□ lesson 1
VJって、映像を音楽に合わせて気分で次から次へと、変えていくわけだけど、その前にその映像ってどうやって用意するか?という話をしてみたい。
映像を用意するにはいろいろな方法がある。それをまとめたのが下の表。

基本的にDVカメラで撮影したものを素材とする。それがてっとり早い。
カメラは無いと苦しいな。で、DVカメラを購入すれば、パソコンに読み取るためのソフト(キャプチャソフト)が入ってる。入ってないこともあるんで購入時には注意が必要。
最近のパソコンにはDVカメラの読み込みの為のソフトが最初からインストールされてることが多い。けど、DVカメラをパソコンで扱うための設定用のファイル(ドライバ)が無いと苦労するので(最悪の場合読み込めない)、出来ることなら、最初はDVカメラ付随の(もしくは専用の)読み込みソフトを使う方が無難と言えるだろう。

DVカメラとパソコンの接続はIEEEケーブルとかiLinkケーブルといわれるケーブルを使って行うのが一般的。パソコン、DVカメラ双方にIEEEケーブル用のコネクタがあるかどうか確認すること。DVカメラについてないということはまず考えにくいが、パソコン側に無いことは十分に考えられる。その場合は、USBや他の端子を経由して接続することになるのだが、接続用に新たに機材を買う必要が出てくる。


無事にキャプチャが終わったら編集ソフトで使う場所を切り出したり、エフェクトをかけたりして加工する。DVカメラに付随のソフトにも編集機能をもっているものが多い。出来ればAdobeのPremire等の映像専用ソフトがあるといいのだが、結構なお値段がするので、デジカメ付随の編集ソフトでも最初は構わないと思う。
編集ソフトを使いこなせるようになれば、DVカメラからの素材作成はバッチリだと思う。ある程度試行錯誤を繰り返さないと自分の気に入った映像が作れないと思うので、失敗を何度も繰り返して練習してみよう(何度もやらないと、ちょうど良いエフェクトの数値等の感覚がつかめないからね)


次に、FLASH,SHADEなどといったモーション作成のソフト。
DVからの映像が基本的に現実の風景を取り込むのに対して、これらのソフトでは、自分の頭の中でイメージしたものを作成するのに使われる。
たとえば、アニメーションだったり、文字の挿入だったり。
無くても構わないけど、あるに越したことない、といったトコロかな?たとえば、映像を流す最初のオープニングのタイトルとかそういうのはDVカメラだけでは用意できないからね。宇宙空間を飛んでるような映像はメインの映像というより効果をかけるための映像(エフェクト)として用いたりするんだけど、こういう映像はFLASH等で作成する。

その他、動画作成にはいろいろなソフトがあります。
フリーのソフトでもいろいろあると思います

ただし、フリーソフトの場合は、一枚一枚の絵を書いてそれを連続した動画として扱うものがほとんどですので、「無料ソフトでも作れる、けど大変な作業になる」ということを念頭に入れておいてください。


その他の方法として、コンピューターにプログラム処理で映像を書かせる、とか、TV画像をキャプチャして(取り込んで)その映像を加工する、とか、映像素材を利用する、といった方法も考えられますが、基本的には、DVカメラで取った画像を加工する方法と、モーション作成系のソフトを使う方法の2通りで考えていけばいいかと思います。



■ 主なフリーソフト(映像作成用)
 ・SEffect
 映像加工(エフェクト)

 ・AVIMaker
 映像作成(複数のBMPファイルから動画作成)

 ・AviEdit
 映像作成(BMP,JPG、WAVファイルから動画作成)

 ・ディスプレイキャプチャー あれ
 映像作成。パソコン上で再生されている動画を取り込むことが出来る
 エフェクトをかけたり様々な処理を行うことができる

 ・ルパンビデオメイルメーカー
 映像作成。ルパン三世オープニングのようなテロップ作成をAVIファイルとして作成できる。

 ・プニュンパ
 映像作成。(複数のBMPファイルから動画作成)。エフェクト効果作成あり。

 ・AVI Factory
 映像作成。複数のBMPファイルをAVIに。簡単なエフェクト作成機能あり

 ・EmAvi
 映像編集。AVIファイルに文字や図形を挿入できる。

 ・Motion SWF
 映像作成。複数の画像ファイルからFLASHファイル(swf形式)を作成する。

 ・SWF2Video Plug-in for Adobe Premiere1.0
 AdobePremireで、Flashファイルをインポートして編集するためのプラグイン(要Premire)