DirectShowのフィルタの登録・登録解除・メリット値の変更を行うツールです。
DirectShowを使ったソフトでは再生するために使うフィルタ(デコーダなど)を選択する際、メリット値の大きいものから試行します。例えば、 MPEGファイルを再生する際、MPEGのデコーダが複数登録されていると、メリット値の大きなデコーダが選択されて再生されます。時にはうまく再生され ないデコーダがあったり、また好みのデコーダを使用したい場合があったりします。メリット値を選択されているデコーダより大きくすれば優先度が上がり、好 みのデコーダが選択されます。
Splitter はビデオとオーディオを分けるフィルタです。標準ではMPEG-1ではMPEG-I Stream Splitter、MPEG-2では MPEG-2 Demultiplexer 次に MPEG-2 Splitter が検索されます。これらよりメリット値の大きな Splitter があるとうまく再生できないことがあります。
右クリックすると次のメニューが出ます。
1.メリット値の変更
メリットの値を変更します。数値は16進数です。入力できる数字・文字は0〜9、そして a 〜 f です。
2.再登録/メリット値を戻す
選択したフィルタ情報を復元します。そのファイル(インプロセス サーバー)に含まれるすべてのフィルタも同時に再登録されます。
3.フィルタ情報の削除
選択したフィルタのみ削除します。同じファイルに複数のフィルタが含まれていても選択したフィルタ以外は削除されません。 ファイルの情報はレジストリに残ります。
4.登録の解除
選択したファイルに含まれるすべてのフィルタを削除します。
5.復元情報の削除
登録解除・メリット値の変更をしたフィルタの情報を削除します。
6.フィルタの登録
オープンダイアログで選択したファイルに含まれるフィルタを登録します。
DirectShow Filter Tool 1.7 をダウンロードする
※1.7の変更点
ダイアログのサイズ変更を可能にした。