◆ アイコン作成講座その2 ◆
 〜トラブル対処編


■ 原画にまつわるトラブル ■

キャンバスが小さすぎて、思うように原画が描けない!
ごもっともです。まともな絵なんて描けるわけがない、と誰しも思うものです。でも、慣れると32×32でも広く感じるようになります。

慣れるまでは以下の手順でキャンバスを大きくして原画を描いてみましょう。

(1) キャンバスのサイズは「64×64」〜「320×320」ピクセルのサイズで自分の描き易いサイズを選ぶ。

⇒だいたいの輪郭・形状と、基本的な色を決め、細かい修正は後回し。

(2) 「IrfanView32」や「Biden」といったフリーソフトで、32×32ピクセルのBMPにリサイズする。

⇒あまりにもぼやけて何が何だか分からないときは、元の原画をその部分だけ書き直して、リサイズ→貼り付けします。

(3) リサイズされたBMPの画像をペイントで細かなところまで手を加えて修正する。スポイトが大活躍。中間色はうまく活かす。

縮小すると中間色が自動的に作られるので初心者には勉強になります。
最初は色の違いが分からないでしょうが、そのうち目が慣れてきます。(根性要りますが。。。)


■ GIFへの変換にまつわるトラブル ■

GIFに変換すると色化けする。

「Padie」(フリーソフト)で減色するとよいです。この場合に、ディザ方法は、「平均誤差」モードを選ぶとノイズが少ないみたい。

IrfanView32の扱いについて。

IrfanView32の作者はGIFに関するLZW特許のライセンスを取得していない様子ですので、同ソフトを使用しても特許権侵害にならないのは、デスクトップ上で個人的に利用する場合に限られます。

従って、例えばWeb素材として公開する前に、できあがり(色の具合やサイズなど)をチェックするためにIrfanView32でGIFに変換することは適法です。
しかし、IrfanView32で変換したGIF画像をそのまま配布したりWebに貼ることは特許権侵害になる可能性が高いですので、このような用途でIrfanView32を使用するのは避けましょう。


■ 透過にまつわるトラブル ■

きちんと透過できない。

(1) 透過する色の指定が間違っていないか確認しましょう。

透過する色は、なるべく絵の中で使っていない濃い色を使うと、あとで分かりやすいです。
Animation GIF Makerの場合、透過色を指定するパレットのうちで一番上の行に来ていることが多いです。

(2) 原画のうちで、透過したい部分が全て同じ色で塗られているか確認しましょう。

透過するとふちどりが目立って汚い。

この場合には対処方法が二つあります。
(1) ふちどりを濃い色にする。
(2) ふちどりが目立たない背景色を選び、背景色つきの画像にする(透過しない)。




■ これで基礎は完成 ■

これで、アイコンはもとより、アニメーション画像も作れます。
でも、これだけ学んでも、見栄えのいいアイコンはなかなか作れないものです(^^;)
そこでおまけとして、初心者の陥りやすい症状について私が見聞きした対策をまとめておきましょう。初心者にはもちろん私も含まれます( ̄▽ ̄;


ちょっと背伸びをしてみる
(初心者からの大脱走編に進みます)




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