八点点字入力ソフト「てんじくん8」

最終更新日:2011-09-17

これまで、点字入力ソフトを自作してきた。
現在も修正と改善を重ねている。

KGSの点字ディスプレイBN-46Xに出力できるようになり…。

そう言えば…。
点字ディスプレイの点字は八点である。
と、言うことは…。
キーボードから八点の点字を入力して、それを表示することもできるはず。

八点の点字と言えば…。
漢点字がそうである。
1〜6の点はこれまでと同じで、追加された7〜8の点に
何らかの役割を与えている。
漢点字では1の点の上が0の点で、6の点の上が7の点である。
0の点は漢字の始まりで、7の点は漢字の終わりを表している。

ところで…。
普通の六点の点字は6ビットで、64通りの情報を処理している。
BASE形式の点字データはNABCCという点字コードと改行コードなどで、
英数記号などの半角のテキストファイルと同じである。

八点の点字は8ビットで、1バイトで、点字だけでも256通りの情報が必要で、
このままでは改行などのコードと重なってしまう。
普通のテキストファイルとは違う。

とりあえず…。
どうやって、八点の点字を表したら良いのか?。
これを単純に考えれば、六点とその他の二点を分けて考えれば良い。
六点は、これまでと同じNABCC。
改行コードなどもそのまま。
テキストファイルを維持したままで、その他の二点を表すとしたら…。
二つのますを組み合わせて一つの八点点字を表したなら。

拡張点字、仮に7の点、8の点が押されない状態を半角スペース(0x20)で表し…。
7の点が押された状態を(0x10)だけプラスして…。
8の点が押された状態を(0x01)だけプラスして…。 両方が押された状態を(0x11)プラスして…。

この方法なら、とりあえずNABCCの範囲内で、半角のテキストファイルを維持することができて…。
これは、独自方式で、他との互換性が無い点が問題であるが…。

TEN8、「てんじくん8」は、これまでの本家の「てんじくん」の機能を
そのまま受け継いで…。
点字1文字が、これまでの1バイトから2バイトに倍増した点が
処理の大きな変更点であるが。

漢字記号があれば、画面には漢字を表示するようにして…。

また、フリーの漢点字変換ソフトを利用させていただくことで、
日本語の文章を漢点字に変換することができて…。

そのご、八点の点字をプリンタで点字印刷できれば…。
(有)レンテックの点字プリンタTEN-100を使い、
プロッタモードを使用して、片面・両面の八点の点字が
印刷できるようになり…。

とりあえず…。
漢点字の学習ができるかもしれず…。

自作のソフトなので、使いながら修正、改善、追加、見直しなどを行う。

そして、これを一般に公開してみる。
どれほど必要とされるか分からない。
でも、もし、誰かの役に立てばうれしい。

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