品は国内に入れないという
態度も必要なのではないだろうか?。

事故米、汚染米が発見された場合。
工業用に利用しようと考えたが、
もし、それが普通の米に混じって…とか、
事故米を普通米として偽装して販売されたなら…
ということが起こったときの異常な事態を考えたなら…。

今回、国は、事故米、汚染米と知って業者に売り渡した。
それは、関西方面の食品業者だった。
事故米だから普通米としては販売しないこと、
工業用として使用することを約束したらしい。

でも、もしかすると、その業者の中に事故米を普通米として販売して、
利益をむさぼる、庶民への食品の不安を与える…
という可能性があったわけだし…。

国は、食品の安全を確保すること、
食品の偽装や不安をチェックして、防止する義務があるのでは…。

その役割、精神からすれば、事故米、汚染米が見つかったら
一般へは売らない、食品メーカーには売らない、
庶民の口に入るようなことは避ける…などの
対策、政策が絶対に必要で、重要なのでは…。

そう考えると、経済大国の日本。
自分の利益さえ確保できればどんな悪いこと、違法なこと、
庶民に害の及ぶことをしても良いというのだろうか?。

そして、国は、知りませんでした、
悪いことをしたのは業者です…で、
すまされることなのだろうか?。

国と業者、そういう関係、仕組みの中で起こった出来事。
それらが修正、改善されてより良くなること。

ちょっと、そんなことを思った。
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