25 2線短絡故障計算 |
接地した相の線−対地電圧は0であり,健全相から対地へ流れ込む電流Iaは0である。
Vb=Vc,Ia=0,Ib+Ic=0
よって
Vb=V0+a2・V1+a・V2
Vc=V0+a・V1+a2・V2
したがって,故障電圧,電流の対称成分間の関係は,次のとおり。………… (式1)
∴(a2−a)・V1=(a2−a)・V2
∴V1=V2
∴I0+I1+I2=0
∴I0=(Ia+Ib+Ic)/3=0
∴I1+I2=0
対称座標法の基本式 ………… (式2)
V0=−Z0・I0
V1=Ea−Z1・I1
V2=−Z2・I2
(式1)と(式2)の関係から図2の等価回路となり,次の式が得られる。
・・・・・図2
V1=V2=Z2/(Z1+Z2)・Ea
I1=Ea/(Z1+Z2)=−I2
I0=0 だから, V0=0
対称成分を三相成分に変換する式は,次のとおり。
Ia=I0+I1+I2
Ib=I0+a2・I1+a・I2
Ic=I0+a・I1+a2・I2
Va=V0+V1+V2
Vb=V0+a2・V1+a・V2
Vc=V0+a・V1+a2・V2
ただし,
作成:H17.3.1