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ホームページ掲載等の用途向けに不要なデータを削除して軽量化します。

軽量化

このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。
画像表示に影響の出ないセグメントや領域は削除し、表示に必要なセグメントでもファイルサイズが軽減出来る場合はファイル内部の整合性を維持したまま軽減します。
画像データそのものはそのままですので、画像は劣化せずにファイルサイズを軽減させます。
以下の内容でセグメントを残したり、領域を軽減したりします。

※JpegTran連携で同様な処理が可能な為、項目を非表示にしています。
 JpegTran.exeが使用出来ない場合や問題が有る場合に有効化して下さい。


セグメント軽減

DQT/DHTセグメントが複数有り、テーブル番号が重複しない場合、ひとつのセグメントにまとめます。

DRIセグメントのMCU数が0の場合、セグメントを削除します。

「ICC Profile」の記録されたAPP2セグメントは画像出力用の色データが含まれていますが、処理の主旨上、適さないものと判断して有れば削除しています。必要な場合は軽量化処理はしないで下さい。

SOFで指定されたコンポーネントIDが01、02、03の順で記録されている場合で、Adobe社規定のAPP14セグメントのTransformフラグの値が1(YCbCr)の場合、APP14セグメントが無くてもYCbCrに変換される為、APP14セグメントは削除します。
同様に、コンポーネント数が2つ以下(グレースケール)の場合は、APP14セグメントは削除します。

その他、通常使用されないセグメントやどこのセグメントにも含まれない領域、SOI以前の領域、EOI以降の領域は削除します。
Exif情報等のAPPやCOMセグメントを一部残したい場合は、軽量化の前にコピーをしておき、軽量化後に領域貼り付けをして下さい。


必須セグメント以外の残留

SOIマーカの次にJFIF形式のAPP0セグメントが有れば、最少構成にして残します。
APP0セグメントは残りますが、サムネイルやCPCODE等の付加情報は削除されます。

Adobe社規定のAPP14セグメントが有る場合で、上記軽減条件にあてはまらない場合、セグメントを残します。


メッセージ表示

Exifセグメントの実効画像サイズがSOF定義のサイズと異なるとExifを削除しても良いか問い合わせます。
「はい」でExifを削除、「いいえ」でExifを残し軽減処理を進めます。「キャンセル」で処理を中止出来ます。

メモリ上の元ファイルに破損箇所が有れば、処理途中で終ってしまう場合があります。
処理終了後、軽量化サイズを記載したメッセージが表示されます。軽量化できなければブザーが鳴ります。

Exif

上の軽量化では画像サイズやデータを変更せずにファイルサイズを軽減しますが、当項目はExifの撮影情報を残しながらExif領域に有るサムネイル画像を主画像に切替えます。
主画像を捨ててしまうので、ファイルサイズが極端に減ります。
Exif付きでホームページやブログに貼り付けるのに、軽くて丁度いい大きさかもしれません。

項目には画像サイズ(横X縦)が表示されます。
Exif領域に存在するサムネイルは2種類あり、Exif-1st IFDで指定される標準のサムネイルにはショートカット(E)、メーカーノートで指定されるサムネイルにはショートカット(M)が表示されます。
両方存在すればメニューに2項目表示されます。

上の項目 ファイルの先頭に近い方に存在するもの、選択すると下の項目の領域も主画像と共に削除されます。

下の項目 ファイルの末尾に近い方に存在するもの、選択しても上の項目の領域は残ります。




メーカーノート領域内にメーカーノートのサムネイルが有る場合

左矢印は標準サムネイルを主画像に、右矢印はメーカーノートサムネイルを主画像にする例




メーカーノート領域外にメーカーノートのサムネイルが有る場合

左矢印は標準サムネイルを主画像に、右矢印はメーカーノートサムネイルを主画像にする例




その他

Exifサムネイルが無い場合や処理済みの場合は項目が表示されません。

再圧縮はしないものの、サムネイル画像の圧縮率は中程度のものが殆どで、高画質のデータを望まれる場合は適しません。
また、縦横回転などの加工は別項目、JpegTran連携を使用すれば可能です。

デジタルカメラから直接出力された画像を対象としており、加工ツールで処理する時点でリサイズ等が出来る事から、加工済み画像は想定して作っていません。

一般的に、サムネイル画像はExifやメーカーノートの情報が記録されている位置より後に記録されていますが、一部の加工ツールで加工を行った画像などで、それらの情報より先に記録されている場合、Exif情報は主画像と共に切り捨てられてしまいます。

Exifの仕様ではサムネイルの中にはAPP/COMセグメント、RSTマーカは入れない事になっていますが、一部の加工ツールの中にはExifサムネイルの中にさらにJFIFやExifを埋め込むものがあります。
その場合、この機能を使用するとそれらが主画像に組み込まれてしまいますので、最初のExifより後のAPPセグメントを領域切り取りで削除する必要があります。

Exif-1stIFDで指定されるサムネイルはDCFにより、160x120のサイズに規定されています。
メーカーノートにあるサムネイルは特に制限はありません。

メモリ上のファイルデータを変更するだけなので、結果を確認し、別途保存して下さい。