株式上場企業辞書 2006年5月版

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SCREEN SHOT

概要

株式上場企業の企業名よみから企業名漢字、銘柄コード、または銘柄コードから企業名に変換できるようになるMS-IME用システム辞書です。


この辞書をかな漢字変換で使うと次のような3つのパターンで変換ができるようになります。
特に銘柄コードへの変換は株式サイトや株式投資ソフトなどで銘柄コードをいちいち調べなくても入力できるようになるため一度使ったら手放せなくなる便利さです! もちろん普通に企業名漢字にも変換できますのでBLOGを書くときや売買履歴をつけるときにも便利です。 極洋(きょくよう)、日揮(にっき)といった厳しい企業名の変換に手間取ることももうありません。
 このほか変換時に変換候補のコメントとして主な上場市場、業種、単元株数や株式統合、商号変更などの情報も表示されますのでちょっとした調べものにも役立ちます。
 しかもこの辞書はフリーですのでご自由に利用して頂くことができます。


特徴

上場全企業を収録

 収録している企業は東証1部・2部・マザーズ、大証1部・2部・ヘラクレス、 JASDAQ、名証1部・2部・セントレックス、札証・アンビシャス、福証・Q-Board に上場している(していた)企業約3800社です。 今のところETFやREIT等の上場投資信託や外国籍企業は収録していません。

企業プロフィールも表示されます

 変換候補とともにその企業に関するコメントが表示されるようになります。
通常は「企業名」「銘柄コード」「企業名」「上場市場」「業種」「単元株数」が表示されます(「上場市場」は出来高が多いところを1つだけ主観で選んでいます)。
また商号変更、上場廃止、株式合併等になっている場合はそれが表示されます。

・コメントの例
基本 上場廃止 商号変更

誤変換防止のための配慮

 よみ仮名から銘柄コードへ変換する場合同じよみ仮名の企業が他にもあった場合うっかり間違った銘柄コードに変換してしまっても気づかないことがよくあります。 そのためこのような場合には「銘柄コード+企業名漢字」で変換されます(お手数ですが変換確定後に企業名漢字の部分を消してください)。

・同じよみ仮名の企業が複数ある場合の銘柄コードへの変換例
同音異義銘柄


変換方法

 漢字変換するのと同じ要領で企業名をタイプして変換します。 しかし企業名といってもいろいろな表記があるのが現実なので、この辞書では<企業名は四季報(東洋経済新報社刊)に掲載されている企業名にならっています (ちなみに著名な株式ポータルサイトでも企業名はたいてい四季報に掲載されている名称と同一であるようです)。
例えばいわゆる「マクドナルド」を変換したい場合、四季報をみると「日本マクドナルドホールディングス」と掲載されているので「にほんまくどなるどほーるでぃんぐす」と入力し変換して下さい。「まっく」では変換できません。
同様にNTTは「にほんでんしんでんわ(日本電信電話)」、JR西日本は「にしにほんりょかくてつどう(西日本旅客鉄道)」で変換するといった要領です。
しかし、それではあまりにも使いにくいので多少融通が効くようにしてあります。以下にその例を説明します。
  1. 通称がある場合

    基本は四季報に掲載されている企業名(下の例では括弧内の名称)で変換ですが、 一部の企業では通称でも変換できる場合があります。

    ・通称の例
     ふるかわでんこう → 5801、古河電工 (古河電気工業)
     おりこ → 8585、オリコ (オリエントコーポレーション)
     がっけん → 9470、学研 (学習研究社)

  2. 省略されることが多い単語を含む場合

    「工業」「産業」「ホールディングス」「コーポレーション」等通常省略されることが多い単語は、 それを省略したよみ仮名でも変換できる場合があります。

    ・省略の例
     まつしたでんきさんぎょう → 6752、松下電器産業
     まつしたでんき → 6752、松下電器

     のむらほーるでぃんぐす → 8604、野村ホールディングス
     のむら → 8604、野村

    ただし、
     にほんきんぞくこうぎょう → 5479、日本金属工業
     にほんきんぞく → 5491、日本金属
    のように省略したばかりに別企業と同じ読み仮名になってしまっている場合もありますので注意して下さい。

  3. 英字を含む場合

    英字は原則として仮名で入力しますが、 ローマ字入力にしている場合英字のとおりタイプしても変換できる場合があります。

    ・英字の例
     けいでぃーでぃーあい → 9433、KDDI
     kっぢ(ローマ時入力でKDDIとタイプして変換) → 9433、KDDI

     えぬてぃてぃどこも → 9437、NTTドコモ
     んttどこも(同じくNTTDOKOMOとタイプして変換) → 9437、NTTドコモ

    なお、英字を仮名で入力する場合、例えば「D」ひとつとってみても「でぃ」「でぃー」「でー」などいろいろなよみ仮名が考えられ、 そのすべての組み合わせを網羅しているわけではないためうまく変換できないことも多いかと思います・・・(仕様検討中)。

  4. 「日本」を含む場合

    「日本」は「にほん」でも「にっぽん」でも変換できます。

    ・「日本」の例
     しんにほんせいてつ → 5401、新日本製鐵
     しんにっぽんせいてつ → 5401、新日本製鐵

  5. なぜか大文字の場合

    例えば「キヤノン」は「きのん」でも「きのん」でも変換できます。 他にも「シッター」等があります。

    ・なぜか大文字の例
     きやのん → 7751、キヤノン
     きゃのん → 7751、キヤノン

     さんわしやったーこうぎょう → 5929、三和シヤッター工業
     さんわしゃったーこうぎょうー → 5929、三和シヤッター工業

  6. 「ヴ」を含む場合

    「ヴ(vu)」は「ば」「び」「ぶ」「べ」「ぼ」でも変換できます。

    ・ヴの例
     ていくあんどぎにーず → 4331、テイクアンドギヴ・ニーズ
     ていくあんどぎにーず → 4331、テイクアンドギヴ・ニーズ

     のヴぁ → 4655、NOVA
     の → 4655、NOVA



動作環境

 動作確認はWindows XP + MS-IME2002で行っています。 辞書形式はMS-IME 2002用のシステム辞書です。これ以外のバージョンで使用できるかは不明です。


インストール

 IMEのメニューから「プロパティ」→「システム辞書 追加」にて行って下さい(辞書名隣のチェックボックスへのチェックもお忘れなく)。
このとき「学習結果をユーザー辞書に書き込む」へのチェックはしない方がよいかもしれません。 将来この辞書が新しくなったときにユーザー辞書に古い辞書での学習結果が残っていると両方混ざって変換できるようになってしまい使いづらくなります。
また辞書を追加するとき「署名なしプログラムのダウンロード」とセキュリティ警告がでるかもしれませんが、 署名の仕方がわからないだけですので心配しないで下さい。
IMEメニュー IMEプロパティ

ユーザー辞書に株式関連の単語を登録している場合

MS-IMEではユーザー辞書とシステム辞書の単語が重複する場合ユーザー辞書に登録されている単語が優先して変換されるらしく、 既にテキスト形式の株式上場企業辞書をユーザー辞書に登録してしまっている場合は今回のシステム辞書版の単語が変換候補に現れません。

現れるようにするためにはユーザー辞書から既に登録している古い株式上場企業辞書の単語を削除する必要があります。 IMEのメニューから「辞書ツール」→「ツール」→「テキストファイルで削除」を選択し、 以前に登録した株式上場辞書を使って削除して下さい。
もし既に登録している株式上場企業辞書が手元にない場合、下記より「株式上場企業辞書2003.11」をダウンロードし、これに含まれるテキスト形式の辞書で代用してください。これでほとんど削除できるはずです。

「株式上場企業辞書2003.11」(ユーザー辞書からの削除用に使用)
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/data/writing/dic/msime/ または
http://hp.vector.co.jp/authors/VA032966/


アンインストール

 IMEのメニューから「プロパティ」→「システム辞書 削除」にて行って下さい。


使用上の注意



著作権等

 このアーカイブに含まれる辞書はフリーです。 無償で自由に使用することができます。 ただし、この辞書の使用によって生じたいかなる損害に対しても一切責任を負うことはできませんので悪しからずご了承下さい。
再配布はオリジナルのアーカイブそのままを原則とし、変更箇所がある場合にはその内容を別途表示するようにして下さい。


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