はじめに Back


JPEGは現在最も普及している画像フォーマットで、あらゆるプラットフォームでサポートされています。
普及していると言うことはその分多く流通し、中には何らかの原因で破損してしまう場合もあります。

破損して画像が表示出来なくなったJPEGファイルは、普通は諦めて消してしまうしかないですよね。
でも、大事な写真が壊れてしまって、なんとか見れる状態にしたいって時もあります。

破損の程度にもよりますが、壊れた部分を入れ替えたり、切り取ったりすることで見れる画像に出来る場合があり、JpegAnalyzer Plusはそういった修復作業をするためのツールです。

JPEGファイルを修復する場合、ある程度のファイル構造についての知識が必要で、そういった資料はなかなか無く、有ってもむずかしい理論から学ばないといけません。
それに、破損個所を見つけたり、書き換えるには、バイナリーエディターなどではすごく効率が悪いんです。

本ヘルプでは、修復目的でJPEG構造を解説し、むずかしい理論を割愛しています。
JpegAnalyzer Plus本体も、JPEG規格に沿った構造解析を行い 破損部分を判定、組み立てブロック感覚でファイル編集が出来ます。

数年掛かりで手を加えたソフトなので、簡単、便利な機能をたくさん盛り込んでおり、キーボードショートカットなど、画面を見ただけでは判らない機能も数多くあります。

はじめてJpegAnalyzer Plusを使われる方は、まず本ヘルプに目を通して下さい。
それなりに専門用語も解説していますし、修復事例も幾つかあります。

ヘルプを見ないでJpegAnalyzer Plusをいきなりさわっても、たぶん何がなんだか判らないでしょう。

それでは、修復される方はがんばって下さい。
壊れたJPEGファイルを自力で修復出来た時は、チョット嬉しくなりますよ。


当ヘルプは3部構成で製作されています。

第一部 JPEGファイルについて

まず、基礎知識としてJPEGファイルの構造について、JpegAnalyzer Plusで解析、修復する上で必要な部分を説明しています。
数多く出てくる専門用語に対し、対比や図解を入れ解り易く説明しています。

第二部 JpegAnalyzer Plus操作説明

JpegAnalyzer のメニュー項目や使用方法等を説明しています。

第三部 事例集

「JpegAnalyzer Plus操作説明」では各機能の説明でしたが、この項はその応用です。
色々な機能を使って、ファイル修復をされる場合の具体例を書いていますので、ご自分に合ったパターンが見つかれば、理解につながると思います。
また、記載している修復手順はほんの一例です。
多くの機能を紹介するように書いていますので、ほかに修復方法は何通りか考えられます。
「同じ内容の破損ファイルだから、必ず手順通りにしないといけない」と言う訳ではないので、ご自分で考えていろいろ試して見て下さい。


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