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VST <- >PD   1.00 beta for PC

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【About】
  • VSTPluginとPuredata(PD)の間でオーディオ信号を送受信します。
  • このプログラムはVSTPlugin(vst-pd.dll)とPD External(svst~.dll、rvst~.dll)をセットにして使用します。
  • vst-pd.dllはPDへの送信と受信の両方を行ないます。
  • vst-pd側で入力した音をrvst~で受け取ります。また、svst~から入力された音をvst-pdで受け取ります。
  • 送受信の組み合わせにはそれぞれIDを割り振ることで区別します。
  • PDのパッチをVST側でプラグインとして使う、またはVSTプラグインをPDのパッチ内で使うなどの用途があります。


【Parameter vst-pd】

vst-pd_screenshot

ID VSTとPDExternal間でのオーディオを送受信する相手を認識するためのID(32文字まで。空白を含めないようにしてください。)
send VSTからPD External(rvst~)へ送る信号レベルの大きさ(0〜100)
recieve PD External(svst~)からVSTへ送る信号レベルの大きさ(0〜100)
dry VSTチャンネルの元の信号レベルの大きさ(0〜100)
buffer VST-PD間でオーディオを送受信するのに必要なバッファのサイズを設定(256〜8192)
小さいほどレイテンシーは短くなりますが、CPUの処理が間に合わない場合に音切れを起こしやすくなります。

例:サンプリングレート44100Hz、バッファサイズ1024の場合 VST>>>PD への送信に約23ms遅れが生じます。( 1024×(1000÷44100) ≒ 23 )
VST>>>PD>>>VST と送るとその倍の46msかかります。(※1)
resync ボタンを押すことでVSTとPD間のDSP処理のタイミングをそろえます。
この処理は通常は自動的に内部で行います。
VSTとPDのDSP処理のスケジューリングがなんらかの操作で変更された場合に、レイテンシーを正常に戻します。

※1...これはいずれも理論的な最小値で、実際にはCPUの処理能力やメモリの容量、ホストアプリケーション内部でのオーディオ処理ブロックのサイズなどによって多少のズレが生じます。



【Parameter svst~ & rvst~】

svst~
  • VST側にオーディオ信号を送信するPD External。最初の引数がIDになります。
  • オーディオ入力を2つ持ちます。
rvst~
  • VST側からオーディオ信号を受信するPD External。最初の引数がIDになります。
  • オーディオ出力を2つ持ちます。



【Note】

■起動と終了
  • 最初の起動のみVSTPlugin側から行ないます。
  • Puredata側から起動した場合、オブジェクトを置き直すか、パッチを開きなおさないと接続出来ません。
  • 終了はどちらからでも問題ありません。

  • 例:
    1) VSTホストアプリケーションを起動します。
    2) vst-pd.dllを読み込みます。
    3) vst-pdのGUIを開きIDを設定します。中央のテキストボックスに"try-vst-pd"と入力します。
    4) PureDataを起動し、パッチを新規作成します。
    5) オブジェクトの名前を"svst~ try-vst-pd"と入力します。
    6) svst~のインレットにオーディオ信号を入力します。VSTホスト側にPureDataのオーディオ信号が送られます。
■IDについて
  • IDには数値ではなく文字列を指定してください。("Foo"、"Bar"など) 0-9の数字のみからなるIDはPureData側で数値と見なされるためオブジェクトの作成に失敗します。
  • VST側のIDの重複は許可されません。
  • PD送信側(svst~)のIDの重複は許可されません(後から同じIDを設定された方はパッチ上に作成されません。)
  • PD受信側(rvst~)のIDが重複すると、送信された信号が同じIDを持つrvst~にそれぞれコピーされます。
■その他
  • VSTとPDのサンプリングレートは同一でないと正常に動作しません。
  • オーディオの書き出しは実時間で行なわないと正常に書き出されません。



【Known Problems】
  • VSTホストのオーディオバッファサイズ(BlockSize)よりvst-pdのバッファサイズを小さくすると、VSTが音を鳴らす前にPD側がバッファを受け取ってしまうため正常に動作しません。
  • PDから送信中にPDのdspをオフにするとバッファに送信されたデータが残り、VST側でループ再生されます。






VST Pluginをご使用になるにはVST Plugin規格に対応したホストアプリケーションが必要です。


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