MakeRGNを使って何ができるの? 「つーるバーゲームを作ることが出来ます。」
どこまで、作れるかと言うと、私たちの開発してきたものと、ほぼ同じモノを作ることが出来ます。
ただし、うちで公開しているソフトは、種類によって別途API関数とかを使っているので全く同じのを作ろうと思うと、いろいろ調べなければいけない場合もあります。
イメージを掴んでいただくため、簡単なサンプルリストを公開します。

まずは画像を2枚(pic1.bmp、pic2.bmp)を用意してます。



この画像をMakeRGNを使って変換します。 そして、変換したデータを使ってプログラミング。
フォームにはTimer1を追加するだけ。プログラムは、大体50行くらいです。
コメントとか、VBで自動的に付けてくれる制御文を抜くと、 純粋にプログラムとして打つ行数は32行です。

Public Class Form1
 'アニメーション用変数 0:pic1 , 1:pic2

 Dim idx As Integer
 Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load
  Me.Visible = False
  'マスクデータローディング
  Call MRLoad()
  'フォームスタイル変更
  Call MRFormStyle(Me)
  With Me
   'フォームを非表示
   .Visible = False
   'pic1を設定
   Call MRFunc(r_pic1, Me)
   '表示位置設定
   'getTaskbarTop()はタスクバーの上の位置

   .Top = getTaskbarTop() - .Height + 8
   .Left = 0
   '最前面に表示
   Call ToTopWindow(Me, True)
   'フォームを表示
   .Visible = True
  End With
  '最初はpic1
  idx = 0
  'タイマーを動かす
  With Timer1
   .Interval = 100
   .Enabled = True
  End With
 End Sub
 Private Sub Timer1_Tick(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Timer1.Tick

  If getActiveWindowTitle() <> Me.Text Then
   Me.Left = getActiveWindowLeft()
   Me.Top = getActiveWindowTop() - getMRRectW(r_pic1) + 8
  End If
  If idx = 0 Then
   If Int(Rnd() * 30) = 0 Then
    idx = 1
    Call MRFunc(r_pic1, Me)
   End If
  Else
   idx = 0
   Call MRFunc(r_pic2, Me)
  End If
 End Sub
 Private Sub Form1_MouseClick(ByVal sender As Object, ByVal e As System.Windows.Forms.MouseEventArgs) Handles Me.MouseClick

  Application.Exit()
 End Sub
End Class

この、30行足らずのプログラムを実行すると次のように動きます。
@起動直後、中央に作成したbmpのキャラクターが四角い枠無しで表示。
Aアクティブウィンドウが変わるとそのウィンドウの左上にキャラクターが移動。
Bキャラクターは、まばたきの簡単なアニメーションをする。
Cキャラクターをクリックしたら終了。

実行画面です。 (画面はVB6.0版です)



通常、VBで枠無しのキャラクターを表示するとなると、API関数を呼んだり キャラクターのマスクデータを割り当てたりと、多くのプログラムを書かなければ出来ません。
でも、MakeRGNを使えば、「Call MRFunc(0, Me)」この1行で全ての処理が済みます。
この命令だけで指定のフォームが枠無しのキャラクターに変わるのです。
また、プログラムでは見えない部分、画像を変換して作成されるマスクデータは、ボタン一つで作ることが出来ます。
面倒な設定は何一つ必要ありません。
更に、画像表示関係でよく使う(でもVBではサポートされていない)関数もいくつか用意しています。

サンプルリストでは、以下の2つを使っています。
・getActiveWindowLeft:アクティブなウィンドウのX座標
・getActiveWindowTop :アクティブなウィンドウのY座標

このように、MakeRGNは、枠なし画像表示を簡単に表示させることで プログラムのメインとなる「どのように見せるか」、「どう動かすか」の部分を 集中して開発できるようにするための、開発支援ツールです。